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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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RIMG8609.JPG昨日、今日と久しぶりに上條甲状腺内科まで行ってきました。

半年に一度の定期検査のためですが、半年近くサボっていたので実質一年ぶりです(^^A)

もう服薬もしていませんし、十中八九TSH低めの若干の亢進状態と結果は予測出来ます、ゆえに大した問題は無いのです。




昨日は午後三時来院、久しぶりということでいつもの血液検査だけでなく、上條先生自らの手によるエコー検査もありました。血液検査のために毎回注射を打たれますが、今日はベテラン看護婦さんで痛みはほとんど僅かにも感じること無くすばらしい腕前でした。上條内科の看護婦さんは皆注射が上手で今までに痛い思いをしたことはありませんが、今回の一刺しはダントツの上手さでした。あれほどの腕前を持ってすれば、寝ている患者さんに気付かれずに一刺しするのも可能かもしれません、、、必殺仕事人?

注射が終わるとすぐにとなりのエコー室へ、寝て待てと言われてベットの上で横になっていると、ややしばらくしても上條先生が来ません。そうやって待たされるのはいつものことです、ここは全国的に数少ない甲状腺専門病院ということでいつも大変な混雑です。機械の送風音だけがこだまする薄暗い小部屋の中で壁にかけられた数枚の絵画を見つめながら、うつらうつらとしばらく夢見心地でした。


それからだいぶたって、ようやく上條先生が現れました。エコー検査は甲状腺にある良性の腫瘍の経過を調べるためですが、結果は良好でした。待ち時間は長いですが検査は手早く終了、雑談の中で先生の手にかかればどんな腫瘍でも素早く判別出来ると自負しておられました、腕に相当な自信がお有りなようです(^^;)

先生が最近学会で積極的に発表しているテーマが甲状腺疾患とガンの発生率の高低との因果関係についてだそうで、一般的には甲状腺疾患があると特定のガンになり易いというのが定説だそうですが、先生はそういった関連は無いと見ているそうです。というのも、甲状腺疾患を持ったガン患者と、そうでないガン患者を正確に比較したデータがまだ無いそうで、根拠がないのに確定すことはできないという至極もっともなご意見でした。



ぼくとしては、ガンになったらなった時に考えればいいと割り切っているので、ぶっちゃけどっちでも良かったりするのですが~(爆) ⇒まだ起きてもいないことをクヨクヨ考えても仕方ありません。


でも、これまで遅々として進まなかった甲状腺疾患の研究が様々な角度から積極的に執り行われていることは喜ばしいことです。現時点では未解明なその根本原因について、そういった研究成果を積み重ねられることで、いずれは解明されることを一患者として期待しています。


検査後は本当に短い診察を終えて会計を済ませていざ帰宅。東西線に揺られ、新札からJHB新26番に乗って野幌10丁目で下車、歩いてすぐに家に着きます。

次の日も同じ時間、同じ行程で病院に到着、予約してあったので少し待つだけすぐに診察に呼ばれます。検査結果は案の定TSH若干低めの更新状態、甲状腺の活動はやや高めなので注意してくださいとのことです。


                            ★


これで健康になったと言い切れないところが甲状腺疾患を始めとする自己免疫疾患や、慢性疾患、精神疾患、難病を患う者の辛いところです。ぼくは社会的な活動を持続できる耐久性は無くしてしまったとはいえ、日常の生活をほとんど支障なく過ごすことができるだけでも幸せなことだと思います。今こうしている間にも、ぼくよりもはるかに辛い症状を抱えながら苦しんでいる人たちが沢山いると思うと、何だかいたたまれない気持ちになってきます。

甲状腺医療の判断では検査数値、すなわち血液中の甲状腺ホルモンの量が適正範囲内ならば回復したと見なします。でも実際には、適正値になって安定していながら症状が一向に回復しない人も沢山いますし、反対に検査数値は異常を示していても、症状は全く無く健康そのものという人もいます。こういったことが何故起こるのか、現時点では研究が始まったばかりで根本的な原因もその解決策も解っていません。


