北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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福井県の大飯原発1号機で緊急炉心冷却装置関連の機器にトラブルが起きたために手動で原子炉を停止、運転再開に向けた国の最終試験実施見送りを決めました。
一方で北海道の泊原発3号機は運転再開原発第一号に向けて国の最終試験を受ける方向で準備が進んでいます。
今日の朝刊一面に運転再開を容認する発言と共に載っていた高橋知事の自信なさげな表情を見ていると少し心配になってきます。
本音では原発の運転再開と安全保障について自信を持って決断できるトップやリーダーは現状では殆ど誰もいないと思います。(でも全責任はトップやリーダーにあることに変わりはありません)
これまで電力業界から多大な支持を受けてきた立場から容認姿勢をとらなければならないのでしょうが、それならば絶対に安全を確保できるという具体策と確信を持って約束してほしいと思います。
こういった良くも悪くも決断を下さなければならないときに、国や企業など他の誰かに判断をゆだねて避けるような曖昧な態度で臨むと往々にして良からぬ結果を招きやすいことは歴史が証明しています。
今、時代は大きく変化する方向に流れようとしています。
こういった時期に変化を拒むような方向へ働きかけると、時代の大きなうねりに逆らうことになり望まぬ結果が生じやすくなります。
それはいつの時代も変わらない歴史の法則です。
現状の社会を見渡すと、この大きく変化しようとする時代の趨勢に後押しされている動きに対して、これまで通りの現状を維持したい勢力が立ちはだかり何とかして押し返そうとしている構図が見て取れます。
その対立の最中で常に翻弄され右往左往しなければならないのがぼくたち一般庶民です。
ぼくたちフツーの庶民にとって大事なことは、そういった流れをしっかり把握しながらも、そのどちらにも肩入れしすぎずに荒波を乗り越えて無事にやり過ごすことです。
ただはっきりしていることは、時代が大きく変わろうとする流れを人間の力だけで食い止めることは決して出来ないということです。
必ず古い勢力と枠組みは去って行きます。
必ず新しい考え方と行動をとる者たちが取って代わります。
ただ一つここで注意しなければならないことは、単純に新しい者が善で古い者が悪ではないということです。
これも歴史から学び取れることですが、古い者の中にも善と悪があって、新しい者の中にも善と悪が存在するということです。(あるいは悪の中にも善、善の中にも悪があると言いかえることが出来ると思います)
当然のことながらこの先も善悪の対立は続いていくでしょうし、古くなって失われていく者の中にも新たに学び取って受け継がれていく者もあるでるしょう。
電力業界や政財界が何故これほどまでに原発を維持しようとするのかというと、原発と送電網を含めた電力供給システムが、これまでの社会経済にとって必要不可欠な電気の供給を通して、この世の中全体を一手に統率する仕組みの要だったからです。
原発事故後、自然エネルギーへの転換と発電事業と送電事業を分離して自由化をはかる動きが急速に拡まりつつありますが、こういった動きが進んで既存の電力網が解体されたとき、これまでの電力業界が担ってきた社会経済全体の一括統治という役割が終了します。
電力供給網をめぐる新旧の交代劇が進むことで、新しいテクノロジーの実用化が促されて新しい産業と雇用の創出もなされて日本経済の本格的な復興への道が開けてきます。
でもそれは同時に戦後60年間実権を維持してきた勢力がその力と手段を急速に失うことを意味します。
今はその新旧対立の真っ最中といえるわけですが、その決着がついたとき本当の意味で新しい時代に向けて一歩を踏み出すことになると思います。
それがなされたとき(自民か民主か管政権かではなく・・・)真の意味で戦後初の政権交代が実現したと言えるのではないでしょうか。
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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
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