北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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昨日で三連休も終わりました、といっても病人のぼくにとっては無限連休のようなものですが、、、天気もパッとせず家でヤボ用をこなしながら過ごしていました。こうも曇天が続き、しかも気温が低く湿度も高い日が続くと体調もあまり思わしくなく、正直シンドイ毎日が続いています。ある意味これは違った意味での夏バテかもしれません。いったい本当の夏はどこへいってしまったのでしょうか?かといって、8月から天候が回復して急に30℃超えということもよくあるパターンで、それはそれで参ってしまうのですが、、、(--,)
そんな気ダルイ連休でしたが、なぜか深夜に熱中して視ていたのがゴルフの全英オープン。特にゴルフファンというわけではないのですが、全英オープンだけは毎年テレビで視ています。さすがにゴルフの発祥地であり、その中でも最高峰の試合だけあって見応えがあります。注目の石川遼くんやタイガー・ウッズなどの超有名選手がしのぎを削るのが見所なのはもちろんですが、ぼくが何よりも楽しみにしているのは毎年変るイギリスのコースです。
とにかく日本の人工的で公園のようなコースとは全く違うのです。自然の地形をそのまま活用してコースが作ってあるので荒々しくそれでいて景色が物凄く美しいのです、そして毎年開催されるコースは決まって海辺や川辺のリンクスです。今回もスコットランドの西海岸にあるターンベリーというコースでしたが、小さな入り江や灯台がある牧歌的な風景とは裏腹に、風が物凄く強くおまけに天候が日に三度は変るという厳しい気候条件の土地です。
そんな厳しい条件の中で4日間、世界のトップ選手が競い合う試合は予定調和のないまさにドラマです。17歳で初出場を果たした石川遼くんも初日こそ穏やかな天候の中でベストなプレーを見せていましたが、二日目は打って変わって天候が荒れ、一時はスコールのような雨まで降り大乱調となってしまいました。その結果、予選落ちとなってしまいましたが、決して精神的に崩れたわけではなく最後までプレーに集中してやりきった姿はとても17歳とは思えないほど立派でした。遼くんと一緒の組でまわっていたタイガー・ウッズは負けず劣らずの大乱調ぶりで予選通過を果たせないという番狂わせも起きました。そしてもう一人一緒にまわっていたウェストウッドが最終日に優勝争いに躍り出ていたのが何か象徴的でした。
後半二日間は予選通過した選手のみの戦いとなります。日本勢では久保谷と今田が予選通過して健闘しましたが、それぞれ27位と64位で終えました。何よりも注目していたのは、59歳で出場して最終日を首位キープで迎えたトム・ワトソンです。彼はこれまでに全英で5勝した大ベテランですが、今回のターンベリーで1977年に行われた時に帝王ジャック・二クラスを倒して優勝し、後に「真昼の決闘」と讃えられた名勝負を演じた人です。そのトム・ワトソンが再び縁のターンベリーで優勝すれば、大会最年長優勝記録を142年ぶりに塗り替える大偉業の達成がかかっていましたが惜しくもなりませんでした。
大会4日間を通してトム・ワトソンのプレーは全く揺らぐところがないほど安定し、素人のぼくが見てもこれぞまさしくゴルフのお手本ではと思わせる円熟したプレーでした。そのプレーもさることながら、59歳にして再び縁の桧舞台に立てる喜びがにじみ出たような、何ともいえない柔和な微笑と佇まいが印象的でした。その抑制された精神とプレーは18番ホールの最後のショットで乱れてしまいました。その後、S・シンクとのプレーオフに持ち越されましたが、59歳の体力ではもはや余力が無かったようです。
連日、午前4時近くまで手に汗を握りながら観戦していましたが、最後は気が抜けてしまいました。プレーオフに入る前の18番で普段は外さないようなパーショットを外した時は、がっかりしたと同時に、これが人間としてしごく自然なような、妙に納得した気持ちになりました。世界中の人が固唾を飲んでこの瞬間に注目し、恐らくその内のほとんどの人が偉業の達成を、何よりも今このときまで、試合中のみならずそのゴルフ人生全体をも通してベストを尽くしたトム・ワトソンその人のために祈っていたはずです。その結果に対して勝負の厳しさや女神が微笑まなかったといえばそれまでですが、何か多くの人が自然に望む意思が目に見えぬ力で阻まれたような、そんな漠然とした感覚も残りました。それは昨今の思うようにならぬ時代を写した影なのかもしれませんし、いずれにしても人々が望むような形で奇跡を起こすことが困難になりつつあるのかもしれません。
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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
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