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以前、記事に書いたカビレンズ XR RIKENON 50mm f1.7 を分解、清掃しました。以下、簡単に紹介します。
これから紹介する内容を参考にして分解作業を行い、万一破損やケガ、その他の事故が起きた場合について当方では一切の責任を負いません、全て自己責任でお願いします。また、レンズを一度分解すると光学やピントの精度に必ず狂いが生じます。素人分解で直したレンズは完全な精度と性能を維持できません、大切なレンズは専門の業者に修理を依頼することをお勧めいたします。
お決まりのおことわりを述べさせていただいたところで、さっそく紹介にいきます。
まず用意したのは通称カニ目レンチです。
レンズ分解工具の代名詞のような工具です
が、今回の分解のために買い揃えました。
少々高い買物でしたが一度買えばこの先も
役に立ちます。ポイントを使って出来るだけ
安く済ませました。
最初に飾りリングの横にある極小イモネジを
精密-ドライバーで外します。飾りリングが外
れるとレンズ前群ユニットの留め金が現れます。
外側と内側のリングにそれぞれカニ目用の丸穴
がありますが、外すのは外側だけです。
カニ目レンチのピットを丸穴用に交換して幅を
リングに合わせて固定。外側のリングにカニ目
レンチをあてて反時計回りに回します。この時
滑ってレンズに傷をつけないよう注意します。
写真のように綿棒、レンズクリーナー、無水エタ
ノール、写ってませんが他にレンズペーパーや
台所用中性洗剤を百倍以上薄めた水溶液など
を使います
これらで前群ユニット後部と中玉のカビ汚れを
除去します。今回はこれだけで大体落ちました
溶液など拭き残しがないようイオン水のレンズ
クリーナーで丁寧に拭き最後に空拭きして完了
です。
元通り組み立てて完成です。これまでの作業の
他にヘリコイドのグリスアップもしてあります。
飾りリングを外したところから精密+ドライバー
で固定ネジを外せばヘリコイドリングが外れま
す。
この時、位置止め用リングがずれないよう気を
付けます。これがずれると無限遠が出せなくな
るので大変です。この後汚れを取って専用の
グリス(固め)を塗って先ほどの位置に気を付
けてリングを固定して終了です。
後球の薄くもりはどうしても除去できませんでした。愛機のK10Dにくっつけて試し撮りしてみた結果はこちら。
薄くもりの影響も心配したほど見られずいたって良好です。開放でフレアが出まくるような場合でなければ問題はなさそうです、今回はまずまず成功したようですね。
相棒の28mmともども、HOYAのラバーフードを装着してこれから主力レンズとして頑張ってもらいま~す(^_^)
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発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」