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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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RIMG8609.JPG昨日、今日と久しぶりに上條甲状腺内科まで行ってきました。

半年に一度の定期検査のためですが、半年近くサボっていたので実質一年ぶりです(^^A)

もう服薬もしていませんし、十中八九TSH低めの若干の亢進状態と結果は予測出来ます、ゆえに大した問題は無いのです。




昨日は午後三時来院、久しぶりということでいつもの血液検査だけでなく、上條先生自らの手によるエコー検査もありました。血液検査のために毎回注射を打たれますが、今日はベテラン看護婦さんで痛みはほとんど僅かにも感じること無くすばらしい腕前でした。上條内科の看護婦さんは皆注射が上手で今までに痛い思いをしたことはありませんが、今回の一刺しはダントツの上手さでした。あれほどの腕前を持ってすれば、寝ている患者さんに気付かれずに一刺しするのも可能かもしれません、、、必殺仕事人?

注射が終わるとすぐにとなりのエコー室へ、寝て待てと言われてベットの上で横になっていると、ややしばらくしても上條先生が来ません。そうやって待たされるのはいつものことです、ここは全国的に数少ない甲状腺専門病院ということでいつも大変な混雑です。機械の送風音だけがこだまする薄暗い小部屋の中で壁にかけられた数枚の絵画を見つめながら、うつらうつらとしばらく夢見心地でした。


それからだいぶたって、ようやく上條先生が現れました。エコー検査は甲状腺にある良性の腫瘍の経過を調べるためですが、結果は良好でした。待ち時間は長いですが検査は手早く終了、雑談の中で先生の手にかかればどんな腫瘍でも素早く判別出来ると自負しておられました、腕に相当な自信がお有りなようです(^^;)

先生が最近学会で積極的に発表しているテーマが甲状腺疾患とガンの発生率の高低との因果関係についてだそうで、一般的には甲状腺疾患があると特定のガンになり易いというのが定説だそうですが、先生はそういった関連は無いと見ているそうです。というのも、甲状腺疾患を持ったガン患者と、そうでないガン患者を正確に比較したデータがまだ無いそうで、根拠がないのに確定すことはできないという至極もっともなご意見でした。



ぼくとしては、ガンになったらなった時に考えればいいと割り切っているので、ぶっちゃけどっちでも良かったりするのですが~(爆) ⇒まだ起きてもいないことをクヨクヨ考えても仕方ありません。


でも、これまで遅々として進まなかった甲状腺疾患の研究が様々な角度から積極的に執り行われていることは喜ばしいことです。現時点では未解明なその根本原因について、そういった研究成果を積み重ねられることで、いずれは解明されることを一患者として期待しています。


検査後は本当に短い診察を終えて会計を済ませていざ帰宅。東西線に揺られ、新札からJHB新26番に乗って野幌10丁目で下車、歩いてすぐに家に着きます。

次の日も同じ時間、同じ行程で病院に到着、予約してあったので少し待つだけすぐに診察に呼ばれます。検査結果は案の定TSH若干低めの更新状態、甲状腺の活動はやや高めなので注意してくださいとのことです。


                            ★


これで健康になったと言い切れないところが甲状腺疾患を始めとする自己免疫疾患や、慢性疾患、精神疾患、難病を患う者の辛いところです。ぼくは社会的な活動を持続できる耐久性は無くしてしまったとはいえ、日常の生活をほとんど支障なく過ごすことができるだけでも幸せなことだと思います。今こうしている間にも、ぼくよりもはるかに辛い症状を抱えながら苦しんでいる人たちが沢山いると思うと、何だかいたたまれない気持ちになってきます。

甲状腺医療の判断では検査数値、すなわち血液中の甲状腺ホルモンの量が適正範囲内ならば回復したと見なします。でも実際には、適正値になって安定していながら症状が一向に回復しない人も沢山いますし、反対に検査数値は異常を示していても、症状は全く無く健康そのものという人もいます。こういったことが何故起こるのか、現時点では研究が始まったばかりで根本的な原因もその解決策も解っていません。


西洋医学は体の正常な状態に対して、問題となる部分とその症状を突き止めて、何らかの治療法を施すことでその問題となる部分を正常に戻すという発想です。でもそこには、人間の体の各部分が相互に働きあい、密接に関わりながらバランスをとって成り立っているという視点が欠けています。西洋医学がガンや白血病、内臓や血管の病気など、原因を一つに特定し易い病気に対しては絶大な治療効果を発揮するのに対して、先に上げた自己免疫疾患や精神病、難病など、環境や体の複数の部位の問題が複雑に絡み合って生じる病気に対しては根本的治癒に至らせることができないのはそのためです。そういった不可解で難解な慢性病に対しては対症療法に徹するか、漢方などの東洋医学や民間療法を頼りながらやり過ごすしか術が無いのが実情です。