西洋医学は体の正常な状態に対して、問題となる部分とその症状を突き止めて、何らかの治療法を施すことでその問題となる部分を正常に戻すという発想です。でもそこには、人間の体の各部分が相互に働きあい、密接に関わりながらバランスをとって成り立っているという視点が欠けています。西洋医学がガンや白血病、内臓や血管の病気など、原因を一つに特定し易い病気に対しては絶大な治療効果を発揮するのに対して、先に上げた自己免疫疾患や精神病、難病など、環境や体の複数の部位の問題が複雑に絡み合って生じる病気に対しては根本的治癒に至らせることができないのはそのためです。そういった不可解で難解な慢性病に対しては対症療法に徹するか、漢方などの東洋医学や民間療法を頼りながらやり過ごすしか術が無いのが実情です。


                            ★


自分の病気と症状についての話に戻りますが、常に自律神経の調子が悪く、免疫が下がりがちで、すぐに炎症を起こしたり腹痛を伴う下痢も日常茶飯事、節々が常にこわばり神経痛が収まらずリューマチの一歩手前、代謝が鈍く体温調整が上手くできないため、熱い時でも汗が出なくてすぐにのぼせ気味になり寒いときはとことん冷え性、だいぶ緩和されてきたとはいえ気分の落ち込みが激しく、ひどい時は鬱状態に陥いる、むくみがひどく体が常に鉛のように重く疲労感が取れない、、、などなど、おまけに腎臓や肝臓、泌尿器の調子が悪いためか頻尿と排尿困難が時たまあるなど、もうじじいとしか言いようも無い有様で情けないやら恥ずかしいやらホント嫌になってきます・・・・。


それでもここ数年は目覚ましいくらいに症状が改善されてきました。それら一つ一つの症状はどれ一つも無くなってはいませんが、いずれも数年前の半分以下に落ち着いてきました。一番のポイントはやはり無理な負荷をかけないこと、その上でじっくり時間をかけて療養に専念出来ることが理想です。でも実際には、仕事や学業などと両立しなければならず、病気の治療にばかり専念出来ないことの方が多いと思います。病院の治療だけでは症状が収まらない場合は、まず別の病気を併発していないかどうか検査することが先決ですが、それでも何も見つからない場合は、自分で何とか対処法を見つけるしかありません。そのためには、まず第一に自分の体の状態をきちんと理解して決して他人(医者)まかせにしないことです。


自分の体の状態をある程度把握して管理出来るようになったあとは、出来る限り規則正しい生活習慣を身につけることが重要です。暴飲暴食はしない、添加物が多い加工食品や外食をなるべく控える、散歩や体操など心臓の負担にならない緩やかな運動をする習慣を身につける、体を冷やさないよう冷たい飲み物を出来るだけ飲まない、カビやホコリなどのアレルギーから悪化することもあるので部屋をこまめに掃除したり換気を良くする、タバコは厳禁、酒もほんの僅かに、などなど細かいことですが生活の基本を正すことでかなり症状を緩和することが出来ます。

また精神面でも前向きであることが一番重要です。ただし、これはあくまで経験則ですが、甲状腺疾患、それも特にバセドウ病など更新系の人はもともと積極的な人が多いようで、そういった人は知らないうちに頑張りすぎて無理が積もって悪化していたということもあるので、頑張り過ぎには要注意です。ぼくも一時期はそういう感じで、今振り返ってみるとかなりの無理をしていました。それがたたって、今では症状がより深刻化して長引く要因を自ら作っていたことに気がつきましたが、時すでに遅し後悔先に立たずです。

ぼくの辿ったパターンは反面教師ですが、何故そうなてしまったかというと、亢進状態が落ち着いた直後はそれまでの甲状腺ホルモンの過剰な作用のためか、疲れがほとんど感じないような、ずっとハイテンションでいられる状態が続いて、そのためにあらゆることを体の限界ギリギリまで頑張りすぎてしまったのです。でも、そうしたツケは後から何倍にもなって返ってきました。そして今は、上に述べたような症状がずーっと繰り返される体になってしまったのです。


                            ★


繰り返しになりますが、頑張りすぎにはくれぐれもご注意ください。それを予防するためには、自分の人生設計においてあまり欲張りすぎないことが寛容です。病気と上手く付き合って生きるということは、足し算の人生から引き算の人生に価値観を変えて行くということです。そして、一見、健康な人がするような足し算の人生から遠ざかることが侘しいことのように思われますが、多くの拘りや執着が自然に取れて人生で本当に必要で大切なことが何か見えてきますから、決して希望を見失うことはありません。ぼくはだいぶ遠回りをして、失うことも少なくなかったと思いますが、本当に大切なものは何一つ失っていないことに気付かされましたし、むしろそういった経験を積み重ねたことで、自分自身が持っている本当の可能性を見出すことが出来ました。まだ道の途上ですが、いつか現実のものにすることが出来ると確信しています。


