忍者ブログ
北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
[11]  [10]  [9]  [8]  [7]  [6]  [5]  [4]  [3]  [2]  [1
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


昨日、NHK教育で放送された「加藤周一 1968年を語る~『言葉と戦車』~再び」というドキュメント番組を見ました。

偶然、何気なくチャンネルを合わせてみたのですが大変興味深い内容でした。評論家の加藤周一さんについても初めて知ったのですが、この番組のテーマにもなっている「言葉と戦車」という本を買って読んでみようと思います。

番組の内容を少し紹介すると、1968年の東欧チェコスロバキアで起きた社会主義民主化運動「プラハの春」を中心にアメリカの反戦運動、そして日本の学生運動を振り返りつつ当時の世界中の若者達が抱いた社会に対する閉塞感について語られます。

その当時の閉塞感は40年後の現代まで積み残されてきたもので今なお問われている問題であり、決して過去の問題ではないと言われます。

これからの時代は非人間化、非人格化、非個人化がますます進むだろうと加藤さんは言っています。だからこそ人間らしさの再生と言葉の力がますます大切であると説かれます。

病をおしてインタビューにのぞみ、ほとんど遺言として語られたメッセージは大変重く、意味深いものに思われました。その後、加藤周一さんは12月5日にお亡くなりになられたそうです、ご冥福をお祈りします。この番組はまさに最後のメッセージとしておくられたものだと思います。

今まさに大きな閉塞感が世の中を覆おうとしていますが、ぼくもその中の例外ではすまされないでしょう。

そういった時代を生きなければならない若者にたいして、「学ぶ用意がある者は学ぶべき」とも語られていました。戦後の時代というものに対して全く無知なぼくのような人間も、その時代を生きた先達の方々の考えに触れて学ぶべき時が来ていると思いました。

 番組紹介 www.nhk.or.jp/etv21c/update/2008/1214.html

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ご来客数
ブログ内検索
プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
最新CM
[03/29 鈍行翼]
[03/29 北海道鉄道観光資源研究会 永山]
[07/14 鈍行翼]
[07/13 Mori]
[09/17 鈍行翼]
[09/13 神山卓也(リンク先は「美唄鉄道旧東明駅訪問記」)]
[10/15 鈍行翼]
[10/07 チョッパ]
アーカイブ
アクセス解析
フリーエリア
最新トラックバック
忍者ブログ [PR]