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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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ここ最近、更新が滞り気味ですが、原因は神経疲れによるおそらくはヘルペス菌?か何かによる痛ダルい風邪のような症状と来たる植物アレルギーの季節到来のダブルパンチです、、orz

多分、今月いっぱいから来月前半にかけて重だるい症状が続くことが確定的です。

毎年相も変わらず訪れる嫌な季節ですが、これも因果な宿命の類いだと思って観念しています。

そんなテンションの上がらない状態でも、体調の優れない時と次の波のほんの隙間を縫って出来ることに取り組もうと思っています。

どんなに体調が悪い時期が続いても、創作に対する意識と集中だけは途切れさせないという自負も少しはありますが、気が付かない内に疲労が蓄積していたのか先日はさすがに完全ダウンしてほぼ一日中布団の中から出られませんでした。

どうにか病院の薬に頼らずに養生して回復を図っています。

今回は高熱が出たりはしていないのでそんなに深刻な症状ではありません。

ただ、前述のとおり、これからアレルギーの季節が本格化することから、この身体の重だるさだけはそう簡単に抜け出せそうもありません。

創作活動の方は執筆本番に向けて具体的なプロットをようやくまとめられる段階までこぎつけましたが、ここで作品の根幹を左右する新たな課題にぶつかったので、作業の前進を一旦停止しています。

表題にある通り、主人公の親子関係(母娘)をどう描くかという問題です。

ここは作品の根幹となる大事な支柱の一つと考え、出来るならなるべくシンプルで前向きなメッセージとポジティブな結末に持って行きたいのです。

この小説の仮題「PT」の構成は主人公(女性)の視点から準主人公(男性)=テーマの主人公の生き様を描くというやや古典的ですが比較的凝った構成を採用しています。

どうしても男性の主人公の生き様はポジティブなものばかりではないので、女性の主人公の生き方とのバランスの中でポジティブさを見出したいのです。

空想の世界ではなくバリバリの現実社会の中で登場人物たちが生きている設定なので、それぞれの人生の中身は一筋縄ではいかない問題や課題を抱えていることになります。

それをそのままリアルに描いただけでは創作物としての感動や醍醐味は生まれないので、取ってつけたような理想や願望の類には走らずに、本質的な人生のポジティブさをここで明言すべきだと思い至りました。
 
物語の序盤から登場する主人公と母の場面を描く段階で基本的な筋書きを決めてかかるべきだと踏んでプロット作成作業を進めています。

母娘の同性同士の親子の友情を描くのか、または生きた年代や世代を超えた確かな人生観の継承なのか、そのテーマ性と織り込むメッセージはまだはっきり決められていませんが、この時間を有効活用して深く掘り下げてから決めていこうと考えています。

ネガティブまみれの否定意識ばかりがはびこる人間社会できらめくようなポジティブな感動場面などウソ臭くなく描けるものかと厭世的に捉えがちですが、やはり創作物にはそういった単純明快な前向きさがどこかに必要だと書く側の立場に立ってようやく合点がいきました。

親友同士の命を賭した真の友情模様を描いた古典の名作と言えば太宰治の「走れメロス」が思い立ちますが、個人的には学校の授業で習った時に教科書で読んだだけで特別これといった感銘を覚えた記憶はありません。

反対にネガティブな内面吐露を延々と赤裸々に綴った「人間失格」の方は割りとまじめに読んで少なからず共感できた記憶があります。

あの少し漫画っぽい古代ローマ時代を背景としたメロスとセリヌンティウスの友情物語は、この作品が書かれた軍国主義一色の戦争へひた走る人間性も地に落ちつつある暗黒の時代にさなかで、憲兵の検閲に引っ掛からずに人間性あふれるメッセージを内包した小説作品を世に送り出すための苦肉の寓話作だったのではないかと、個人的に類推するようになったのは大人になって色々な社会事情を歴史的背景から理解できるようになってからです。

いずれにしても、しがない作家志望とはいえ、一創作物を記して世の中の人々にいずれは披露したいと思う者にとって、その時代のリアルな背景がいかなるものであったとしても、可能な限り人間的でポジティブなメッセージを最低限一つ以上は織り込もうとする努力は、小説作品を届ける名も知らぬ人たちへ向けて真にポジティブな影響と前向きに生きる力の糧となれるようにするための作家として必要不可欠な取り組み姿勢だと考えています。

今日は相も変わらず体調不良の愚痴といつも変わり映えしない途中経過報告でしたが、作業は着実に進んでいて身体の重さとは裏腹に気持ちは軽く前向きでイイカンジです。

何よりも冒頭から序盤にかけてのまとまった分量の構成が具体的なプロットとしてまとまりつつあることは嬉しい事です。

序盤までは破錠のないストーリー運びで書き出せる準備が整いつつありますが、中盤から後半にかけて、さらに作品全体を最初から最後まで貫く主要な幹線が幾つかあることを発見したので、これをしっかりと見定めてから決めないと、後々辻褄が合わなくなる迷走の原因にもなりうることから、ここはより慎重に作成作業を進めていこうと思います。

とにかく今は養生しながら適当に症状をあしらいつつアレルギーの季節を乗り越えることが先決です。



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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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