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昨日、NHK教育で放送された「加藤周一 1968年を語る~『言葉と戦車』~再び」というドキュメント番組を見ました。
偶然、何気なくチャンネルを合わせてみたのですが大変興味深い内容でした。評論家の加藤周一さんについても初めて知ったのですが、この番組のテーマにもなっている「言葉と戦車」という本を買って読んでみようと思います。
番組の内容を少し紹介すると、1968年の東欧チェコスロバキアで起きた社会主義民主化運動「プラハの春」を中心にアメリカの反戦運動、そして日本の学生運動を振り返りつつ当時の世界中の若者達が抱いた社会に対する閉塞感について語られます。
その当時の閉塞感は40年後の現代まで積み残されてきたもので今なお問われている問題であり、決して過去の問題ではないと言われます。
これからの時代は非人間化、非人格化、非個人化がますます進むだろうと加藤さんは言っています。だからこそ人間らしさの再生と言葉の力がますます大切であると説かれます。
病をおしてインタビューにのぞみ、ほとんど遺言として語られたメッセージは大変重く、意味深いものに思われました。その後、加藤周一さんは12月5日にお亡くなりになられたそうです、ご冥福をお祈りします。この番組はまさに最後のメッセージとしておくられたものだと思います。
今まさに大きな閉塞感が世の中を覆おうとしていますが、ぼくもその中の例外ではすまされないでしょう。
そういった時代を生きなければならない若者にたいして、「学ぶ用意がある者は学ぶべき」とも語られていました。戦後の時代というものに対して全く無知なぼくのような人間も、その時代を生きた先達の方々の考えに触れて学ぶべき時が来ていると思いました。
番組紹介 www.nhk.or.jp/etv21c/update/2008/1214.html
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発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」