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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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ようやく春の陽気も本格化してきました、今シーズンの冬は本当に長く感じました。ただ、明日にはまた寒気が入り込んできて寒くなるようですが、、、もうしばらく寒気と暖気の押し合いへし合いが続いた後、今度は桜の季節となりやがて新緑も芽吹いてきますね。今日、とりとめもなく話そうと思う内容は春の陽気にそそのかされたような全くの戯言です。暇つぶしのネタ程度に読んでもらえれば幸いです(^^A)


オリンピックがあったことが遙か昔のように感じられますが、世の中は相変わらず平静であるようで、それでいてどこか今までと違うような違和感を覚えるのはぼくだけでしょうか?世間に目を向ければ平均年齢70代の新党が立ち上がったとか、与党内閣の支持率低下と迷走ぶりがことさら報道され続けていたり、そうでなければ芸能やスポーツの話題がいつもどおり画面をにぎわしているといった按配です。でも、世界では水面下で大きく情勢が変わろうとしているのも事実なようです。特にアメリカの経済情勢は待ったなしの水準まできているようです。つい先頃、亀井大臣が発した郵政改革案の中で郵貯、簡保の上限額引き上げをめぐってすったもんだしていましたが、そのドサクサに紛れて郵貯資金をアメリカ国債購入に廻せる仕組みが作られたようです。これまで郵貯資金は日本の国債を買取る資金として優先的に運用されてきましたが、それゆえに国の財政がどんなに危機的な水準に陥っても間接的に国民の資産で買い支え続けるかっこうになり、国家の財政破綻という最悪な結末は回避できるという根拠になっていました。そこにアメリカが抜け目なく目を付けたわけですが、そうすることでアメリカの財政維持のために日本の虎の子が使われてしまうことになり、日本にとってはこの先数年後?に非常に困ったことにならないか心配です。

経済のことは難しいのでぼくには大雑把なことしか分かりませんが、それだけアメリカもなりふりかまっていられないくらい余裕が無いことは分かります。近い将来に状況がどのように変化していくのか予測することは難しいでしょう。でもここで少し長い目で先のことを空想してみることは必要かなと思います。半年先も分からない時に3年、5年、10年先を何となくでも予測するのは馬鹿げているような気もしますが、この先誰もがめまぐるしく変化する世の中で生活し続けることを余儀なくされるわけですから未来を想像しながら今を見つめるという姿勢を持つことも全く無駄だとは言えないと思います。


今の時期は進学、就職シーズンも一段落して多くの人々は新しい環境で一歩を踏み出している時期ですが、その一方で雇用情勢の一段の悪化、格差社会のさらなる拡大、中高年失業者の増加、自殺者の三万人超えなど、暗澹たる事象が取り上げたら切りが無いほど拡がり続けています。幸運にもそういったことにまだ無縁であったとしても、そう書いているぼくも含めて多くの人々が明日は我が身という不安を抱き続けながら生活しなければならない、そんな今のご時世は考えてみると全くもって不幸な時代と言わざるおえないかもしれません。

そうだからといって、悲観に暮れ続けたり批判に終始してばかりで前を向こうとしないでいては自分自身を取り巻く状況は悪くなるばかりで決して良くなることはないでしょう。本当に追い詰められていて苦しんでいる人に悲観するなとは言えません、でもまだ余裕があるのに批判に終止するだけで済ましてしまうことは大きな落とし穴だと思います。人間の心理の中には自分に手に負えそうも無い困難や不安を、他の対象を批判したりそこに原因を求めることで一時的な安心を得る性質があるようです。でもそれは根本的な解決にならないことはもちろん、問題を棚上げし続けることでまだあったはずの貴重な余力をいつのまにか失い、気が付いた時には本当に追い詰められていたという全く洒落にならない事態を自ら招いてしまいます。ここ数年、政治や経済が誹謗中傷合戦に終始して問題を棚上げし続けてきたことも、こういった心理が積み重ねに重なった結果だと言えなくもありません。例の高齢保守新党の旗揚げに際して、本気で国を憂いているのはもはや自分たちしかいないと声高に叫んでいた人たちの発言と、まるで自分たちだけが正しくて他の連中が間違っていたから日本はこうなったんだと言わんばかりの態度にもそれが表れていたような気がします。

でも上の指摘は他でもない書いているぼく自身にこそ向けられるべき戒めです。あの権力による個人に対する責任転嫁という呪われた呪文のような”自己責任”という言葉は大嫌いですが、自分の心の在り方を自分の意思で決めるという意味では、やはり自己責任という言葉がもっとも相応しい表現だと思います。自分や誰かの人生を判定するために自己責任論を振りかざすつもりは全くありません。ただ、これまで長い間に多くの人々がより良い変化と自由を求め続けた結果、個人が物心両面で厳しいプレッシャーにさらされ続ける状況を生み出した現実は受け止めるしかないと思うのです。そういった現実の避けがたいプレッシャーに即打ち勝つことは叶わなくとも、せめて自分の在り方を見失わない姿勢は守り続けたいものです。そして、いつかは自分にとって本当に相応しい生き方を築き上げたいと思います。そのためには今この時に悲観や批判に囚われているわけにはいかないのです。


ただガムシャラに個人主義的前向きさで何事も乗り越えられるとは、さすがにぼくもそうは思えません。そこで、5年、10年先を空想するという馬鹿げた発想を試みることも必要なのです。ここで大事なことは5年先、10年先を正確に予測することではありません。自分の価値観の中でこの先の世の中はどうあるべきなのか、その時その中で自分はどうありたいのか、それを想定することが大事なのでです。たとえそれが明後日の絵空事に過ぎないとしても、何か長期的な目標を持つことで自ずから今、自分がどうあるべきか、何をすべきか、また何が出来るのかなどが見えてくると思います。多分、世の中が本当の意味で良くなるにはまだまだ時間がかかるでしょう、それをただ待っているだけでは無駄に歳をとってしまうだけです。だからこそ、新しい世の中の変化にフォーカスを合わせながら自分自身を変えていく積み重ねがこれから必要になってくると思うのです。


いま、こんなにも多くの人々が不遇をかこち苦しまなくてはならない原因はやはり社会構造の欠陥にあると思います。人々が健全に汗を流して働いて、生活が立ちゆかせることができない社会はそう遠くないうちに限界を迎えると思います。またさらなる効率化と競争の激化がもたらされても、それを担うのは生身の人間ですからいずれはそういった意味でも限界が来るでしょう。世の中には競争に適さない性質の人たちと、競争では成り立たないけれども必要不可欠な分野の仕事があります。不毛な競争原理の中で身を立てる以外に、人々から本当に必要とされる仕事で多くの人が普通に身を立てられるような社会が実現すればどんなにすばらしいことかと思います。それを実現させるには現在の古い経済体制の崩壊を経て、これまでの労働雇用関係とは違った新しい雇用と経済の形を生み出すことが必要不可欠だと思います。そんなありきたりな理想論をハミダシ者が一人ぶつぶつ言ったところで、それこそ春の風のひと吹きで消し飛んでしまうのは重々承知しています。それでも、そんな鼻で笑われそうな理想論を本気で実現しようとする人が一人でも多く現れない限り、今の世の中が暗いトンネルを抜けて明るい未来を迎えることはないでしょう。


10年後に自分がどうなっているか全く見当もつきませんが、たとえ今思うような理想像からかけ離れているとしても、まぁこれも自分の人生だから良いかなぁ~と納得の行くような道を歩みたいものです。そして、そういう実感を一人でも多くの人が持っていられるような世の中になっていたら素敵ですね。春の駄文長文、最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m


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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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