                            ★


自分の病気と症状についての話に戻りますが、常に自律神経の調子が悪く、免疫が下がりがちで、すぐに炎症を起こしたり腹痛を伴う下痢も日常茶飯事、節々が常にこわばり神経痛が収まらずリューマチの一歩手前、代謝が鈍く体温調整が上手くできないため、熱い時でも汗が出なくてすぐにのぼせ気味になり寒いときはとことん冷え性、だいぶ緩和されてきたとはいえ気分の落ち込みが激しく、ひどい時は鬱状態に陥いる、むくみがひどく体が常に鉛のように重く疲労感が取れない、、、などなど、おまけに腎臓や肝臓、泌尿器の調子が悪いためか頻尿と排尿困難が時たまあるなど、もうじじいとしか言いようも無い有様で情けないやら恥ずかしいやらホント嫌になってきます・・・・。


それでもここ数年は目覚ましいくらいに症状が改善されてきました。それら一つ一つの症状はどれ一つも無くなってはいませんが、いずれも数年前の半分以下に落ち着いてきました。一番のポイントはやはり無理な負荷をかけないこと、その上でじっくり時間をかけて療養に専念出来ることが理想です。でも実際には、仕事や学業などと両立しなければならず、病気の治療にばかり専念出来ないことの方が多いと思います。病院の治療だけでは症状が収まらない場合は、まず別の病気を併発していないかどうか検査することが先決ですが、それでも何も見つからない場合は、自分で何とか対処法を見つけるしかありません。そのためには、まず第一に自分の体の状態をきちんと理解して決して他人(医者)まかせにしないことです。


自分の体の状態をある程度把握して管理出来るようになったあとは、出来る限り規則正しい生活習慣を身につけることが重要です。暴飲暴食はしない、添加物が多い加工食品や外食をなるべく控える、散歩や体操など心臓の負担にならない緩やかな運動をする習慣を身につける、体を冷やさないよう冷たい飲み物を出来るだけ飲まない、カビやホコリなどのアレルギーから悪化することもあるので部屋をこまめに掃除したり換気を良くする、タバコは厳禁、酒もほんの僅かに、などなど細かいことですが生活の基本を正すことでかなり症状を緩和することが出来ます。

また精神面でも前向きであることが一番重要です。ただし、これはあくまで経験則ですが、甲状腺疾患、それも特にバセドウ病など更新系の人はもともと積極的な人が多いようで、そういった人は知らないうちに頑張りすぎて無理が積もって悪化していたということもあるので、頑張り過ぎには要注意です。ぼくも一時期はそういう感じで、今振り返ってみるとかなりの無理をしていました。それがたたって、今では症状がより深刻化して長引く要因を自ら作っていたことに気がつきましたが、時すでに遅し後悔先に立たずです。

ぼくの辿ったパターンは反面教師ですが、何故そうなてしまったかというと、亢進状態が落ち着いた直後はそれまでの甲状腺ホルモンの過剰な作用のためか、疲れがほとんど感じないような、ずっとハイテンションでいられる状態が続いて、そのためにあらゆることを体の限界ギリギリまで頑張りすぎてしまったのです。でも、そうしたツケは後から何倍にもなって返ってきました。そして今は、上に述べたような症状がずーっと繰り返される体になってしまったのです。


                            ★


繰り返しになりますが、頑張りすぎにはくれぐれもご注意ください。それを予防するためには、自分の人生設計においてあまり欲張りすぎないことが寛容です。病気と上手く付き合って生きるということは、足し算の人生から引き算の人生に価値観を変えて行くということです。そして、一見、健康な人がするような足し算の人生から遠ざかることが侘しいことのように思われますが、多くの拘りや執着が自然に取れて人生で本当に必要で大切なことが何か見えてきますから、決して希望を見失うことはありません。ぼくはだいぶ遠回りをして、失うことも少なくなかったと思いますが、本当に大切なものは何一つ失っていないことに気付かされましたし、むしろそういった経験を積み重ねたことで、自分自身が持っている本当の可能性を見出すことが出来ました。まだ道の途上ですが、いつか現実のものにすることが出来ると確信しています。


駄文が長くなってしまったのでこの辺で終りにしたいと思いますが、今もバセドウ病をはじめ、甲状腺疾患と向き合いながら苦しんでいる人が、少しでもその症状が緩和して良い方向に向かうことを祈っています。

最後になりますが、長年の症状に苛まれることで自律神経が傷み、その歪みが体に蓄積されて症状をさらに増幅させることがあります。ぼくがそういった状態に陥いった時に、偶然知った十字式という整体にわらをもすがる思いで治療を受けに望みましたが、効果は劇的でした。ここ数年の改善の8割型は十字式の効果によるものです。病院の治療や検査では一向に回復しない場合は、騙されたと思って一度試して見ることをお勧めします。すべての人の症状を改善することを保証するものではありませんが、やってみる価値は充分にあるものです。



   十字式ホームページ  http://www.jujishiki.co.jp/


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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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