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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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intelcanoelake03.jpgインテルから新型ネットブックの試作機が発表されたようですね。コードネームは”Canoe Lake”(カノアレイク)だそうです。
詳しくはこちら

これまでのネットブックで文字通りネックとなっていた、メモリー容量や解像度の低い小型ディスプレイなどの制約がかなり低減されるようです。



概要は新型AtomプロセッサN500番台(Pine Trail)を搭載して、メモリも最新のDDR3に対応、内蔵グラフィックもGMA950からGMA3150に置き換えられたことで3D描画性能が向上、ウィンドウズエアロにも対応するというものです。

これで従来のネットブックに付き物だった、低解像度の小さな液晶、メモリー容量の不足や慢性的なグラフィック性能不足など多くの不満点が解消されることが期待できます。

今年の後半にも各社から製品が登場する予定で、どういったデザインの製品が登場するか今から楽しみです。インテルが公開した試作機のデザインからも伺えるように、超薄型ボディが可能になるというのも売りの一つのようです。


                           ★


良いこと尽くめのような新型ネットブックですが、やはり今一歩の出し惜しみ感は拭えませんね。ネットブックの成り立ちは、そもそも発展途上国のPC普及のために機能と性能をそぎ落として低価格化し、なおかつ既存のノートPCと競合しないように配慮した製品として登場したものでした。しかし、実際には発展途上国ではあまり売れず、もっぱら先進国において安いサブノートPCとして受け入れられてヒットしました。そうなると、意図的に制限された画面サイズやグラフィック性能に対する不満が募ってくるのも自然な成り行きで、そういった要望を受け入れた上で登場したのが今回の新型ネットブックの試作機なのでしょう。

折しも、iPadの登場や新型高機能携帯の躍進など、小型ネット端末の多様化と競争激化を睨んで、当初メインストリーム製品との競合を避けるための機能制限を一部大幅に緩和することを余儀なくされたようですが、それでも制限そのものを撤廃するまでに至らなかったようですね。

こういった所に、独占に極めて近い寡占企業であるインテルの販売戦略の弊害が見て取れます。消費電力が圧倒的に小さいAtomプロセッサに高性能なGPUを組み合わせて、15型以上の高解像度液晶を搭載したスタンダートなノートPCを安価に売れば、おそらく爆発的なヒットになるのではないかと思います。

今の大方のPCユーザーのうち、ネットとメールとオフィスソフトが快適に動いて、画像処理や動画再生などの少し重たい処理と、エアロやグーグルアース程度の3D描写ができれば満足する人がほとんどだと思います。上記のシステムでこれらの要望を難なくこなせるのはもちろん、既存のメインストリームであるCore-iシリーズに比べて格段に消費電力が少なく、システムも小型で安価です。その上、発熱量が小さいために放熱機構も小型化出来てスペースに余裕が出来ますから、大容量のバッテリーを搭載するなどして持続時間の大幅な延長も期待できます。


でもそれを実際に発売していしまうと、現在メインストリームとして売っているCore-iシリーズは重くて高い製品として敬遠されたあげく確実に売れなくなりますから、準独占企業であるインテルの算盤勘定にとっては都合が悪いのです。


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実はこういったAtomプロセッサの制約を取り払ったシステムとして、GPUで有名なNVIDIA社が開発したIONプラットフォームシステムというものがすでに存在します。前世代のAtomプロセッサは旧式なintel945チップセットと組み合わせることによって、上に述べたような機能制限をしています。この945チップセットをNVIDIA社のGeForce9400シリーズに置き換えることで、3DやHD動画再生などの描画性能、メモリーの高速化による性能アップなど、基本性能を大幅に底上げしました。

IONシステムの登場によってネットブックの性能向上が進み、メインストリームに対する下克上が起きてノートPCの価格破壊が一気に進むことが期待されましたが、それは残念ながら実現しませんでした。それをやられたら大損を被るintelが訴訟を起こしNVIDIAを訴えて、報復を恐れたPC主要メーカー各社はIONシステムの本格的な導入を見送ったのです。その結果、IONシステムを導入した高性能なネットブックはごく一部の製品が出回っただけで、その他ではメインストリームと競合しない自作PC用基板とネットトップが比較的多く登場したのみに終りました。

