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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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速報によると、どうやら本決まりのようです。


HOYAがペンタックスを吸収した当初、医療向け精密光学部門が目当てでカメラ部門はお荷物扱いされていました。


その後、紆余曲折を経ながらもデジタル一眼レフを中心に他に無い個性的な製品を開発し続けて昨年度は黒字化を達成しています。


ペンタックス部門の業績が好転して資産価値が高まったところで親会社のHOYAが同部門を売却するだろうという憶測は以前からありました。


一時期は映像音響分野のビクターとの統合が計画されましたが撤回されました。


次に噂されていたのが今回のリコーとの合併で、この組み合わせで本決まりとなったようです。


今後はペンタックスブランドを継続すると言うことで一ファンとしてはとりあえずホッとしています。


以前は韓国サムソンと技術協定を結んでいたことから、いずれサムソンブランドに統合されてしまうのではと本気で危惧されていましたが、技術流出を恐れた日本の産業界が動いたようです。


今回も中国や韓国、台湾などアジア新興国の企業に売り飛ばされなくて本当に良かったと思います。


ペンタックスは規模が小さいながらも大手メーカーに引けをとらない一線級の技術力を持っています。


こういった企業は金の力でのし上がろうとするグローバル新興企業にとっては格好の餌食です。


ペンタックスが持つ一眼レフカメラと高性能なAFレンズシステムの技術がもしアジア新興国メーカーの手に渡ったら、あっという間にコピーされて価格破壊を起こしてキャノンやニコンなどの世界有数のメーカーでさえシェアを奪われてしまうでしょう。


中国の新幹線特許問題を見ても分かりますが、日本やドイツなど鉄道先進国が何十年にもわたって積み重ねてきた技術を金の力であっという間にかすめ取られてしまうのが今の現実です。


さらにその絶大な金の力を前にしては、そういった行為を糾弾することも許されずに正当化されてしまうのがグローバル経済の残酷さです。


今回は日本企業との合併で貴重な技術力の流出を防ぐことが出来て本当に良かったです。


同じカメラ分野を持つリコーという安定した基盤を持つ企業と合併することで、さらにコンパクトデジカメに長けたリコーと一眼レフと中判デジタルを持つペンタックスブランドが合わさることで相乗効果が生まれることを期待しています。


経済の国境が取り払われて否応なくグローバルな競争が拡大していく最中で、さらに韓国や台湾など新興技術メーカーによる追い上げも始まりつつある厳しい状況ですが、リコーならびに新生ペンタックス両ブランドが困難な状況を乗り越えて生き延びてくれることを願っています。

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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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