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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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正しさについて思いついたこと


共通の正しさというものは本当は存在しない。


法律や社会常識のように、人間の社会において共通の基準としておかなければ立ち行かなくなるもの以外、誰かにとっての都合であり限定的なものであると思ってもいい。


つまり、人それぞれの立場や状況、段階に応じて見えている正しさは違うということだ。


物事は複雑な無限多面体だとみなすことができる。


それについて一人の人間が見れる範囲はせいぜい数面程度で、すべての面を見極めきれる人などいない。それができればもはや神である。


だから知っておかなければならないことは、人によって物の見方、受け取り方は決定的に違うということだ。


それも、その人の自由意思と判断によるものよりも置かれた環境や条件によって規定された価値観のほうが強いのが普通だ。


だから自分と異なる価値観を持った人間の考え方を理解しようとするとき、その人の価値観そのものよりも置かれた立場や環境、状況などから推し量ったほうがすんなりと理解できるものだ。


そして、あらゆる人の主張の中で、そういったことを理解して踏まえたうえで語られえたものが最も客観性のある意見である可能性が高い。


では、そういった主張や情報を受け取る側に必要な客観性とは何か、それはその主張の正しさ如何に着目する以上に、その主張が触れていない外部の側面や関係性に視野が及ぶかどうかだ。


正しい主張や情報を、それだけを信じてつなぎあわせて自分の価値観としたところで、異なった視点からの異なった性質の情報を継ぎはいだだけの、まったく整合性のない代物になるのが道理だ。


おおよそ客観性というものを持ちづらい理由は物事の是非にしか視点が及ばず、その物事の性質や内外との関係性にまで理解が及ばないことによると思われる。


そして、自分の思考の中で一貫した整合性のある価値観を構築する場合、物事の多面的な性質と関係性を理解した上で、それらを矛盾なくなめらかにつなぎ合わせる強固で靭やかなストーリー構築力ともいえる能力を身につけるべきである。


正しさは常に誰かの視点によって決まる、自分の視点と異なった視点による事物の側面を理解して内外の関係性にまで理解が及んだ時、誰にでも適応される平均的、共通の正しさという幻想の檻を打ち破ることができるのだ。



今日は文章の体操でした(^_^;)


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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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