そして、新世代Atom(Pine Trail)では基本性能自体は向上しましたが、GPUやメモリーコントローラーをCPUに内蔵することによって、チップセット置き換えによる高性能化は封印されてしまいました。NVIDIA社も負けじと、PCI-Ex1経由の外付けGPUとしてION2を登場させましたが、あくまで外付けの非効率なシステムであることは否めません。


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現在のメインストリームノートPCは、高い、重い、過剰スペックの理に叶わない構成など、正直なところ買いたくなるような魅力を感じません。来年以降、PC用に引けを取らないネット端末用プロセッサが登場することから、iPadやiPhoneをはじめとするスマートフォンや高性能端末との競争に既存のノートPCも一段と晒されることが予想されます。そうなると、ノートPCも安価で小規模なシステムを中心としたものに取って変わって、価格帯も大幅に下がることが期待できます。登場する時期が早すぎたIONシステムは潰されてしまいましたが、近いうちにそういった低コストで高性能なノートPCが主流になってくれれば嬉しいのですが、、、


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昨日の続きを書きます。


たしかに日本の若者の現状を見ると、全部とは言わないまでも総じて良好な状態とは言がたいことは誰もが認めるところではないでしょうか。

そういうふうに偉そうに言っているぼく自身がすでに浮世から離れてしまった野良公同然の人間ですし、そういう類の人間がごく少数の例外ならまだしも、すでに落ちた人、これから落ちそうな予備軍を含めると若者全体のうち相当な数にのぼると思います。


それを今さら誰が悪い、大人が責任取ってくれ~!などと叫びながら訴える気持ち(元気)は無いですが、今日の台湾人青年と自分たちの格差を認識するとき、その原因はどこにあるのかを考えてみると、それは日本の陳腐化した教育制度に行き当たるのではないかと思います。


台湾人をはじめアジアの新興地域の人々と、自分たち日本人の知的水準や認識能力などを比較して、自らをこうまで卑下する理由は何も今日会った青年一人の印象に依るだけではありません。


                           ★


以前放送された、台湾やインドなどのアジア新興地域の発展の様子と日本の先端科学ベンチャー企業の現状を特集したNHKのドキュメント番組を見たときにつくづく感じたことですが、アジア新興国の先端企業の、単なる右肩上がりのガムシャラ路線ではないスマートな発展ぶりと、日本の将来有望な先端技術を担うベンチャー及び中小企業が、発展どころか日々の運転資金を工面するための金策に喘いでいる現状のギャップに唖然としてしまいました。

台湾、インド、シンガポールなどの先端新興国では、日々企業同士で凌ぎを削っているのはもちろん、投資家も有望な企業には積極的に投資して活動を支え、一方では、まだ実用化前の最先端技術を先行投資して研究活動を支えて将来の発展の種を早々に確保しています。このように、投資家、起業、研究機関との間で潤沢に資金が流れることで、アジアの新興国は今や世界一の目覚ましい発展を遂げようとしています。その結果、シンガポールでは国民の内100人に1人が億万長者という、羨ましいというよりは少々恐い感じがするほどに発展しています。


対して日本では、中堅の半導体製造メーカーがリーマンショックの煽りを受けて経営が行き詰まり、何とか会社を存続させようと国内の銀行や投資家に融資の依頼を持ちかけるも応じてくれる所はなく、台湾の銀行に何とか融資してもらい(その額わずか5億円・・・)再生を模索している様子や、もう一つの例では、海外からも注目される新技術を開発しているベンチャー企業が資金繰りに困り、同じように国内の投資家に援助を求めても応じてもらえず、仕方なく台湾の投資家から資金を得て何とか研究開発を続けているという有様でした。

それはつまるところ、日本のそういった企業や開発した技術がいずれは台湾のものになってしまうことを意味します。なぜ日本の投資家が日本の企業に融資しないのかというと、将来実用化されても予想されるほどの利益を上げる確証がないなどのリスクを嫌って、土地や国債などの安定した資産ばかりに投資が集中しているためです。つまり、日本中の金持ちの人たちは投資といえば自分の資産を減らさず増やすことであって、自分の国の発展に貢献する事業を支えようという意識がほとんど無いように思えます。また、そういった投資家や資産家の人たちに、先端分野でどういった技術や研究が後々に重要になってくるのか判断できる知識も意識も圧倒的に不足しているのでしょうね。


