北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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先日、ひょんなことから撮影したSLクリスマスin小樽号ですが、それをきっかけにせっかくなので今度は小樽まで出かけて撮影してきました。
実は、鉄チャンでありながら今までSLを積極的に撮ったことはあまりなく今回はホントに久しぶりに(6年ぶり?)現役線路上を動いているSLを撮りました。
SLに興味が無かったわけではありません、むしろ正反対にSLが闊歩した時代である昭和30年~50年にかけて以前から非常に惹きつけられるものがありました。
それはぼくが生まれる前のどう逆立ちしても知りえない感じえない時代に対する尽きない憧れとともに、当時の鉄道が持っていた今とは桁違いな存在感と密度、奥深さ、さらに鉄道が今よりもずっと多くの役割を背負っていた事実とそれを担う多くの人達の熱気があり、それら全ての象徴としてSLが在ったのだとぼくには感じられます。
それらの残影と終わりの時代に生まれ鉄道の魅力を刷り込まれたぼくにとって、SLの時代はやはり特別なものです。その時代を特集した雑誌や写真集、記録文献を買い求め思いをはせてきましたが、その魅力を知れば知るほど不思議と現代のSLからは足が遠のいて行きました。
でも決して復活運転云々に対する拘りなどがあるわけではありません。文化財としてかろうじて残された現代のSLにもそれだけの使命と役割があるのでしょうし、その理屈ぬきの魅力が今なお多くの人達を新たに惹きつけている事実がそれを証明していると思います。
なので多くの人達が撮った作品を雑誌やネットを通して拝見するのは、ぼくにとって楽しいことです。でも、いざ自分で撮ろうとすると全くイメージがわきません。割り切ってただ記録として撮ろうと思えばそうできたのでしょうが、それで上手くいったとしても形だけの魂の抜けた写真にしかならないような気がしていました。
それでも最近気が付いたのです。SLの時代よりも全ての技術が格段に進化した現代において、多くの人達がそれにクールでドライに対応することを求められる、そんな時代にSLが求められるワケを。
それはSLの持つ「熱」ではないかと思うのです。ご存知のようにSLは石炭を燃やして自ら生じたエネルギーのほとんどを煙と蒸気と熱で放出してしまいます。それは体温や汗、息づかいとして形容されたりしますが、まさに現代の冷たく乾いた空気感とは真逆のものです。よくある考え方だと思いますが、本来の人間らしさが否定されがちな只今にSLの持つその「熱」が多くの人達を惹きつけているのだと思います。
そんなことを考えながら、SLの「熱」を意識して何とか駄作の中に写し込めればいいなと思うようになりました。最後に、先日撮ってきたモノのいくつかを張って終りにしたいと思います。
夕方に小樽駅到着。
ちょっと傾いてます。
停車してすぐにこの人だかり。
曇ったメガネを外してるのを忘れて
撮ったら微妙にピンボケ。
頭の中もピンボケ気味・・・
足元にクリボーが!!(苗穂の出区時)
露出アンダーを後から起こしました。
デジタルに救われました。
SLは速度が遅いので比較的撮るのは楽だと聞いてましたが露出が微妙で難しいですね、もっと精進せねば。来年は体力の向上を図って積極的にSLを撮影したいと思っています。
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プロフィール
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鈍行翼
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42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
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