北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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どういったわけか、今日はなんだか、意味もなく気分が高揚するというか、いつもなら沈み込んだまま浮き上がってこないような沈鬱な気分で過ごすことが多いのに、どうにも前向きな気持が勝るのです。
素直に喜べば良いのでしょうが、どうもいつもと違う感覚になると、それが好ましいものでも、変に疑ってしまう癖があります。
体調も相変わらずヨコバイですし、特別良いことがあるわけでもなく、本当に人の気分というものは妙なものです。
ただ、一つ良いことがあったとすると、遠い将来に書く予定の歴史小説の原案について、とても良いアイディアがいくつも浮かんだことです。
この小説は戦国時代を舞台にした歴史娯楽活劇で、完全に想像上の主人公兄弟が立身出世と、乱世の時代において、安定した生活の基盤と一族の安寧を勝ち取るまでのサクセス・ストーリーです。
そういった娯楽時代小説に自分ならではのテーマを織り込もうと思っていましたが、今日、突然ふいに、新聞のある記事を読んでいて思いついたのです。
それは安土桃山時代という、歴史上において動乱の最中でありながら様々な文化が花開き数々の偉人たちが闊歩した、華々しくも苛烈な一時代だからこそ織り込めるテーマです。
そのポイントは、日本の歴史上、他に類を見ないほど文化的にも思想的にもオープンでタブーが少ない特殊な一時代だったということです。
そこに、戦国武将を中心に据えた戦と政治史ではなく、民衆の中に深く浸透した、ある文化的習慣に焦点を当てた構成にしようと企んでいます。
今はまだ種明かしをせずに大事にしまっておこうと思いますが、このテーマは古くて新しいもので、ちょうど今を生きる現代人が抱える、人生と生活と価値観にまで及ぶジレンマとぴったりと重なりあうものです。
何分、歴史モノを書くには現代劇以上に知識と資料が必要で、まだまだ勉強不足です。
なので、この”歴史物”は今ある作品の原案の中でも、おそらく最も後にまわるものかもしれません。
他の現代劇をいくつか完成させた後、技量を磨き実力を養ってから、あわよくばホンモノのモノカキになった暁に満を期して取り組みたい作品です。
多分、ぼくにとって書くことの出来る唯一の中世時代物になるかもしれませんし、それで全て書ききれてしまうような気がします。
こんなふうにして、書くべき作品のアイディアは次から次へと浮かんできて、おそらく書くことが思いつかなくて困ることはほとんど無いかもしれないというほどですが、問題はそれらを手際よく描き上げる力量が無いことで、全ての作品を描き上げるためには、絶えず課題と向き合い、自己進化して乗り越えて行かなければいけないということです。
一時期はこんなに作品のアイディアばかり思いついて、その反面、一向に書く要領を得られず、これで自分は本当に大丈夫なのかと、非常に焦りと不安に駆られていましたが、ここ最近、ちょっと待てよと気づくことがあり、考えてみれば書くことに事欠かないほどアイディアが湧いてくるということは、一生書くべきことに困らない、少なくとも人生の目的を失うことはないという財産をすでに得たということではないかと思い至りました。
なので、少なくとも以上のような点においては、全然焦る必要は無かったと納得しました。
とはいえ、遠い未来に書く予定の作品の数々を無事書き終えることが出来る保証はどこにもないわけで、しかもそれらについて客観的な評価を頂けるかどうかもわかりません。
今は遠い未来の目標に夢をはせつつ、これから書こうとする1シーンを何とか描き上げることに集中しようと思っています。
ホント、先々の作品の構想やアイディアは沢山浮かぶのに、直近のシーンのキーワードがなかなか降りてこない・・・。
今書いている長編「N」において、冒頭の終わりと本編の始まりを告げながら、その本筋の流れとは全く関係ない人物と主人公が短く対話する、いわば楽譜における休符の役割をするシーンですが、作品全体における主人公の内面のテーマを暗示させる場面なので、なかなか簡単に割りきってしまえない場面です。
あまりこだわり過ぎて足踏みばかりするのもよくありませんが、もう少し根気強く降りてくるのを待とうと思います。
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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
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