そういった一例として、ぼくが知っているものの中で、日本の薄型テレビ事情のここ10年の成り行きがあります。当時、ブラウン管TVに取って変わって液晶などの薄型TVが急速に普及することが予想されていたにもかかわらず、日本の主要メーカーの重役たちや投資家などはそれを認識せず、特許の申請や製造技術の権利獲得を怠った結果、いち早くそれらを確保した韓国や台湾の無名メーカーが10年後に立場が逆転するほど飛躍することを許してしまったのです。

その時、日本のメーカーの上層部が対応をこまねいた理由はブラウン管TVの売上が好調で、その時点では何の儲けにもならない液晶技術に資金を出すことを渋ったのと、そのブラウン管の売上に自ら水をさすような事業を起こしたくないという考えだったようです。当時は弱小ベンチャーに過ぎなかった韓国、台湾などの企業と投資家がそのスキを突いたわけです。その結果、今では世界の液晶パネルの生産シェアの半分を台湾企業が占めるまでになりました。

こういった”負け戦”の事例はここ10年、日本を取り巻く政治経済のあらゆる分野において見られることだと思います。また、起業家、投資家、研究者、それらを支える行政や政治家にいたるまでの、各々社会における重要な舵取りを担う立場の人たちの意識レベルの差が、やがて追いつくことが困難なほどの差を生じさせたのだと思います。


                            ★


新興国の国々が今、優秀な人材を輩出してあらゆる分野でその能力を発揮して国の発展を支えている要因となったのは進んだ教育制度にあったと思います。1980年代頃、アジアの国々は圏内で唯一の先進国である日本に追いつき追い越すために長期的な計画を練り始めました。その第一歩にして最大の礎である、真に優秀な人材を育成するために、実効性のある新しい教育制度を整備しました。その教育制度によって育てられて競争を勝ち抜いてきたエリートたちが大人になって社会に出て、今まさに新興国の躍進を担っているのです。


対して日本は、最高学府東大を頂点としたピラミッドを中心に、その中で長年にわたって偏差値を競い合い熾烈な進学競争が繰り広げられてきましたが、教育の中身については50年間ほとんど代わり映えのしない内容を繰り返し、毎年金太郎飴のような人材を世の中に輩出し続けています。そういった時代のニーズからかけ離れた教育内容について、数限りなく批判や提言がなされてきましたが、一向に改められる気配は見えません。特に、日本人に英語を話せないようにするためにやっているとまで揶揄される英語教育はその代名詞のようになっていますが、それも含む時代遅れの暗記教育が一向に改められないのは、それがもはや社会機構の一部として定着しているからなのでしょうね。


                            ★


それにしても、その金太郎飴教育の紛れもない産物である、それもどちらかというと出来が悪い部類のぼくが、教育論についてイッチョ前に語るのはよく考えるとオカシナハナシですね~(^^;)


教育制度の内容と質の違い、その結果社会全体に及ぼす影響の違いについて、日本のそれと比較することは一面の見方に過ぎません。なので、今、日本の落日とアジアの飛躍の要因を全てここに結びつけてしまうのは拙速だと思います。

また、ぼくは教育制度を変えてもっと優秀な人間をいっぱいこしらえるべきだとか、そうしなければ日本の未来が危ういなどと主張する気は全くありません。


というか、ぼくはもともとエリートでも何でもないペンペン草の雑草系です。そして、日本の教育論や知能レベルがどうのこうの言う前に、手前の健康状態を日々維持していくことで精一杯ですし、その上でこの先どう生きていくかの方がずっと大事なことです。


それでも、こういった事柄を少しでも認識しておくことは無駄にはならないと思っています。この先、時代の変化はますます加速して、否が応でもその変化に対応していかなければならなくなります。その時、これまでの古い常識が通用しなくなるばかりでなく、変化に対応する上で足かせにもなります。植え付けられた古い固定観念に足を取られて身動きが取れなくなる前に、これまで当り前だと思い込んで疑いもなく受け入れてきた自らの価値観を今一度、省みる必要がある気がします。





RIMG8921.JPG
こんにちは。

今日は久しぶりに札幌まで出てきました。

いつもの十字式整体と買い物などが目的でした。


お使いで頼まれたバイオ洗剤を買いに、大通りのハンズに向かってい途中、気が向いたので道庁赤レンガ前に寄ってみました。




相変わらず周りは観光客で混み合って、赤レンガ前で記念撮影の順番待ちが生じていました。しかも、聞きなれない言語が四方八方に飛び交っています・・・(^^;)


中国人や台湾人の観光客はホントに多くなりましたね。


いつも見慣れている地元人からすると、北海道や札幌の街がわざわざ大挙して、それも高いお金を払ってまで来るほどの価値に値するのか疑問ですが、外国から来るとやはり新鮮に感じるものなのでしょうかね?


