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山線(やません)とは、言わずと知れた函館本線 小樽~長万部 間の通称のことで、現在のメインルートである海側の室蘭本線に対してそう言われています。何をいまさらですが、まだ知らない人に念のため、、、
ぼくにとって山線の思い出といえば、最近では一日散歩の周遊コース(すでに数年前ですが)、有珠山噴火の迂回運転、カメラ持って写真を撮り始めた頃にキハ56フルーツ狩臨を追って余市、仁木あたりを徘徊したこと、さらに遡れば幼少時にC62-3復活運転に乗車したこと、蘭島に海水浴に行ったときデビューしたてのキハ54に乗車したことなど思った以上にいろいろでてきます。
そんな思い出多い山線ですが、気が付いてみるとかれこれ6年も足が遠ざかっていました。たしか、昆布駅近くの幽泉閣に日帰り入浴したのが最後だと思います。来年はもっと体力をつけて、撮影や散策にとまた山線通いをしてみたいものです。
今日の新聞に載ってましたが、その山線にどうやら暗雲がたちこめ始めたようです。新幹線の並行在来線問題のそれですが、懸念されていたように新幹線開通後に小樽~長万部間はJRの経営から分離され廃止となる可能性が高いようです。
バス転換して廃止するのは簡単です、でも何とか残して活かす道はないものかと思います。並行在来線は原則JRから経営分離するといことに無理があります、不採算線区をわざわざ独立経営にして施設、車両、運行管理まで別途に用意するということは二重投資です。そのため第三セクター化しても経営する県や自治体の負担が増し、そのしわ寄せは運賃の値上げや定期代が2倍になるなど結局は利用客にのしかかってきます。
それならば、いっそJRから経営分離せず第三セクター化したりバス転換するさいに必要な費用や負担をそのままJRに補助金として提供すれば全線一括維持することも可能ではないでしょうか。これならば、今までどおり運行すれば良いわけですから新たに会社を設営しJRから施設を買い、車両や車庫を新設するなどの莫大な初期投資も掛からないことになります。あわせて運行や管理もJRが一貫して行うわけですから運行コストもこれまで以上に膨れ上がることはないでしょう。またDMVの本格的活用も考えられます。
いずれにしても、安易に捨て去る道を選ばず新たに活かす知恵を絞って取り組んでほしいと思います。望みは薄そうですが、、、希望を捨ててはいけませんね。
小樽駅ホームにたたずむ山線の気動車です。かつてはここをC62重連の急行やD51牽引の列車が行き交ったのですね、山線の歴史があと十年と少しで打ち止めにならないことを祈っています。
先日、北海道新幹線札幌延伸が本決まりとなりました。
財源が乏しいなか九州方式に倣った札幌~長万部間部分着工という変則手段で何とか決定まで持ち込んだようです。
今、北海道新幹線建設に関しては賛否両論の意見が交わされているようです。たしかにそれなりの効果が期待できるのでしょうが、なぜ今それを最優先しなければならないのか甚だ疑問です。
先日の野幌駅高架線の話でも述べましたが、この先行き不透明な時代に新幹線さえ通せばバラ色の未来が約束されるということはほとんどありえません。
工事によって期待される経済効果も結局多くは大手ゼネコンに独占され地元に落ちる分は僅かでしょうし、道や自治体の火の車の財政に追い討ちをかける新たな借金と恩恵に与らない他の地域との不公平など、取り上げ始めたら切りがないほど問題をはらんでます。
こういった莫大な費用や将来の負担は大きな問題ですが、これまで新幹線を通すために費やされた多くの人達の膨大な時間もある意味においてお金以上に大きな問題だと思います。
今日は札幌まで買物にお出かけ。
途中、天気が良かったので森林公園駅に立ち寄り撮影してきました。
練習のつもりでいつもの下り線ホームからカムイ、オホーツク、区間快速などを狙います。
結果はほとんど惨敗、最初のカムイは右端に詰まりすぎて失敗、区間快速はまあまあ、オホーツクはそこそこの出来、次のカムイは手がかじかんで意に反してシャッターを切る始末、、、
今日撮った中でも一番マシなオホーツクですが、ちょっとスン詰まってます(汗)
もう10年以上撮り続けてるにもかかわらず相変わらずの失敗率の高さ、呆れたことですがごくたまにベストも撮れるので良しとします(^^ )
この後、日も傾いてきたので短時間で撤収、体が冷え切ったらマズイのでそそくさと普通列車で札幌へ。買物などを済ましてさっさと帰りました、これからはインフルエンザなども怖いので長居は無用です。
