北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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国と地方の借金を合わせて1,000兆円の大台を超えているようですね。今年は歴史的な政権交代が起こり、その後の鳩山政権による事業仕分けによってようやく税金の無駄使いに歯止めがかけられ始めました。今更言うまでもありませんが、国、地方あわせて無駄な公共事業や無数の天下り団体による予算の食いつぶしなど、はたから見ていてもとうてい納得できない有様です。当然、国民の大多数の人たちがそういったことに対して怒りを燃やしているわけですが、多分それは自分たち国民から吸い上げた血税をあんなワケの分からない事業や連中に好き放題浪費されていることに対して許しがたい思いからであると思います。
ここで少し冷静になってよく考えてみると、そういった道義的責任よりもはるかに現実的な問題があることに気付かされます。国の借金は、まず一般国民が払う税金のうち多くの割合が返済に当てられます。それは国がこれまで増やしに増やしてきた借金のツケ(国民一人当たり800万円強)を払わされること以外の何者でもありません。もちろん毎年それだけでは足りないので借金を返済するための借金を毎年重ねています。かくして借金は増える一方で減らす見通しはまったく立っていません。これらは国の借金によって国民が直接的に損を被る部分です。しかしこれ以外にも、これまで国民が気がつかないうちに大きな負担を強いられ続けています。そしてそれは今の経済状況が続く限りますます重い負担となって国民の肩にかかってきます。
借金がこれほどまでに膨れ上がってしまったわけですから、それが返済することが不可能なことが確定した時点でXデーを迎えます、つまり国家の財政破綻です。そうならないために世の中の上層部は官民上げて血眼になっているわけです。具体的には大企業にハッパをかけて業績を上げさせて、それによって景気を上向かせ何とか税収を確保しようとすることです。大企業は利益を上げるために必死になります、人件費など必要なコストを削り最大限の利益を上げようとします。得た利益はより一層の競争力強化と株価対策の配当に回され、一般社員の給与にはほとんど回されません。そういったことが大から小、上から下へ、グローバル企業から地域の地場産業に到るまで連鎖していきます。
多くの国民が非正規雇用や時間外労働などで馬車馬のように働かされている理由がここにあります。また、一方で働きたくとも働けない雇用難の理由もここにあります。天文学的な数字に膨れ上がった返す当ての無い借金の返済と国の体制を維持するために国民の労働の対価を当て続けるしかないのが現状です。こういった傾向は今に始まったことではありません、日本という国が明治の幕開けとともに近代国家を目指して走り出した時から今に到るまで本質的には変わっていません。つまりそれは、先々の発展を担保に借金をして投資をはかり、利益が得られれば次なる借金をしてさらなる発展を図るという、常にリスクと負担を背負いながら上昇し続ければならないというやり方です。それは本来小さな島国で資源も少ない日本が背伸びに背伸びを重ねて現在の経済大国の地位に上り詰めた代償であるともいえます。
戦前の投資対象は軍備の拡張と他国の領土の侵略でした。借金をして軍備を拡張し、いざ戦争となれば是が非でも勝って賠償金なり領土なりを得なければ国が立ち行かないという時代でした。それはやがて破滅的な戦争へと突き進み、あまりにも多くの人々の命と焦土の代償を払いようやく停止するまで続きました。戦後の時代は高度経済成長を通して奇跡的な復興と大発展を遂げました。軍事力による侵略という手段は捨てましたが、相変わらず先々の発展を当て込んだハイリスクな上昇戦略をとり続けた成果でした。でも、そろそろ歴史から学ばなければならないのは、本来小さな島国に過ぎない日本が無理を重ねて大国であり続けようとすれば、遅かれ早かれ行き詰る時が確実にやってくるということです。今、世の中は再び長期のデフレに突入しようとし、戦後まもなくの1946年以来の借金が税収を上回るという事態になっています。これらの事実からも、日本が長年にわたってとり続けた”成長戦略”が寿命を迎えつつあることが伺えます。
日本だけではありません、これまで世界中で主に先進国とそれを追いかける新興国も同じように先々の発展を担保に競いあうように投資を続けてきました。そうしてグローバル市場経済を確立していったわけですが、それもほころびが見え始めてそれが徐々に大きくなっています。それらにブレーキをかける地球規模の環境問題や政府の財政難と雇用難、またリーマンショックやドバイショックなどいつ起こるか分からない突発的な経済危機に対する懸念など、どこの国も同じような出口の見えない末期状態を呈してきています。それはかつての帝国主義が行き詰まり、出口を見失った時代とよく似ているように思います。
おそらく年が開けてからは、明日には何が起きているか分からないという時代に突入すると思います。そしてそれは時間の問題でもはや避けることは出来ないように思います。せめてあまりにも急激な変化を避けて、スムーズに軟着陸ができるように祈るばかりです。こういった悲観的で込み入った話をすると眉をひそめる人や、いまだに景気が良くなりさえすれば全てうまくいくと思っている人も多いと思います。特に後者については、他でもない景気が良いときに官は経済発展のためと称し大規模で無駄な公共事業を乱発し、民は大きなリスクに手を染めながら金儲けの大事業を見通しも立てないまま次々に打ち出し、それらのために官民上げて国民からいかにお金を巻き上げて、さらなる労働と負担を強いるかを画策してきたのですから、単純に景気が上向いたからといって一般庶民の生活が決して良くなったりしません。それはここ最近の時代を見ても、例えばバブル崩壊後や小泉政権下の規制緩和と”戦後最長の好景気”のあとに、はたして大多数の国民生活が良くなったかどうかを見れば分かることだと思います。
そういった現実が目の前に迫ってきていると分かっていても、大多数の人は妙に楽観的で現実感が持てないでいるように思えます。しかし、それも無理もないことだと思います。そういうぼくも、もしそういったことが現実に起きたときに何が起こるか予想しようとしても、あまり的を得た推理はできそうもありません。大切なことは、たとえ何が起きても絶望して希望を見失わないことだと思います。これも歴史から学べる真実ですが、時代の谷間を通り抜けると必ずそれ以前よりも良い時代が姿を現します。たとえ今の世界経済が立ち行かなくなって一時的に大混乱に陥っても、必ず落ち着くところに落ち着きます。その時、日本はもはや経済大国では無くなっているかもしれませんが、逆に本当の意味で豊かで成熟した国に生まれ変わるチャンスでもあると思います。これからの時代は足るを知り、今あるものを大切に活かすことが重要になります。一人一人がそういったことを実践することができれば、時代の谷間も恐れることなく乗り越えることができると思います。
PS.ちょっと内容的にフライングな感じもしますが、来たるべき年に向けてこれくらいの覚悟と気持ちの用意が出来ていればかえって良いように思います。
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鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
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