道庁の小ぢんまりとした赤レンガ庁舎や、日本三大がっかり名所として名を馳せる時計台なんかよりも、北京の天安門広場なんかのほうがスケールがデカくてずっと見る価値があるような気もするのですが、、、


でもそうやって大挙してやって来てくれるおかげでお金が落ちて地元経済が潤うわけですから”それを言っちゃぁ~おしめぇ~よぉ~”ですね!



その赤レンガ前の花壇がちょうど見頃(撮り頃?)だったので、持ってきたコンパクトを取り出してスタンバイしていると、やはり声をかけられてしまいました~


歳ころ同じくらいの青年が、片言の日本語で撮って欲しいと言いながらカメラを手渡してきました。


快く引き受けて手渡されたカメラは、キャノンのEOS50D+純正18-200mm・・・。



内心”ええキャメラ持ってはるなぁ~”と思いながらも2枚ばかりパチリ。


それでOKということでカメラを返して、ご丁寧に「ありがとうございました」と日本語でお礼の言葉を残して去って行きました。どうやら一人息子が両親を招待して旅行に来たという様子でした。

雰囲気としては礼儀正しく聡明な感じのする若者でした。日本語の発音も片言ながら流暢で、日本語をきちんと勉強してきたといった感じでした。多分、台湾人の方だと思うのですが、失礼ながら一時代前の台湾人観光客のイメージにありがちな田舎臭さは微塵もなく、ある意味、今の日本人以上に垢抜けしているように感じました。


最近の台湾は世界の先端技術のメッカとして躍進中で、もはや日本人が抱きがちなちょっと進んだ途上国などではなく、すでに名実共に先進国(地域)と言い切って差し支えないほどです。先行きが不透明でジリ貧に陥いりそうな日本と違い、正真正銘右肩上がりの勢いがある分だけより垢抜けした印象を感じるのかもしれません。


まぁ、それでも外国の方々がわざわざ地元を好き好んで来てくれるのは何だかんだ言って嬉しいことに違いありません。

いくら裕福な位の人たちでも、一生の内そう何度と無く親子そろっての海外旅行が出来るわけでもないでしょうから、その旅の思い出の一枚を揃って残すお手伝いが出来たことは地元人として嬉しいことですね。


思い返してみると、観光客に記念撮影を頼まれることはわりかし多い方ですね。たしか、去年ファクトリーでアジア系の女の子に頼まれた時に渡されたカメラはニコンのD40でした。

あれも旅カメラとしては良いカメラです、かさばらない小型サイズでありながら一眼レフならではの画質と高感度特性、何よりも発色がナチュラルなのがグットです!


もちろん、女の子二人も愛嬌のあるけっこうカワイイ系の子たちでしたヨ~。


でも、あくまで最初の関心がカメラに行ってしまうヲタのサガはどうにもなりませんね~(爆)



話が脱線しましたので元に戻します~


感心しながらも何かしら物思いに耽りながら大通公園を歩いていると、茶髪金髪を含む最近のファッションに身を包んだ若者の男女一団と交差しました。

若いのにすでに腰がヘン曲がっていたり、どの表情を見ても聡明とは言いがたい脱力系?の面構えばかりで、その印象から日本の行末に待っている現実がいかほどのものなのか、、、一瞬にして悟ってしまったような気がしました・・・(--,)





RIMG8902.JPG今日は表題の通り、参議院選挙の投票と江別やきもの市を観てきました。

最近更新をサボっていましたが、理由は案の定、夏バテと夏風邪とアレルギーのトリプルパンチによる体調不良です・・・(--,)

まだまだ本調子には程遠いですが、何とかPCに向かってキーを叩いています。





時間は前後しますが、参議院選挙は蓋を開けてみると予想通りの民主メタメタ、自民盛り返しの結果となりましたね。


ぼくにとっては、今回の選挙ほど煮え切らない、後味がすっきりしない選挙はありませんでした。争点として急浮上した消費税増税はもちろん反対ですが、とはいえ、いくら民主党が情けないほどの迷走ぶりを呈していても、今この国のハンドルを手放して欲しいとは思いませんし、まして今の社会の惨状を招いた張本人である自民党には間違っても票は入れたくありませんでした。


