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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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今までこのブログで単に”作業”とか”創作活動”と称していたのは実は小説を書くことでした。


いきなりカミングアウトしても誰かが関心を持っていてくれるわけではないことは百も承知ですが、自分の気持の整理がようやくつくようになり、まだ自信を持って宣言できるレベルではありませんが、ありのままを報告しようと思いました。


自分がなぜ小説を書こうと志すようになったかというと、もともと文才があったわけではなく(それはこのブログの駄文を読んだだけでお分かりいただけると思います・・・orz)、もともと読書が特別好きだったからでもなく、ではどうしてかというと自分がこれまで10代の頃から考え続けてきた(ほとんど悶え苦しむほどに・・・汗)もろもろの人生観や哲学?を他者に誤解を与えることなく伝えられる最も適切な方法だと思ったからです。(※中二病の延長と思われても仕方ありませんね、、、。)


でも一番の理由はそういった理屈ではなく、ぼくが自分の人生で一番苦しく生きる希望を失いかけていた時に救いの手を差し伸べてくれたのが幾人かの作家による小説の中に記されたメッセージだったからです。


もちろん、ぼくが同じ道を志したからといって偉大な作家のように誰かの人生を救えるような小説を書けるとは思っていませんが、それでも最低限、読者の鑑賞に耐えうるクォリティを保ちつつ読んで単純に楽しめる娯楽作品とし、それでいて人生に直接役立つメッセージを織り込んだ作品を仕上げることを目指しています。


かれこれ、この道で生きていくことを目指そうと決意したのは5年ほど前のある出来事でしたが、それからその決意を両親以外に打ち明ける勇気が持てたのはつい最近のことです。


当初は3年ほど集中すれば満足行く一作品を仕上げられると思っていましたが、そんな甘いものではなく、結局満足の行く作品どころか5年経ってようやく納得の行くシナリオ構成と人物設定を終えたところです。


シナリオとストーリーはほぼ完成しているのですが、ここで壁にぶつかり一体どういった視点で描けばいいのかが決められずにいました。


そして、さらに問題なのは物語を描く視点が定まらなければ主人公や登場人物たちに作者である自分が上手く感情移入できない状態におちいり、彼らの価値観にどう共感してよいか連日暗中模索しています。


それでも、書き始めることが出来なかった理由は創作上の問題ではなく、自分の内面にいまだ未消化な部分が残っていて、そのことに長らく気づけなかったことにあると思い至るようになりました。


それは自分の価値観を正しい視点に置きたいという願望を捨てきれずにいたことです。


自分の言っている主張が正しいという前提で書かれた文章など誰も読みたがるものではないということは頭では分かっていたつもりでしたが、理解した事柄を伝えようとするあまり(このブログなどでは特に)つい感情的主張に走る傾向があったと思います。


そして自分自身の創作に対する自信の無さから、ついつい世の中の矛盾に目を取られ、そこに目くじらを立てながら自己正論を主張することで真意を伝えるかのごとく安直な逃げ道に陥っていたと反省しています。


本当はきちんとした小説を一作書き上げてから作家志望であることを公言しようと考えていましたが、壁にぶつかって足踏みしている自分自身にハッパをかけるために、あえて恥を忍んで大それた夢を語ることにしました。


そして創作活動に限らずぼくの人生全般において前へ進むことを拒ませていた病気以外の要因があることにも気が付きました。


それは上手く説明するのは難しいことなのですが一言で言えば人生と社会の公平性に対する疑問とこだわりです。


ぼくは自分が病気やその他の成り行きによって自分の人生を思うように選択できなくなってから、人生やこの世の中の公平や正当性はいったいどこからくるものなのかということを、自分のみならずできるだけたくさんの人たちの人生や考え方、また歴史や哲学、宗教などの中からも見出そうとしました。


一時期は運命や前世の悪行など(それはあったかもしれない・・・)のせいではと考えたり、またそういった不遇を社会の矛盾のせいにしようとは一切考えたことはないにせよ、昨今の世の中の世知がなさを見るにつけ、やはり個人の自己責任だけでは済ませられない全体の矛盾があることは否定出来ないことにこだわり続けてきました。


ぼくは重ねて言いますが、自分の不遇を世の中のせいにしたり、この世の中をそのものを恨んだりしたことは一度たりともありません。


ゆえにぼくは世の中も他人も家族も一切恨むことなく自分の置かれた境遇をありのままに受け入れて生きる希望を見出すことに全力を尽くしてきました。


そしてそれは可能であることをぼくなりに確信することが出来ました。


とはいえ、それはこうすればいいよと誰かに気安く説明できるようなものではありませんし、ただ単にぼくがそうしていくなかで納得できただけで、他の多くの人にとって一様にこうすればいいといえるものでもありません。


なので小説の世界の中でぼくの分身ではない主人公や登場人物たちが精一杯生きてもらうことを通してそれぞれの希望の形を一つ一つ伝えていければいいなと思っています。


ぼく自身の意識の中の奥深くで最後まで抵抗していた者の正体は今の社会の正義を着ることで自己の満足を得ようとすることに対する根深い嫌悪感でした。


こういった嫌悪感は一般的に青臭いと評される大人になりきれない、まさに中二病の延長線のような、社会で生きている人なら誰しもが感じて乗り越えなければならない当たり前の感情ですが、ぼくは今まで恥ずかしながらこういった感情を受け入れて乗り越える時期を逸してしまっていたことに最近になって気が付きました。


それが頭では分かっていても受け入れることができるほど内面が成長するまでに普通の人以上に時間がかかってしまったということです。


しかし、ただ迎合するだけで解決してしまっては安易な妥協で終わってしまうので、ぼくはその青臭い思案の期間に十分に納得の行く単なる妥協ではない答えを用意することが出来ました。(もちろんそれも小説のテーマとして織り込むつもりです。)


その青臭い考え方から見出された答えがこれから先に必要とされてくると思っています。


ここで誤解なきように書いておきますが、ぼくは小説の中で社会性の云々について直接的に訴えることは一切せず、B級娯楽の中で純粋に人間愛や人生について語るだけでその答えを表現しようと思っています。


長々と取り留めもなく書き続けてしまいましたが、一応の決意表明ということで書き記しておきました。



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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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