忍者ブログ
北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
[427]  [426]  [425]  [424]  [423]  [422]  [421]  [420]  [419]  [418]  [417
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




86dacb6e.jpeg

開業直前に急ピッチで工事されていた旭町通も高架開業と同時に開通しました。

しかしご覧の通り未舗装のままで急場しのぎな感じが否めまない様子です。





3223b039.jpeg

こちらも旧地上線とホームをかなり強引な感じで分断するように道路が通されています。

当初は舗装工事も終えた形で開通する予定でしたが、未舗装のままで工事日程に余裕が無かったことがうかがえます。





00dbf3d7.jpeg

下り仮設ホーム跡の様子。

つい先日まで当たり前に利用していた場所だけに、一夜にしてこのような姿に様変わりしてしまうことに複雑な心境を抱いてしまいます。





8339659c.jpeg

仮設跨線橋跡の様子。

架線が取り外された以外はおおむねそのままの状態です。






628dfa2b.jpeg

旧南口仮設駅舎とホームを繋ぐ通路部の様子。

撤去された跡が生々しい感じです。







788b1d24.jpeg

鉄東線側に出たところで振り返った構図です。

奥に見える住宅街も今後の区画整理の対象で、数年後には国道12号線と連絡する予定です。






8934b9b3.jpeg

新設された旭町通のすぐ横にある旧南口仮設駅舎。


手前にあった歩行者用横断歩道と信号機も撤去されていました。





b8fe3b40.jpeg

仮設南口駅舎から数十m離れた元の南口があった場所に高架駅南口があります。

こちらは北口と異なり外壁が完成しています。手前の鉄東線も信号機より先は移設され新たに駅前広場が造成される予定です。




RIMG10039.JPG

場所を移してイオン裏手にある中原通りアンダーパス工事現場の様子。

高砂駅手前の旧6丁目踏切が閉鎖された跡の東西連絡を担う重要通路です。来年春の完成の予定ですが、利用者にとっては一刻も早い開通が望まれる道路です。



760531de.jpeg
鉄西線を高砂駅方面まで歩いたところで6丁目踏切跡へ通じていた道路の交差点にさしかかりました。旧6丁目踏切が閉鎖されたことで野幌駅から高砂方面に至る東西の道路を直接連絡する通路が、先述の旭町通から先は高砂駅を通り過ぎ江別駅手前の踏切まで全く無い状態になっています。





CA3J0274.JPG

6丁目踏切跡を通過して野幌方面へ高架線を駆け上がろうとする731系普通列車です。

ご覧の通り旧6丁目踏切は高架線よりかなり手前に位置しているため早急に撤去する必要性は無かったように思われます。




_IGP1157.jpg
以上で2回に分けてお伝えした高架開業後の旧線の記録の紹介を終了します。

最後は高架駅ホームから札幌方面を望んだ新線と旧線の様子です。

この新旧の世代交代象徴する光景も撤去工事が進むことでまもなく見納めとなるでしょう。







追記)
ここからはぼくの個人的な意見になりますが、この野幌駅の高架化事業について出来上がった新駅舎を今後の町作りに有効活用すべきという点を除けば、基本的に反対認識の方が大きいままです。その理由は他でも無く、この片田舎の小さな駅と踏切一つを無くすために150億円もかけて高架工事をして、さらに街の区画整理と再開発に今後10年近くを費やしさらに100億円近い予算を使うことのツケが、もうまもなくはっきりしたかたちでぼくたち一般住民の肩に重くのしかかってくる可能性が高いからです。それは巷でよく云われるような国の借金のツケが将来の世代に重くのしかかるとか、また夕張市のように自治体が財政破綻することで公共サービスが著しく低下して住民が暮らしにくくなるというような、これまで想定された次元をはるかに飛び越えて、誰も想定も予期も出来ない規模で、それも思ったよりもずっと早く将来の世代では無くて今の現役世代全体が莫大な負担を強いられるということです。


何も野幌駅高架化一つで国全体から見れば微々たるものでしかない公共事業で何を大袈裟なことを、というように思われるかもしれませんが、そういったわが町くらいは、このくらいの公共事業はどこの都道府県や市町村でもやっているという認識でバブル崩壊から20年間以上にわたり今日に至るまで、日本中あまねくそういった全く無駄とは言い切れなくとも真の必要性があるのか疑わしい景気刺激のためのカンフル剤にしかならない公共事業を乱発してきました。その結果が国と地方の借金の累積額が国民の資産総額を上回る1,000兆円を超えて今なお膨らみ続けて、38兆円しか税収が無いところで100兆円の予算を組みさらに借金を重ねなければ国と社会を維持できない状況に追い込まれています。