駄文が長くなってしまったのでこの辺で終りにしたいと思いますが、今もバセドウ病をはじめ、甲状腺疾患と向き合いながら苦しんでいる人が、少しでもその症状が緩和して良い方向に向かうことを祈っています。

最後になりますが、長年の症状に苛まれることで自律神経が傷み、その歪みが体に蓄積されて症状をさらに増幅させることがあります。ぼくがそういった状態に陥いった時に、偶然知った十字式という整体にわらをもすがる思いで治療を受けに望みましたが、効果は劇的でした。ここ数年の改善の8割型は十字式の効果によるものです。病院の治療や検査では一向に回復しない場合は、騙されたと思って一度試して見ることをお勧めします。すべての人の症状を改善することを保証するものではありませんが、やってみる価値は充分にあるものです。



   十字式ホームページ  http://www.jujishiki.co.jp/


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相変わらず寒いです、、、こういう天気は身体に応えますし気分も塞ぎがちです。


甲状腺疾患を抱えている人は大なり小なり避けられないことですが、この果てしなく続くような疲労感も何とかして欲しいですね。


気温が極端に低い日や低気圧が近づいてくるといつもこうです、、、


もう数えきれないくらいに繰り返していることなので、今さらボヤいたところで何とかなるわけではないことは分かり切っているのですが。


でも、体の不調だけは何度繰り返しても慣れるものではありませんね。それでも何年か前は、こうしてPCに向かってボヤく余裕すら無かったわけですから、今は随分良くなったものです。


病気と向き合いながら治していくことは、とても時間がかかる長い道のりです。無理なく出来ることをしながら時間を無駄にせず、一方でどうにもならない時はジッと耐えながら待つ。それを辛抱強く繰り返しながら、少しづつ良くなっていくことを信じる、ただそれだけなんですけどね。人間の心というものなかなか思う通りにはならないものです、分かってはいてもしんどい時はしんどいものですね~。

今日はそんな浮かない気分の日ですが、自分のこれまでの病気の経過について、少し考えながら綴ってみたいと思います。

 
                            


今の自分の状態をつぶさに観察すると、体は疲れてしんどい筈なのですが、頭の方は逆に(変に?)冴え渡って次から次へと思念が湧いてきては何かを形作って休むことを知らないところがあります。ゆえに365日、起きている時間は、時には寝ている時も何らかのことを考え続けているという、我ながら実にやっかいな性分を抱えていると思います。


それはすでに病気ではないかと思われるかもしれませんが、それで今まで特に問題も無くバランスが取れてますし、別に支離滅裂な妄想やもはや誰にも理解不能なことを考えているわけでもありません(^^;)


たしかに、ぼくは精神にも少なからぬ影響を与える病気を患っていますから、その分ではたしかに病気なのですが、経験則としてここまでがセーフ、この線を超えたらアウト!という境界がはっきり分かります。


それはあくまで、ぼくが長年自分の病気と向きあってきた主観的な経験による判断なのですが、そこから人間の心と体の関係について、おぼろげながら分かってきたことがあります。でも、ぼくはその道の研究家ではないので、それらを具体的にかつ的確に説明することが難しいです。

何よりもぼく自身の病気が沈静化してきたとはいえまだ現在進行形ですし、もう少し時間が経って自分自身の症状や過去の経過についてもっと冷静に振り返られる余裕ができたときに、今よりもはっきりと分かりやすくまとめることが出来ると思います。以下に、現時点で思いつく限りのことをまとめてみました。


                            


一般的にストレスによって心身に負担が溜まりすぎて何らかの病気になると言われています。ストレスが体や心の不調に多大な影響を及ぼし病気の原因になっていることは間違いないと思います。しかしここで単純にストレスを絶対悪視してそれさえ取り除けば健康になれるという考え方には大変な落とし穴があります。