投票の直前までモヤモヤした気持ちで焦点が定まらず、結局、その迷いをそのまま反映した選択となりました。

別にぼくがどこに入れたかなんてどーでもイイことなのでわざわざ書きませんが、一つだけ言っておくとすれば、今回、浮動票をかき集めて躍進したみんなの党と宗教系の政党には入れていません。


今日の新聞に、かの党の躍進を伝える記事の写真に代表の高笑いの画が掲載されていましたが、これはそんな風に笑って大喜びして良い結果なのかと疑問に思います。


古巣の旗色が悪くなると一目散に飛び出して、市民目線の政党というイメージ戦略が当たって国民の支持を得ることに成功したようですが、実際は自民、民主双方が行き詰って崩壊した後の政界大再編の時に有利な立ち位置を確保しておこうという野心が見え隠れします。その野心こそ旧来の永田町的国民不在の政治理論そのまんまではないかと、ぼくにはそう思えて仕方ないのですが、、、それに比べれば、逆風の中でも自民党に残り踏ん張った谷垣さんのほうがずっと好感を持てます。


道内の選挙区では、自民党のヨサコイの人と民主党の本命候補で議席を分け合う形となり、自民復権の流れが印象づけられましたが、投票結果をよく考えてみると、自民候補が獲得した票数よりも民主2候補が獲得した得票数の方が上回っているのですね。おおよそ4:6の割合ですが、これは道内世論が民主中心の治世になりながらも、いまだにどっちつかずの情勢を引きずっていることを如実に表しているのだと思います。


今回の選挙は消化試合のようなものだったのではないかと思います。消費増税の可否に始まり、年金福祉、雇用経済、財政問題といつもどおりのお題目が並んでいましたが、どうも問題を矮小化しているというか、すでに現状はそういった点の問題を遥かに超えた総体的な危機に直面しているように思えます。もちろん、それらの社会的な課題がどれも重要であることには変わりありませんが、その点一つ一つだけを見て解決すれば済むレベルではないのです。


どうも昔から日本人は点を凝視して追求することには長けていても、それを上回る全体を総括するようなスケールの大きな課題に直面すると、頭がフリーズしてそれ以上前に進めなくなるきらいが多分にあるように思います。その全体を大きく俯瞰しながら対処しなければならない問題に対して、凝視できる点の問題に置き換えて焦点を見失う、そういったことを繰り返しながら迷走を重ねて、ついにはドツボにはまって身動きできななくなってしまう、、、そんな歴史の前例は枚挙にいとまがないほどあります。


消費税増税についても、これからの方針をどう描くかの入り口の論点に過ぎず、その可否について与野党相対して論争する点に留まったままで、いたずらに時間を浪費すればするほど、本来真っ先に対応しなければならないはずの財政破綻とそれにともなう経済崩壊の危機が、皮肉にもかえってその現実化を早めてしまうようなことにもなりかねません。



一説によると、消費税を10%上げてGDP名目成長率を1%維持でれば、さらに+αの増税を加えれば、我が国の財政は何とか2019年頃まで持たせることが可能という試算もあるようです。

国の借金の大半を国外の市場に依存する他国とは異なり、日本は国債の引受けのほとんどを国内の資産でまかなっているために、国内の情勢次第ですぐにクリィティカルな結末に陥る可能性は少ないようです。

そう考えると、今すぐに深刻な事態を想定する必要はないように思えますが、問題は国外の、世界を取り巻く情勢がいよいよ余談をゆるさない状態になってきていることです。

リーマンショック以来、各国の財政出動による景気対策が功を奏して現在は再び上向きの兆候が出てきたというのはほとんど造られた演出で、実際は様々な延命策が施された上で辛うじて小康状態を保っているのが現状です。

その延命策が尽きたとき、具体的にはどこかの国が財政破綻したり株価が急落して景気の二番底が現実化したとき、それを合図にドルや各国通貨のデフォルトが実行に移されて世界全体の経済の大再編が始まる可能性があるそうです。(→中国の土地バブルも危険水準に近づきつつあるようです)

もしそうなった時、日本は極めて難しい選択を迫られると思います。国の負債を世界市場ではなく、国内で抱え込んでいるがゆえに、そのまま負債を抱え込んだまま耐え忍ぶ道を選び、いよいよ経済大国という看板を降ろして世界の桧舞台から退くか、あるいは世界の流れに呼応して即座に破綻して国内の1,000兆円にも及ぶ資産が消し飛んで大混乱に陥いっても本格的な再生の道を選ぶかです。もしくは、そういった混乱と損失を極力避けるための妙策を捻り出して、うまく対処できる可能性も少しは残されているかもしれませんが難しいでしょうね。


