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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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今日の朝刊の記事に写真付きで掲載されていました。


いま流行の低床連接型LRTですが、導入されれば函館に次いで道内2例目です。

日本全国を見渡せばもはや目新しいものではありませんが、雪国に住むものとしてはやはり新鮮ですね。

白黒ツートンのシックな装いですが、てっきりデザイン案でカラーリングはこれからだと思っていましたが、どうやらこれで完成形らしいですね。

でもこの色の組み合わせなら猛吹雪の時、同系保護色になって併走する自動車から識別しづらくなるのではと思います。

時節柄、もう少し華やかで明るいカラーリングの方が個人的にはよい気がするのですが・・・。


また、新車導入とあわせて西4丁目~すすきの間のループ化計画も本格的に始動するようです。

道路の両サイドに軌道を寄せることで歩道から直接乗り降りすることが可能になり安全性も増すそうです。

狸小路商店街の直近に新電停を設置してアーケードや地下街から雨や雪に当たらず乗り降りできるようになるそうで、新型低床車とあわせてお年寄りや子供など車を持たない交通弱者にとって便利で優しい街に一歩近づきますね。

赤字や財政難を理由に批判されることも多い市電延伸計画ですが、今回のループ化程度の規模であればかかる費用に対して、折り返し作業解消による運行の効率化や旧型車削減による保守費の低下効果などによって十分相殺できる内容だと思います。


鉄道事業と赤字の問題は札幌市電に限らず大都市圏以外の鉄道路線が抱える根深い問題ですが、その赤字を理由に鉄道を一方的に廃せない理由は、鉄道会社の直接的な収支以上にその路線が走る地域の社会や経済に対して与える間接的な好影響が決して小さなものではないことがあげられます。

鉄道が運ぶ乗客の滞流によって生じる活気や経済効果によって沿線の町々は間接的に潤っているわけですが、それらの効果は鉄道事業の直接的な収益に結びつかないところが見落とされがちな点です。

こういった間接的な効果を正確に認識してもっと活性化できるような方法が見つかれば、鉄道を通して過疎化と高齢化が進む地域社会に対して新たな活力を与えることができるようになるかもしれません。また、その効果をきとんと算定して何らかの形で経営収支に加えることができれば赤字の問題を改善させることにつなげることもできるかもしれません。


鉄道事業の例に限らず、街作り全体を含む公共事業や様々な経済活動が持たらす直接的な利益ばかりでなく、間接的な波及効果にも十分着目して活用することは、これからの利益一辺倒ではもはや発展することも持続することもかなわない社会の閉塞感を乗り越えるために重要な手がかりになると思います。

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鈍行翼
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性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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