今日は撮影の出来はさておき、体を寒さに慣れさせるにはちょうど良い運動になりました。
昨日、NHK教育で放送された「加藤周一 1968年を語る~『言葉と戦車』~再び」というドキュメント番組を見ました。
偶然、何気なくチャンネルを合わせてみたのですが大変興味深い内容でした。評論家の加藤周一さんについても初めて知ったのですが、この番組のテーマにもなっている「言葉と戦車」という本を買って読んでみようと思います。
番組の内容を少し紹介すると、1968年の東欧チェコスロバキアで起きた社会主義民主化運動「プラハの春」を中心にアメリカの反戦運動、そして日本の学生運動を振り返りつつ当時の世界中の若者達が抱いた社会に対する閉塞感について語られます。
その当時の閉塞感は40年後の現代まで積み残されてきたもので今なお問われている問題であり、決して過去の問題ではないと言われます。
これからの時代は非人間化、非人格化、非個人化がますます進むだろうと加藤さんは言っています。だからこそ人間らしさの再生と言葉の力がますます大切であると説かれます。
病をおしてインタビューにのぞみ、ほとんど遺言として語られたメッセージは大変重く、意味深いものに思われました。その後、加藤周一さんは12月5日にお亡くなりになられたそうです、ご冥福をお祈りします。この番組はまさに最後のメッセージとしておくられたものだと思います。
今まさに大きな閉塞感が世の中を覆おうとしていますが、ぼくもその中の例外ではすまされないでしょう。
そういった時代を生きなければならない若者にたいして、「学ぶ用意がある者は学ぶべき」とも語られていました。戦後の時代というものに対して全く無知なぼくのような人間も、その時代を生きた先達の方々の考えに触れて学ぶべき時が来ていると思いました。
番組紹介 www.nhk.or.jp/etv21c/update/2008/1214.html
昨日は活発に行動したので今日は家でじっくり骨休め。
特に何もせず1日中まったり、ちょっと楽しみにしていたTVがあったのでそれを見てみました。
午後2時からテレ朝系で放送された「地球の歩き方~ポルトガル色彩を撮る旅」という番組です。
女優の高橋マリ子さんと写真家の吉村和敏さんがそれぞれカメラを持ち、ポルトガルの各地を撮影しながら旅するというちょっとマニアックな企画です。
今回、出演者が持参したカメラは高橋さんがNIKON D700(D300?)、吉村さんが同じくD3と本格的です。
旅はポートワインで有名な港町ポルトから始まり、中部に点在する5箇所の世界遺産を巡り最後は首都リスボンでした。
ヨーロッパ特有の荘厳な大聖堂や味わい深い古都の路地、調和のとれた田園風景などが沢山登場し、学生時代写真部だった高橋さんや吉村さんの作例を織り交ぜてとても見応えのある内容でした。
番組HP www.tv-asahi.co.jp/epsonsp_portugal/index.html
テツとしては、かの有名なリスボン市電や同じくリスボンの路地に走るケーブルカーに興味が惹かれました。そこで吉村さんが撮った夜の大聖堂をバックに路地を走るトラムのカットにはちょっとシビレました。D3の驚異的な高感度性能もさることながら、やはりプロの表現力は一味違うなと思ったしだいです。
写真はこちらwww.tv-asahi.co.jp/epsonsp_portugal/index1211.html
吉村さんについてはヨーロッパの風景を撮っているプロの写真家ということくらいしか知らなかったのですが、今回のポルトガルの旅と前回のノルウェーの旅ですっかりファンになりました。
そんな吉村さんがメインテーマの一つとして取り組んでいられる「ブルーモーメント」と呼ばれる技法について番組でも取り上げられていました。晴れた日の日没後の数分間にバルブ撮影すると空が青く輝くというもので、それでヨーロッパの街並の夜景を撮るとそれはもうロマンチックなものでした。
それにすっかり感化されてさっそくぼくもマネしてみました。
ヨーロッパからガクンと庶民化した小樽駅のブルーモーメントです(笑)
この定番のカットが撮れる歩道橋も撤去されてもうありません、これもいずれは貴重な記録の一コマになるかもしれませんね。
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発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」