北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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一昨日、札幌に出たさいに東急百貨店の7Fにある中古カメラ店へ寄ってきました。
小規模ながら中古カメラ市が開かれていて、ジャンクワゴンがあったので中を覗いてみると、左のタクマーレンズがカビあり現状渡しで2,000円でありました。
マルチコート化された後期生産型のS-M-Cタクマー35mmF3.5です。
キャップをとってレンズを覗いてみると、前玉はホコリで汚れ後玉にはうっすらとカビが生えていました。
次にピントリングや絞りの動作確認を行いましたが、こちらはスムーズで問題ありません。
これはオーバーホールして清掃すれば使えると判断してうちに連れて帰ることにしました。
うちに帰って、まずは分解する前にレンズ表面をレンズクリーナーと無水エタノールで磨きました。
そうすると、前玉の汚れと後ろ玉のカビはキレイさっぱり落ちて中はクリアーな状態が確認できました。
どうやら分解して中まで清掃する必要は無かったようです。
外装の汚れも落とすと、小さなキズなどはありますが写真のような姿を取り戻しました。
早速、うちの日陰庭に咲き始めたルピナスで試し撮り。
控えめですがクセのない画質です。
35mmレンズはデジタル換算53mmでちょうど標準レンズの画角になります。
これまで目で見たままの画角で撮れるレンズを持っていなかったので、ファインダーを覗くと新鮮な感じがします。
タクマーレンズは高度経済成長の時代に一眼レフカメラが一般庶民にも普及する過程で本体と共に大量生産されたレンズです。
現在でも中古市場に大量に出回り、最も容易に手にすることの出来る”使える”ヴィンテージレンズです。
驚くのはその品質と耐久性の高さで、作られてから40年近く経つにも関わらずコーティングの劣化もほとんど見られず金属製の筐体ともども全くガタが来ていないということです。
現在のデジタル専用レンズは画質、機能とも比べようもないほど進化していますが、耐久性という点においては10年もてばいいとさえ言われています。
タクマーレンズが発売されていた当時、普及してきたとはいえ一眼レフカメラもレンズも一般人の収入に対してまだまだ高価なモノだったでしょうから、作る方も持ち主の手に渡れば長く財産となるような物作りを目指していたのでしょう。
対して現在の物作りは消費サイクルを早めて経済効率を上げることに重点をおいた耐久消費財として作られたモノばかりです。
そろそろ、そういった過剰な消費サイクルにそった物作りも改めるべき時が来ているのではないかと思うのですが。
やっぱり高いお金を出して買ったものは長く愛着を持って大事に使えるほうが良いんじゃないかとぼくは思います。
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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
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