忍者ブログ
北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
[284]  [279]  [278]  [276]  [272]  [271]  [270]  [269]  [268]  [267]  [266
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




連日TVから流れる震災関係のニュースは出来るだけ欠かさず見るようにしています。


今は何も出来ませんが、せめて今起きていることを記憶に焼き付けて、改めて世の中が落ち着いたときに問い直して後に伝えることが自分に出来るささやかな役目だと思っています。


昨日見たニュースの中で紹介されていた話ですが、茨城県大洗町で津波避難の防災無線を担当した19歳の消防士の方と上司の方の”ある機転”で、避難した人たち全員が無事に生還できたということを知りました。


その”ある機転”とは、津波がどんどん押し寄せる切羽詰まった状況を鑑みて、急遽マニュアルには無い命令形の口調で避難命令を出し続けたことです。


通常の避難指示における「高台へ避難してください」という言い回しよりも「避難命令、大至急高台に避難せよ」と強い口調で繰り返し訴え続けられるとより説得力と危機感が生まれます。


そうした強い命令に後押しされて住民の方々が高台へ避難して無事難を逃れた後、さらにもう一つ機転を利かせて、津波の第二波、第三波に警戒してそのまま高台に居続けるように繰り返しアナウンスし続けたことです。


今回の津波では第一波が襲来して引いた後、もう大きな津波は来ないだろうと一旦自宅に戻ったことで、第二波、第三波に襲われて命を落とした方たちが多数いたのだそうです。


しかし、こういったベストな対応をとることが出来て最善の結果をもたらされた事例はごくわずかでしょう。


地震当日、様々な立場で避難誘導に当たられていた方々が決してぬぐい去ることのできない悔いと自責の念に駆られて苦しまれていることをお察しします。


地震当日、南三陸町において同じように防災無線を担当されていた24歳の若い女性職員の方は、津波が目の前まで押し寄せてきていてもその場を離れず冷静なかけ声で避難指示を訴え続けました。


その女性職員の方は津波に巻き込まれ今でも行方不明のままです。


防災無線を聞いて、ただならぬ事態で在ることを察して高台に避難し間一髪で津波を免れた高齢者の住民は、女性職員の命がけの無線によって命を救われたと涙ながらに語っていました。


こういった数々の体験に触れても、感無量で言葉にならないという月並みな表現で結ぶほかありませんが、犠牲になった方々の命を無駄にしないためにも、教訓として心底考えて伝えていかなければならないと思いました。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ご来客数
ブログ内検索
プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
最新CM
[03/29 鈍行翼]
[03/29 北海道鉄道観光資源研究会 永山]
[07/14 鈍行翼]
[07/13 Mori]
[09/17 鈍行翼]
[09/13 神山卓也(リンク先は「美唄鉄道旧東明駅訪問記」)]
[10/15 鈍行翼]
[10/07 チョッパ]
アーカイブ
アクセス解析
フリーエリア
最新トラックバック
忍者ブログ [PR]