北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ここ最近、出不精が続いていたので重ダルさを振りほどいて午後から出かけてきました。
向かった場所は千歳線平和駅隣接の札幌貨物ターミナル駅近傍です。
貨物会社所属のDD51型機関車最後の1両が入換機代用をこなす姿を名残惜しみに撮影した昨秋以来の訪問です。
地元駅から札幌方面へ各駅停車に乗車して1、2、3、4駅目で乗り換えて少し戻るかたちの隣駅で下車、改札を出て細長い階段を登り駅内を出ると貨物ターミナルを横断する南北自由通路に出ます。
発着する長大な貨物列車や広い操車場の風景を一望できる自由通路ですが、窓ガラスの曇り汚れが年々激しくなっておりせっかくの隠れた眺望の名所も型無しの状態です。
そんな按配なので、通路上での撮影は早々に諦めてスルーしました。
自由通路を抜けてしばらく歩くと札幌新道上からのビューポイントへ繋がる階段の前までたどり着きました。
階段を登り切った踊り場から撮影開始です。
最後のDD51が火を落としたのと入れ替わるように最新型のハイブリッド機関車HD300型の寒冷地仕様車が導入されました。一冬を無事に乗り越えて今春からは元々の主だったDE10型へも完全に引導を渡してあっという間に世代交代を完了させました。
視点を遠くへ向け直すと、今年の3月で御役目を終えた定期北斗星用青い客車群が大量に縦列駐車していました。
海外譲渡を念頭に置いた一時的な保管措置というのがもっぱらの予測ですが、実際は海外輸送時の手配の関係などから中止されることも考えられます。
気を取り直して視線を手前に戻すと、目の前に遅咲きの八重桜が見頃を迎えている様子が目に止まります。以前からのこの場所の桜は電車の車窓から目についていたので気になる存在でした。もとの主だった国鉄型機関車たちが活躍しているうちには間に合いませんでしたが今日ようやくハイブリッド機関車とのコラボを撮影することが叶いました。
発着する貨物列車の出し入れが一段落すると定位置に駐車し一休みとなります。
わずかトラックほどの馬力しかない発電用のエンジンとバッテリーに蓄えられた電力だけで重量級の貨物編成を出し入れする姿に軽いショックを受けながらも感心しながら見ていました。
つい最近まで貨物ターミナル駅構内のいたるところで鳴り響いていたV型12気筒エンジンの吹き上がる咆哮の音に代って、聞こえてくるのは物静かな交流モーターの控えめな唸る音だけという変化に移ろう時代の流れを実感します。
せっかく普段来ることのない場所まで来たので、撮影を程よく中断してあたりのショップなどを散策しました。
それからまた元いた場所まで戻り夕方まで観察し満足したところで帰路につきました。
国鉄時代からの古強者は去りましたが、赤い小さなハイテクロコが行き交う風景もまたヨシかなという気持ちで帰りの列車の車窓から彼らの姿を見つめていました。
今日は相変わらず重くかさばるカメラバック一式を担ぎながらの行動でしたが、途中、長い階段の昇り降りや街中の散策を楽しむなど、いつも使われず惰眠を貪っている身体にとっては確実に良い刺激と適度な負荷となりました。
いつも家の作業場に引きこもったまま今詰めていると頭の中も徐々に煮詰まってきてよくありませんが、たまに他所の場所まで出かける目的をもって行動してみると、意外に新鮮な刺激となって思わぬアイディアが浮かんできたり、今までずっと整理がつかないままだった事柄が知らぬ間にスッキリまとまっていることさえ起こります。
これからも多少の体調の浮き沈みがあっても積極的に外の町まで出かける機会をもうけたいと思っています。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ご来客数
ブログ内検索
プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
最新記事
(02/22)
(07/28)
(07/22)
(01/01)
(12/30)
(12/15)
(10/10)
(10/08)
カテゴリー
最新CM
[03/29 鈍行翼]
[03/29 北海道鉄道観光資源研究会 永山]
[07/14 鈍行翼]
[07/13 Mori]
[09/17 鈍行翼]
[09/13 神山卓也(リンク先は「美唄鉄道旧東明駅訪問記」)]
[10/15 鈍行翼]
[10/07 チョッパ]
アーカイブ
アクセス解析
フリーエリア
最新トラックバック