ストレスを貯めすぎれば病気になります、そこでストレスを溜めないように常にストレス解消を心がけます。でも、それはストレスを刺激で紛らわすことを繰り返すことで脳に依存耐性を形成し、ストレスに対する刺激の要求を徐々に高めていきます。そして限度を越えてしまうと依存症という病気になります。また、そういった極端な状態になる前に、加齢などで体力が減少しているのに刺激を求める行動が逆に増加して、気がつかなういうちに心身の負担がたまり病気になることもあります。


単純に言えばバランスが大事ということになりますし、多くの場合はそれで十分です。でも実際にそういった病気になった場合やその予備軍に入ってしまった場合は、もう少し突き詰めてか考える必要があります。上に書いたことは薬の依存耐性にもあてはまります。症状を改善したり、その原因を排除する理論だけで睡眠薬や向精神薬を使用し続けると、その時は改善しても長く使用するうちに依存耐性が出来て、服用量を増やすかより強力な薬を使わなければ効かなくなり、やがては全く効かなくなってしまいます。こういった問題を現在の医療では、ほとんど解決することができていません。


                            


ぼくは病気が一番ひどかった時に、主の甲状腺疾患のみならず様々な症状に悩まされていました。それらを何とか改善しようといくつもの病院を掛け持ちして、様々な薬を服用していましたが、どれもみな気休めのようなものに過ぎず、それを数年間も続けていましたが、かえって体調は悪化してしまいました。その時に、もう薬や医者に頼ることはやめて自分の責任で自分の健康を管理しようと決心しました。(※ここで誤解なきように補足しますが、ぼくは現在の治療法を全否定したり、病院にかかることを辞めるべきなどと主張するつもりは全くありません。あくまでも、ぼくは自分の病気に対してそういう選択をしたという事実と、病気は決して画一的なものではなく、一人一人の症状や過程、環境にあわせてケースバイケースに判断する必要があることを述べているだけです。)


そうしてから体に蓄積された薬がほぼ抜けきって落ち着くまで、さらに数年の月日をようして今に至ります。そういった前後の長い過程の中で、病気や健康にどう向き合って直接何をするか以上に大切な事があることに気がつきました。それは、自分のこれまでの人生と心の在り方について、とことんまで向きあって理解することです。ぼくは何年もかけて、新旧の作家、哲学、仏教、聖書、はてはスピリチュアルにいたるまで、自分の心が求める書物を読んで学び、自分が納得いくまで答えを求め続けました。その過程の中で、それまでは理解していなかった自分の一面や、知ることの叶わなかった人として大事な知識を一つ一つ会得することができました。


そうしたことと関連づけながら、病気というものを見つめ直してみると、単にストレスやその原因、治療法というだけに留まらず、自分の人生や心の在り方に密接に関係していることが見えてきました。でも、ここで要注意なことは、宗教や哲学、その他あらゆる思想それ自体が救いになることは無いということです。また、そういった知識を得たことで、自分が特別な存在になったかのように思い上がったり、全ての事物を理解して自分の考え一つで見なせるようになったなどと思い違いをする危険性があります。ぼくがそういった考え違いに陥ると、その結果は全て自分自身の苦しみや痛みとなって即座に返ってきたことは幸せなことでした。本当に大切なことは、自分を支え守ってくれる身近な人の存在とその愛です。ぼくを傲慢と孤独の淵から引っ張り上げてくれた者は、そういった身近な人達を通して届けられる愛の存在以外に思いつきません。


古今東西のあらゆる良い宗教、思想、哲学、作家の言霊はそういった愛の実在を知る道程を指し示すための手引書なのだと思います。ぼくは最初から愛など求めていたわけではありませんでした。ただ嘘偽りの無い真実が知りたかっただけです、それがたとえ自分にとってどんなに都合が悪く苦しい事実だったとしても。それを求めてぼくは自分が気が済むまで葛藤することができました。そして、その長く苦しくも幸せに満ちた青春を通り抜けて、今では何かと抗いながら迷う必要もなくなりました。あとは自分の人生を小さくともどこかで活かし切ることだけです。具体的には、ぼくが知り得た全てのことを今取り組んでいる創作活動を通して、それを必要としている人に伝えることです。そして、そのことを通して自立できることが最終目標です。今まで散々苦労をかけた両親に早く恩返しできれば、これほど幸せなことはありません。


                            


思いがけず長文になってしまいましたが、頭に溜まった思念や心にこもった思いを、ここに吐き出すことができてスッキリしました(^^)

