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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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一昨年、四転八倒しながら死に物狂いで書きためた生原稿を久しぶりに引っ張り出してみました。

あらためて読み返すまでもなく内容は記憶の中でこびりつくように残っています。

たった二百数十枚の短編小説ですが紛れもなくこれが原点です。




出来栄えは思ったよりも悪いものではありませんでした。

簡単な推敲しかしていませんので言葉遣いや表現の不統一など些細な点はそのままです。

ストーリーや人物像の大きな破錠もありません。

自分でもよくあの状態で書き上げることができたと思います。

そうやって自分で自分をいたわりつつも、客観的に一つの小さな小説作品として見つめ直すと読んで魅了されるほどの生命感までは感じられません。

この導入部の短編作品は完成までの長い道のりの一里塚に過ぎないということです。

一年半続いている長い見直しと未完成の断片の整理はまだ続いていますが、確実に言えることは体調のコンディションを保って気持ちを真ん中に据える事ができれば、この最初の二百枚程度の作品は楽に書き出せる力量はすでに身についているという実感があることです。

もちろんそれだけでは不十分です。

少なくとも三倍以上の六百枚から八百枚程度の文量が今取り組んでいる作品には必要です。

それを三倍の力を出すのではなく今の自分が無理なく滑らかに書ける程度のちょうどよい加減で継続できることが目標です。

そして一番の課題は作品の魅力を決定する自分独自のストーリー構成をこの作品を通して確立することです。

それが完璧に出来てはじめて真打ちとしての自信が持てるようになると考えています。

自分の本当に言いたいこと表現したいことのすべてを作品を通して語れるようになるのはそれからです。

この春の季節で英気を養い気力体力が充実したところで本番の執筆作業を開始します。



PS)
小説という表現法において独特な点は既に出来上がったパターンをそのまま踏襲することが出来ないということです。絵にしても写真にしても演劇やダンスなどの身体表現にしても最初に基本となる型がありレベルの高い表現技法においてもある程度の模写が可能ですが、小説はごく初歩の文体の型や起承転結などのパターンはあるものの、ある先人が完成させたレベルの高い表現パターンはその人だけの独自のものであり、それを他の人がそのまま模写しても詰まらないコピー作が出来るだけで何の値打ちも見いだせないものです。小説を書くという作業は職人的でありながらそこで確立された表現技法はその人一代限りで完結し代々受け継がれることはないという点で職人とはかけ離れたものです。他の誰の師事も受けることなく手本にも頼れない中で自分独自の表現技法と体系を築きあげることが最初にして最大の壁なのかもしれません。その高い高い山のようなハードルを登り切る螺旋状の道程をエッチらホッチら呻き声を上げつつ三歩進んで二歩ずり落ちるを繰り返しながら乗り越えていくしか道はないのです。石の上にも三年からこの未知の領域を目指し始めて気がついたらあっという間に八年目に入っていました。一人前の物書きとして一人立ち出来るまで普通に十年かかるというのも頷けます。時間のことばかり考えても意味がありませんから目の前のできることから手がけて一歩一歩少しずつ前進していきます。



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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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