そういった状況の行き着く先は国の財政破綻しありませんが、ではそうなったら何が起こるのかというと、日本という国全体の信用を失いこれまで使ってきた通貨が紙切れになって消え去ります。嘘のような話ですが、この日本の社会にある政府や企業、あらゆる団体、個人の所有する現物以外の資産のほとんどが分け隔てなく一旦は消え去ります。そうなれば戦後の焼け野原と同じように、日本の社会全体が0以下のマイナスからやり直しという事態になります。そんなはずはない、かつての韓国やアルゼンチンのように国家破綻しても順調に回復した国もあるじゃないか、また預金は1千万円以内なら保障されるのだから心配はないといった意見もあるでしょうが、当時の韓国やアルゼンチンは経済規模が日本や欧米先進国に比べてはるかに小さく、世界経済も安定していたことから国際社会から十分な支援を受けて復興することが出来ました。ところが日本は曲がりなりにも世界第2位の経済大国として長年君臨し続けて、その間にこしらえた借金の規模も桁違いに大きいために、いざ破綻となれば支援できる国は欧米先進国しか考えられません。しかし、その頼りの綱の欧米先進国も日本に勝るとも劣らない火の車で逆に日本のへそくりを当てにされているという始末です。もうこうなれば大金持ちの宇宙人を何としても探し出して融資をこうしかありませんが、残念ながらそういった有意な宇宙人と人類はいまだコンタクトをとれていません。もう一つ預金の保障についてですが、たしかに1千万円以内なら保障されるはずです。ですが今現時点での1千万円の価値が保障されるとは一言も約束されていないのです。つまり1千万円持っていても、いつのまにか100万円にも満たない買い物しかできない事態に陥るかもしれないのです。


実は同じようなことは戦中から戦後に至る混乱期にも起こりました。戦前までの1円は今の価値に大雑把に換算すれば1万円ほどの価値がありました。ところが戦争が終わって同時に経済が破綻すると、それまでの貨幣価値は反故にされ1円はアルミニウム玉一枚の価値にされてしまいました。戦前の日本は国家予算の実に85%を戦争に費やすというキチガイ政治に突き進んだあげくその戦争にも負けてしまい破綻しました。現在の日本はそこまでひどくはありませんが、たとえ戦争をしていなくとも限度を超えた借金を繰り返し続けた結果、同じような結末に到ろうとしています。以前、政権交代を果たした鳩山政権時代にコンクリートから人を活かす政治へみたいなスローガンが声高らかに叫ばれていましたが、まさに日本はコンクリートを建てまくって、そのコンクリートの重さに耐え切れず、社会もその中で暮らすぼくたち一般国民もろとも押しつぶされるというようなブラックジョークにもならない厳しい状況に突き進もうとしています。


話が野幌駅一つの問題から大きく飛躍しすぎてしまいましたが、その野幌駅高架化事業の背景と経緯をつぶさに観察すれば、それがそのまま現在までの日本の社会全体がたどった道筋を象徴する縮図であったことが理解できると思います。せっかく新しく出来た駅そのものを否定する気は全くありませんが(出来た駅は公共の現物資産ですから、この先、国が破綻しようがしまいが、先々の地域社会の発展のために有効活用べきです。)その根本の方針と在り方について異を唱えるのは以上のような理由からです。


二千年前の昔、ローマ帝国という当時世界中で他に並び立つものがない先進的な大国が地中海を中心に覇権を巡らしていました。ローマ帝国は域内の各地に上下水道まで完備した近代的な都市をいくつも建設し円形闘技場や水道橋など見事な建築物を後世に残しました。そのような先進的技術と力を持った国がある時を境に進入し始めた異民族によってあっけなく滅ぼされたのは何故でしょうか?それはそういった技術を過信して無理に無理を重ねながらそれらを維持し、その最後の最後の時まで公共事業の建設を止めなかったからです。21世紀の現在の世界情勢を見渡すと、どの先進国とそれを目指す他の国々もかつてのローマと同じ病に罹っているような気がしてなりません。



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ご来客数
ブログ内検索
プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
最新CM
[03/29 鈍行翼]
[03/29 北海道鉄道観光資源研究会 永山]
[07/14 鈍行翼]
[07/13 Mori]
[09/17 鈍行翼]
[09/13 神山卓也(リンク先は「美唄鉄道旧東明駅訪問記」)]
[10/15 鈍行翼]
[10/07 チョッパ]
アーカイブ
アクセス解析
フリーエリア
最新トラックバック
忍者ブログ [PR]