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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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RIMG8667.JPG今日は約一年ぶりに野幌森林公園内を散策しました。

去年は、DD貨物の撮影後に自転車で寄り道程度に行っただけですから、ゆっくり散策するのは数年ぶりです。

写真は森林公園の表玄関とも言える大沢口の様子ですが、好天の日曜日とあって散策客でかなりの混雑ぶりでした。





RIMG8691.JPG園内は高くそびえる木々のおかげで直射日光が遮られて、程よい気温に保たれています。

周囲からは早くも夏の到来を知らせる蝉の鳴き声や、野鳥のさえずり、キツツキのドラミング、鶯の鳴き声、姿は見えませんがフクロウの鳴き声も聞こえました。






_IGP4463.jpg大沢口から森には入ると、すぐに三叉路に行き当たります。

今日は無かって左の桂コースを進むことにしました。

しばらく単調な森の中を進みますが、沢筋の谷へカーブしながら下った先に、細く長く一直線にそびえ立つ一本のカツラの大木が目に入ります。

ぼくはこの木が大好きです。去年以来、一年ぶりですが今年も会いに来ることができました。日陰の沢筋から、一本真っ直ぐ天に向かって伸びる佇まいに、何とも言えない気品を感じます。






RIMG8708.JPG真下から眺めると、その大きさに驚かされます。

遠くから見ると細長い印象を受けますが、近くで見ると幹は太くてガッシリとしています。

高さはどの位なのか見当がつきませんが、3~4F建てのビルくらいはあるかもしれません。樹齢はおそらく数百年単位なのでしょうね。




_IGP4467.jpgカツラの木に近いうちの再開を祈願して先へ進みます。

するとこれまた立派な大木であっただろう大きな切り株に出会います。原始林と呼ばれる野幌森林公園でも、こうした太古の自然から存在した大樹は、大沢口付近や一部の沢筋などに点在するだけで、あとはほとんど伐採した後の人工林なのだそうです。




_IGP4478.jpgぼくが住む野幌の住宅街も元々は原始林の一部でした。わずか150年前には、北海道中がこの原始林のような深い森に包まれていたわけですから、人間がもたらした変化の大きさについて考えさせられます。

足元に目を向け直すとこんな可愛い花々が顔を除かせていました。




RIMG8720.JPG三つのコースが再び合流する大沢園地までたどり着き、ここから大沢コースに入って大沢口に戻ります。

大沢コースは中央の一本道で比較的に景色は単調です。途中、駐蹕之碑に寄り道したので2km強ほど歩いて大沢口に戻りました。全行程約4kmほどでしたが、道の途中ごとに、去年デジ一デビューを果たしたおやじの撮影に付き合いながらだったので、じっくり時間をかけた散策になりました。




_IGP4502.jpg実は、今日はじめて森林公園内でフクロウを実見することが出来ました。

車で大沢口に到着して、満車状態の駐車場に何とか一台分のスキマを見つけて無事駐車。降りてさっそく園内に入ろうとするとき、横で何やら人だかりが出来ていました。

一足先に輪に加わっていた母が手招きして呼ぶので行ってみると、数人のカメラマンの方たちが、立派な三脚にごっつい望遠レンズをくくりつけて、森にめがけて一斉に砲身を向けています。そのうちの一人の方が望遠鏡がわりにとファインダーを自由に覗かせてくれたので、見てみるとフクロウの幼鳥が枝の上に佇んでいました。


その方の三脚の横から角度を割り出し、手持ちの望遠レンズで何とか写しとったのが左の一枚です。画面中央の木々の枝葉の合間に小さく写っているのがフクロウです。


_IGP4502-1.jpg頑張って切り出し拡大したのがこちら。思ったよりもちゃんと写っていました。帰ってから確認すると、何気にカメラ目線なので笑ってしまいました~(^^)

どうやら巣立ったばかりの幼鳥のようです。近くでは数羽のフクロウの声が聞こえましたから、きっと親鳥が呼んでいたのかもしれませんね。




最初はカメラのファインダー越しにしか見えませんでしたが、慣れてくると肉眼でも小さく確認することが出来ました。母もフクロウを見れたことがよほど嬉しかったらしく、同じく通りかかったおばさんと一緒にはしゃいでいました。

森林公園に来るのは、かれこれかなりの回数にのぼりますが、フクロウを実見出来たのはこれが初めてでした。望遠レンズ越しに見えるその仕草はやっぱり可愛いですね。もちろん野生動物ですから、弱肉強食の厳しい掟がそのバックグラウンドにあるのですが、何とも愛嬌のある仕草です。

今日は、森の神様の使いとも言えるフクロウに会うことが出来て運の良い一日でした。それにしても、野幌森林公園の中で日々、野鳥を追いかけているカメラマンの方々はすごいですね。へたをすると数百万円単位の機材もすごいですが、あれだけ広い森林公園の中でフクロウやクマゲラなどの貴重な野鳥の存在を探し当てて、木々のほんの僅かな隙間を見つけてカメラに収めるわけですから、とてもにわか撮り鉄には真似できません。

今日は運良く、そういった方々が探し当てたアングルを使わせていただけたので、小さいとはいえ自分のカメラに収めることが出来ました。


 [メモ] 今日使ったレンズとカメラは、S-M-C TAKUMAR 28mmF3.5、S-M-C TAKUMAR 135mmF3.5、コンパクトはGX-8+ワイコン。



散策するときに重い望遠レンズは嵩張るので、持っていこうかどうか迷ったのですが、森林公園内は野鳥の宝庫なので一応、一番軽くて小さいタクマー135mmを持って行きました。それが功を奏したわけですが、フィルム200mm換算では全然足りませんでした。我が家で一番長い、リケノン200mm+テレコンでも普通の300mmズーム相当、換算450mmなのでまだ足りませんね。野鳥撮影に500mm以上の百万円前後するレンズが何故必要か、実地で理解出来ました。ネイチャー撮影にはホントお金がかかりますね~(笑)

また、ファインダーを覗かずにライブビューを使用してケーブルスイッチを握りながら高速連射で撮影されている方もいました。C社から最近登場したAPSハイエンド機+白レンズの組み合わせでしたが、野鳥撮影ではこういった付加機能の高さによるアドバンテージは大きいなと思いました。

各社純正の新車が買えそうな超望遠でなくとも、シグマから実用的でコストパフォーマンスの高い500mmズームが出ています。いつかそのくらいのレンズを持てたらイイのになぁ~と思いますが、今のところ夢のまた夢でございます~Orz

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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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