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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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またJR北海道の特急列車で部品の破損による事故が発生してしまいました。


稚内から札幌へ向かっていたスーパー宗谷2号の床下エンジンに付属する発電機を回す軸の接合部が落下したようです。


落ちた部品がタンクにあたって中のオイルが漏れて緊急停止、最悪の場合火災事故の恐れもあったそうです。


事故後の報道で知って驚いたことは、当該部品を止めていたボルト4本が破断したとのことですが、なんと98年に新製されてから一度も分解整備されていなかったとのことです。


13年近くも常に回転負荷がかかり、エンジンの至近で高温と振動にさらされて、さらに真冬は氷点下30℃以下になるような過酷な環境下で一度も分解整備されずに折れずにいたこと自体、逆に奇跡的な強度と言えるかもしれません。


鉄道車両はおおよそ4年に一度、大がかりな分解検査を受けるのですが、その間も一切分解整備されていなかったとはどういうことなのでしょうか。もはや理解に苦しむレベルの問題です。


先のスーパーおおぞら脱線炎上事故の原因も、減速機を固定する吊りピンと言われるたった一本のボルトとナットを半年間にわたって一度も締め直していなかったことが原因でした。


どちらにも共通することは、走行中常に高速で回転しながら振動し大きな負荷がかかる部位を固定するボルトで、万一破断した場合致命的な故障につながる重要な部位だと言うことです。


気動車(ディーゼルカー)は電車以上に摩擦機械の部分が多いために、安全に運行するためにはよりいっそうきめ細やかなメンテナンスが求められます。特に大きな負荷がかかる駆動系や補助回転系、高温と振動にさらされるエンジンや変速機などは気動車のアキレス腱です。


そういった気動車を安全に運行するためには、常に故障の前兆を察知して早め早めに消耗部品を交換していくことが必要なはずなのですが、おそらく過剰なコストダウンを整備現場に強いたことが要因なのか、あらゆる部品を壊れるまで使い回すという悪しき習慣が根付いてしまっているのかもしれません。


ここ最近のJR北海道は新幹線の誘致や世間が目を見張るような新技術の開発が注目される一方で、本業の鉄道経営のコストをぎりぎりまで切り詰めて副業で利益を出し、ゆくゆくはJR東日本、東海、西日本のような上場企業を目指すという大きな夢を掲げてきました。


そういった大それた目標の陰で安全運行に対する信頼性が崩壊してゆくようでは本末転倒です。


人命が奪われる前に鉄道の安全運行の根本的な立て直しがなされることを切に願います。





余談)
最近こういった組織体質の弊害からくる不祥事が相次いでいますが、JR北海道以外でも空のHACや生肉中毒、政治における与野党のゴタゴタや復興大臣の暴言辞任、そして最たる例は東電による進まぬ事故対策と隠蔽工作です。取り上げ始めたらキリがありませんが、こういったことが起こる原因として考えられることは、組織の腐敗や構成人員の資質低下による機能不全云々などといった現実的な弊害以外にも、ある意味、非現実的ともとれる要因も働いています。非現実的と言ったのは一見オカルトと思われるような話だからなのですが、一言で言うと世の中に流れている目に見えぬ気の流れが大きく変わってきているということです。今この時期は地球における何らかの大きな変動期に突入している真っ最中らしく、たとえばそれが最近の頻発する地震や洪水などの天変地異の世界的な増加とも少なからず関連しているそうです。それゆえに社会活動のリズムが乱れたり、その中で生活している僕たち一人一人も何かしらの影響を知らぬ間に受けているそうです。こじつけっぽいですが、最近、運転中に居眠りしたり普段では考えられないような行動でミスをする人や事例を多く見かけますが、そういった目に見えぬ因果関係もあるかのもしれません。それについて説明を加えると、先行きの見えない状況に対する不定愁訴という解釈が一番説得力がありますが、もう少し突っ込んだ見解として上げられることは、地球に対する太陽活動の影響とそれによって引き起こされる地磁気の変動ということが上げられます。つい先頃ニュースにもなりましたが、ここ最近、太陽においてこれまでに観測されたことのないような巨大なフレアが発生して地球に向かって膨大な量の電磁波や放射線が放出されているそうです。先の3.11の大震災の前後でも最大級のフレアが数日間連続して観測され太陽活動の目安とされる黒点数ものきなみ増加していたそうです。その時同時に日本列島を中心としたアジア太平洋地域でかなりの地磁気の増加が実際に観測されています。こういった事象と地震との関連は未知数ですが、さらに飛躍した見解としてそういった地磁気や電磁波の乱れが人間一人一人の思考や生理に影響を与えるといった可能性が指摘されています。いずれにしろ今の世の中は尋常ではない空気の中にあることは疑いようがなく、かといって悲観も楽観もせずに慎重な行動を心がけることが求められているのだと思います。以上、本文とはほとんど関係ない余談でした。

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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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