どんなに気持ちがあっても、現実は依然、先行き不透明なままですが、たとえどんなに厳しい現実が待ち受けていようとも、あくまで前向きに自分を信じ切れるかどうかです。

来る日も、来る日も考え続けて、もはや頭の中はブッ壊れる寸前ですが、そのブッ壊れ気味の頭でも何とか創作を続けていこうと思います(爆)


まずは、自分の創作のスタンスを確立する雛形を完成させることが当面の目標です~。


駄文、長文、最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m



IMGP9127.JPG昨日、今日と半年に一度の甲状腺の検査のために札幌の大通にある上條甲状腺内科まで行ってきました。昨日は採決、今日は結果を聞いて終りという5分で終わるような単純な診察です。しかし、甲状腺専門病院というものは道内でも数えるほどしかなく、待合室はいつも患者でごった返しています。




もうかれこれ十年近くお世話になっていますが、当初は投薬治療を行い三年ほど前からは自分の意思で薬を飲むのを止めさせてもらいましたので今は全くのシラフ状態です。今回の検査の結果も予想通り、甲状腺ホルモン値は正常範囲内、TSHはやや低めで若干の亢進気味というものでした。甲状腺に関しては無理をしなければほぼ問題なし、ただし体調に関しては実感として決して良いものではありません。

長期間の投薬で上がった甲状腺ホルモン値を下げ続けることによって正常値へ戻すことが治療の主たるものですが、これによって甲状腺の状態は改善しましたが体調や体力は反比例するように悪化しました。具体的に上げると、自律神経失調症、慢性疲労症候群、免疫低下による何らかの感染症、不眠症、集中力と記憶力の低下、ひどい時はうつ症状など細かいものを入れればまだまだ多彩な症状が出てきます。これらは甲状腺疾患の個人的な付帯症状と見なされますから、症状を訴えて他院を紹介されても対症療法に徹するだけであまり積極的な治療は施されませんでした。

そういった症状のあまりのひどさに耐えかねて、それぞれの症状にあった病院を紹介してもらい、一時期は一月に3~4つも病院に通って何種類も薬を処方されましたが、良くなるどころかかえって体調を崩す始末でした。鉛のように重くなった体を引きずりながらいくつも病院に通い続けてかえって疲労困憊してしまいましたし、医療費や交通費は雪達磨式に増え続けて、もはや何のために病院に通い続けているのか分からなくなってしまいました。

それで開き直って一切の薬を止めて、今のように病院は検査だけとし後は食事や運動、民間療法に頼りながら自分で体調を管理するようにしています。それで体調が完全に良くなるわけでは無いですが、少なくとも病院通いの薬漬け生活を送っていたときよりは地獄から天国の入口くらいに良くなりました。ぼくは現代の医療を全否定する気はありませんが、それだけを信じ切って人間の体と健康をゆだねることには否定的です。特に、ぼくが患っている甲状腺疾患を含む自己免疫疾患や精神疾患、難病、重度の自律神経失調症や慢性疲労症候群など慢性病と呼ばれる病気については、その原因や治療法が確立されていないものがほとんどです。

甲状腺疾患についても一般に治療法が確立されたことになっていますが、これは1970年代に一応宣言された古い考えで、甲状腺の数値を正常に保つ=健康状態と見なせるというシンプルな考え方に基づくものです。でも実際には≠な場合も多いのです、長年の甲状腺の変調や強い薬の服用によって体の他の器官や免疫、神経といったものに深刻な影響を与える可能性は否定できないとぼくは思います。実際に、上のような症状を含む重い後遺症を患うことになった患者は、それら全てを個人差による症状で片付けられてあとは各自耐え忍ぶしかないというのが現状です。

近年、こういった慢性疾患や難病についても多様な研究が行われるようになり、日々新しく進んだ見解も示されるようになってきたようです。でもそれらは個々の症状についてようやくしっかりと目を向け始めたというレベルで根本原因の解明や完全な治療法の確立には程遠いものです。ぼくのように今まさに病を患っている者にとっては、いつ解明されるとも分からない医療の研究成果をただ待ち望んでいるというわけにはいきません。自分自身の病といかに向き合い、上手く付き合っていくかを考えながら日々活路を探し出していくしかありません。
 

