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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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200918-02b.jpgペンタックスからデジタル一眼レフの新作エントリーモデル「K-x」が発表されました。K-mの後継モデルで外観はそのまま踏襲されています。

一見ただのマイナーチェンジに見えますが、中身は大幅に進化しました。K-mでは一世代前のソニー製1020万画素CCDでしたが、K-xでは同じソニー製の1240万画素のCMOSセンサーに、画像処理エンジンも上位機種のK-7と同等のPRIMEⅡとなりました。





200918-01b.jpg今回搭載されたCMOSセンサーは、ソニーのα700やニコンのD300s、D90、D5000に搭載されているセンサーと同系統のもので、画質や高感度特性に定評のあるものです。今回、K-xに採用されたことで前作に比べて飛躍的に性能が向上し、同時にライブビューやHD動画など最新の付加機能も追加されました。

また、今回はカラーバリエーションがちょっとありえないほど豊富で、レギュラーカラーの中には以前紹介した牛柄模様も復活しています。





200918-03b.jpgちょっとドギツイ赤モデルもあります、これは何となく某ロボットアニメの有名キャラを連想させますね。

ここまでがレギュラーカラーですが圧巻なのはこの先で、20種類のカラーバリエーションの中から、それぞれ5色のグリップを組み合わせることによって100パターンのカラーバリエーションを用意、その中から好きなものを受注生産してくれるという大変に力の入った販売方法が企画されているようです。






こっけいな色物企画として眉をひそめる人もいるかと思いますが、個人的にはとても楽しい企画のように思います。色の組み合わせをシュミレーションできるサイトも用意されていて、試しに自分の好きな色を組み合わせてみると、もしお金に余裕があるなら何台か注文したくなってきます(^^A)

このような前代未聞のカラーバリエーション展開から、ナンパな企画製品のような印象を受けますが、カメラとしての基本スペックもなかなかなもので、最高シャッタースピード1/6000、秒4.7コマの高速連写など中級機並みの性能を有しています、もちろん他社のエントリークラスと比較してもダントツのスペックです。これまでのペンタックスの一眼レフは、画質やボディの造りの良さには定評がありましたが、スペックに関しては控えめな場合が多く他社の製品に比べて見劣りしていました。しかし、今回のK-xではスペックもトップクラスと肩を並べるかそれ以上の内容でペンタックスの本気の度合いが伺えます。


昨今、マイクロフォーサーズに代表されるミラーレス一眼の台頭が著しいですが、ぼく個人としては、やはり従来のミラー式一眼レフのほうがカメラとしての完成度が高く、道具としての実用性も勝っていると思います。ミラーレス式では背面液晶によるライブビューかビデオカメラのようなビューファインダーをのぞきながらの撮影となりますが、やはり液晶画面を見続けての撮影は目が疲れやすく、この点ではシンプルな光学ファインダーのほうが格段に目の負担が少ないです。また、ミラーレス機は常時ライブビューとメカニカルシャッターとの兼ね合いで、どうしてもシャッターレスポンスが悪くなるという致命的な弱点があります。その点では電子シャッター式のコンパクトデジカメのほうが勝っているほどです。

こういった理由から、これから本格的に写真を始めたいという方には従来からのミラー式デジタル一眼レフがお勧めです。そのなかでも、小さくて軽いK-xのようなエントリークラスが理想的です。先に述べたとおり画質やスペック面では大型の高級機とほとんど差がなくなっていますし、ファインダーの質を除けば差があるのはボディの大きさと重さ、剛性とメカの耐久性くらいです。ただミラーレス機に関してはまだまだ未発展なジャンルでこれからの進化次第では弱点を克服する可能性があります。(※未確認情報ですが、ペンタックスやリコーも来年に向けてミラーレス機を開発している噂があるので将来的には要注目なジャンルには違いありません。)


K-xは一眼レフのサブカメラとしても魅力的です。ぼくはメインでK10Dを使用していますが、サイズはまだしもけっこう重量があって本気撮り以外のスナップ用として持ち歩くには少々かさばって負担です。かといって、コンパクトではいざというときにベストなパフォーマンスを期待できないので、K-xクラスのカメラは非常に魅力的です。しかも高感度性能は軽くK10Dを上回りますから、夜間の手持ち撮影や露出の厳しい条件での動体撮影など時にはメインとしても活躍できる高い潜在能力があります。

上位機種のK-7と比較しても、高感度性能では上回っている可能性があります。画素数こそ劣りますが、K-7のサムソン製オリジナルCMOSセンサーよりもソニー製汎用CMOSセンサーの方が高感度特性は一枚上手なようです。作例を見て画質を比較してみると、K-7はペンタックス自身が設計から関与しているオリジナルセンサーを搭載しているためか、ポジフィルムを髣髴とさせる深い発色の独特な画質、一方K-xは万人受けしそうな非常にニュートラルな発色で、逆にペンタックスらしい個性は抑えられた感じがします。このように、同じCMOS機でもけっこう個性の違いがありますから、その違いを楽しみながら撮影するのも良いかもしれません。
 


200918-04b.jpgk-xのダブルズームキットに付属する望遠レンズが写真のDA L 55-300mm F4-5.8にバージョンアップされました。K-mでは50-200mmでしたが、これは嬉しいバージョンアップですね。鉄道写真を撮っていても200mm(35mm換算300mm相当)ではカーブなどで望遠域が不足する場合がけっこうあります。レンズが300mmになれば、換算で450mm相当までカバーしますから手軽に超望遠撮影が可能になります。

また、このレンズは一見ありきたりな廉価版300mmズームですが、デジタル専用に設計されたエントリークラスとしては非常に高画質なレンズです。他社の安価な300mmズームはフィルム時代の光学系そのままのものがほとんどなので、これはペンタックスのアドバンテージと言えそうです。ベースモデルの作例はこちら。


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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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