そんな前代未聞の事態が発生した折には、現実的に選択している余地など無いかもしれません。今からその危機に出来る限り備えることはもちろん、その危機が去って世界の情勢が一変したとき、日本がどういったポジションを取っていかに再生するかというビジョンを水面下でしっかり見定めておくことが出来るかどうかで、この先の日本の運命は大きく変わることと思います。

何よりもぼくたち一般国民にとって、大難が可能な限り小難で済むように、しっかり対応してくれることを今の政治には何よりも望んでいるのですが、現状を見る限りその望みは薄そうですね・・・。



やきもの市では例年どおり、お気に入いるのお店で気に入った陶磁器をいくつか買うことが出来ました。また来年も同じように、今日のような一日を迎えることが出来ればこれ以上幸いなことはありませんね。

たとえこの先、予想するような大変な事態が起こったとしても、それは災難でも悲劇でもなく起こるべくして起きた変化に過ぎないと冷静に受け止めることが大切だと思います。

今年のやきもの市もプロ、アマそろって力作ぞろいで、手に取って購入した作品はどれも手の込んだ味わい深いものばかりです。

そういった作品を一つ一つ丹念にこしらえることが、自分のなすべきこととして誠実に取り組んでいる方々が頑張っている姿を見ると、不思議と不安によりも、この先の試練を乗り越えた先にきっと良い時代が待っているという予感と希望が強く感じられます。





_IGP4665.jpg先日の道新に、東野幌の原野にノハナショウブの花畑があり、一般の市民にも公開されていることが記事で紹介されていました。

近場ということもあり、カメラを持って足を運びました。






_IGP4682.jpg場所は東野幌935です。野幌駅南口から道道江別恵庭線に抜ける道を真っ直ぐ南幌方面に向かい、産廃処理場前の直角カーブと右コーナーを抜けてしばらくの十字路を右折した先にありました。

私有地ですが入り口に案内看板がり、指定された場所に車を止めることが出来ます。




_IGP4698.jpg元耕作地と思われる広大な一区画丸ごと花畑になっていて、見学者のために周遊コースも整備されています。入り口には簡易テントが張られて、地元の方々が見学者の案内に当たっていました。

ちょうどコースを一周したころ、写真愛好会風の一団が大挙して訪れました。さすがに新聞で紹介された直後の日曜日だけありますね(^^A)



ここに咲くハナショウブは一般に売られているものではなく、もともとこの土地が自然の湿原だった頃に自生していた貴重な種だそうです。その種を絶やさないために植え付けられたのが始まりで、今では地元の方々が中心となって保存会も立ち上げられて、今後も徐々に充実させていくそうです。

本来そこにしか無かったものの価値が見直されて、こうした形で一般の人達にも見て知る機会が与えられることは喜ばしいことですね。人工的に配合された種とはまた違った、自然そのままのストレートな味わいを感じることが出来ました。

なお、ノハナショウブの花畑は今月二十日頃までには一旦刈り取られてしまうようで、そうなると来年までお預けとなります。



1572eade.jpeg今日は、線炉端のルピナス畑でおなじみの一番町まで行ってきました。

毎年、この季節になるとこの場所に通っていますが、今年も満開のルピナスの花々が迎えてくれました。

去年は色々な列車とのコラボを狙って、けっこうアツイ撮影になりましたが、今年は撮影よりもルピナスのお花見ついでといった感じです(^^A)

まずは遠ざかるカムイとのコラボから、何となくルピナスの花々を見つめているようなニュアンスで・・・





8b3fd6cf.jpeg1080レもDD重連か赤熊さんにトーンダウン。

といっても、赤熊さんのまともなストックは少ないので、ちょっと新鮮な気もしますね。

持っていた望遠が長すぎて、機関車とルピナスが窮屈に収まっています、、、




_IGP4641.jpgその他にも、721、731、785などを撮影して終了。

今年はコレといったイメージが浮かばなかったので、結果も軽めな感じです。

今日は撮影の結果云々よりも、満開のルピナスと爽やかな風に吹かれて気持ちが良い一日でした。



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HN:
鈍行翼
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42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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