今日は先月から行っていた心臓の検査の結果を聞きに札幌の東徳洲会病院へ早起きして行って来ました。結果からお話しすると予想通り特に問題ありませんでした、それはさておき体調は相変わらず斜め下向きで今日は本当にしんどかったです。積もり積もった疲れがピークに達していて頭ももうろうとしていたのかちょっとありえないようなヘマをやらかしてしまいました。

大したことではないのですが、新札幌から地下鉄に乗って最寄の新道東駅で降りるときウィズユーカードの残高が足りなかったため清算機にカードを入れました。ところが、機械にカードを入れたっきりうんともすんとも反応しません。取り消しボタンを押してもカードが出てきません、そこで連絡ボタンを押して駅員さんを呼び機械を開けて中から取り出してもらったのですが、駅員さんがいくら探してもカードが見当たりません。どこかに消えてしまったのかな~と煙に包まれたような心持でいると駅員さんがぼくの足元にカードが落ちているのを発見して取ってくれました。つまり、機械に入れたつもりで床に落っことしていたのです(汗)

ハズカシィーーを通り越して自分でもあっけに取られてしまいました、高齢者が良くやる間違いの典型パターンです。われながら情けないやらおかしいやら、、、でも確かに機械に入れた映像の記憶があるのです、あまりの疲労感によって見てないものまで見ていたように幻覚でも起こしていたのでしょうか?でも、ひょっとしたら駅員さんが機械と悪戦苦闘しているときにカードがポロッと落ちたのかもしれません、そうだったらまだ救いがあるんですがねぇ~(^^A)

このあと病院にいって診察の手続きにも手こずって危うくヘマをしそうになり、診察が終わって会計に向かうときも会計表をもらい忘れるなどもうボロボロでした。ここの病院は会計を済ませた後、清算はATMのような機械で行います。窓口よりも待ち時間が圧倒的に短いのは便利なのですが、その機械の案内の声が妙にねっとりした萌え系?の声でお金を払って領収書を貰ったあと「お大事にぃ~」とねっとり語りかけられて送り出されます(笑)。なんか病院にいって病気を見てもらったあとに、機械から「お大事にぃ~」と言われて去るのは何とも薄ら寒いというかやるせない気分にさせられます、、、まるで今日一日のダメ押しを食らったような心持です。最新技術による効率化も時にこういった微妙な違和感を醸し出しているものですね、なんかもうちょっと人間の情緒を大事にして欲しいものです。ただ機械の声は微妙にウケるトーンでナイスですが


RIMG7509.JPG最近どうも体調が思わしくありません、、、

雪かきや重いものを持ち上げたり駅で列車に乗る際に階段を駆け上ったりすると、動悸がして胸が重くなるのです。

しかも一度そうなると数日間続き安静にしてようやく元に戻ります。以前、近所の病院で心臓の検査をしたときに若干肥大のけがあるかもしれないといわれていたので、この際はっきりするために再度検査を受けることにしました。

そこで札幌圏で心臓カテーテル治療件数NO.1の札幌東徳洲会病院まで行ってきました。


高校を卒業してから、普通の人よりも人生のスケジュールが遅れることは覚悟していましたが、やはりじっとしてはおれず半年もしないうちに受験勉強を始めアルバイトも始めました。でもこれがある意味で最終的に自分自身に止めを刺すことになってしまいました、頭では分かっていてもやはり焦っていたのだと思います。この時期は甲状腺の数値も安定していましたが、実際には高校に行っていた時よりも体調は優れませんでした。この間に小学校時代の恩師に紹介されて北海道で唯一の甲状腺専門の個人病院に掛かるようになり、無理をしなければ普通の人と変らない行動をしても良いという判断を受けました。それでも体調が思わしくないのは自分の精神的な弱さであり病気に甘えているのだという認識で無理に身体を鍛えようとしたり、ほとんど集中できない状態にもかかわらず受験勉強を続けました。

そんな生活も3年が限度でした、アルバイトも身体が持たずにすぐ辞めましたし勉強は意地で続けていましたが全く実にならず、体調もこれまでにないくらいに悪くなりとうとう甲状腺の数値も上がり再発状態に陥りました。このときは本当にどん底だったと思います、これまで無理に無理を重ね何事も精神論で乗り切ろうとしてきましたが、現実はそんな浅はかな考えが通用するほど甘いものではないことを思い知らされました。

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HN:
鈍行翼
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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