北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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先日、北海道新幹線札幌延伸が本決まりとなりました。
財源が乏しいなか九州方式に倣った札幌~長万部間部分着工という変則手段で何とか決定まで持ち込んだようです。
今、北海道新幹線建設に関しては賛否両論の意見が交わされているようです。たしかにそれなりの効果が期待できるのでしょうが、なぜ今それを最優先しなければならないのか甚だ疑問です。
先日の野幌駅高架線の話でも述べましたが、この先行き不透明な時代に新幹線さえ通せばバラ色の未来が約束されるということはほとんどありえません。
工事によって期待される経済効果も結局多くは大手ゼネコンに独占され地元に落ちる分は僅かでしょうし、道や自治体の火の車の財政に追い討ちをかける新たな借金と恩恵に与らない他の地域との不公平など、取り上げ始めたら切りがないほど問題をはらんでます。
こういった莫大な費用や将来の負担は大きな問題ですが、これまで新幹線を通すために費やされた多くの人達の膨大な時間もある意味においてお金以上に大きな問題だと思います。
今回の着工決定に至るまでに40年近く綱引き合戦をしてきたようですし、部分着工という残りの区間を是が非でも勝ち取らなければ全て無駄になるという状況において、今後10年以上にわたりさらなる誘致合戦が続くのでしょう。
ぼくが一番言いたいことは、これまでと今後を合わせたその長い間に為すべき事をことごとく見落としているのではないかということです。バブル崩壊後、もし高齢化や過疎化、高失業率時代を見越した政策を優先して本気で取り組んでいたら、今の世の中がこれほど悪くなることはなかったのではないでしょうか。
今後激しい社会情勢の変化が予想されるなかで頑なに新幹線だけに執着し続ければ、変化に対応するチャンスを失い、新幹線が開通しても北海道の経済全体が今よりもっと悲惨な状態になっていることもありえることだと思います。どんな大金をもってしても過ぎ去ってしまった時間を買い戻すことは出来ません、失った時間の中で為すべき事を為せなかった損失は計り知れないでしょう。
人間は長い間執着し続けたことは容易に諦めえないという困った性を持っています。また一つのことに度を越して執着すると、いつまでもそのことだけに固執して状況の変化を見極められなくなるという弊害も生じさせます。新幹線についてもこういった例に当てはまると考えられなくもありません、それらのことを夢や情熱、信念などといっていくら美化しても結果を持って全てが判明するでしょう。
最短で10年後に何とか新幹線が開通して、それに携わった人達が歓喜の涙を流したとしても、その同じ時に関係のないその他大勢の人々が生活苦で涙を流すようなことがあってはならないと思います。
あまり長々と言い続けても仕方がないのでこの辺にしておきますが、いずれにしても普通の人達が貧困や不幸に陥るようなことがないような方向に向かってくれることを、無力な個人は祈るしかありません。
ぼくが一番言いたいことは、これまでと今後を合わせたその長い間に為すべき事をことごとく見落としているのではないかということです。バブル崩壊後、もし高齢化や過疎化、高失業率時代を見越した政策を優先して本気で取り組んでいたら、今の世の中がこれほど悪くなることはなかったのではないでしょうか。
今後激しい社会情勢の変化が予想されるなかで頑なに新幹線だけに執着し続ければ、変化に対応するチャンスを失い、新幹線が開通しても北海道の経済全体が今よりもっと悲惨な状態になっていることもありえることだと思います。どんな大金をもってしても過ぎ去ってしまった時間を買い戻すことは出来ません、失った時間の中で為すべき事を為せなかった損失は計り知れないでしょう。
人間は長い間執着し続けたことは容易に諦めえないという困った性を持っています。また一つのことに度を越して執着すると、いつまでもそのことだけに固執して状況の変化を見極められなくなるという弊害も生じさせます。新幹線についてもこういった例に当てはまると考えられなくもありません、それらのことを夢や情熱、信念などといっていくら美化しても結果を持って全てが判明するでしょう。
最短で10年後に何とか新幹線が開通して、それに携わった人達が歓喜の涙を流したとしても、その同じ時に関係のないその他大勢の人々が生活苦で涙を流すようなことがあってはならないと思います。
あまり長々と言い続けても仕方がないのでこの辺にしておきますが、いずれにしても普通の人達が貧困や不幸に陥るようなことがないような方向に向かってくれることを、無力な個人は祈るしかありません。
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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
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