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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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 今日はどうしても捉えておきたい列車が走るので半ば封印状態だった一眼レフとレンズ一式を引っ張りだして久しぶりに撮影に出かけてきました。


というか今日は絶対に外せない、多少無理してでも這いつくばってでも(ちょっとオーバーかな、、)あの場所へ向かわねばならないと思いを募らせていました。


すでに同業の愛好者なら御存知の通り、昨日の札幌貨物ターミナル発苫小牧行き2082コンテナ列車を最後にDD51型ディーゼル機関車による定期貨物運行の長い歴史に幕を降ろしたものと思われます。


最後が確定的ではないのは、一応貨物所属のDD51型のメンテナンス体制がまだしばらく続くようなので、突発的な代走や札幌貨物ターミナル駅構内および苫小牧近辺の少運行などに入る可能性が全く無くなったわけではないからです。


とはいえ長らく続いた本線貨物牽引の使命を果たし終えたことに変わりはなく、今日の列車が最後の花道となったとしても何ら不可思議なことではありません。


あくまで自分の手が届くならぬ足が向く範囲の地元界隈においてですが、長らく道内貨物列車牽引のスターとして君臨してきたDD51型ディーゼル機関車最後期の活躍を記録してきた、その最後の締めくくりとしてどうにか撮影に繰り出せたのは幸いでした。


 

その向かった場所は千歳線において定番スポットに数えられる北広島市内から伸びるサイクリングロードの土手上からです。

列車通過一時間以上前に到着した時は自分一人でしたが、その後、同業愛好家の方々が集まり数人並んでその時を迎えることになりました。





その結果はご覧のとおりで可もなく不可もなくのごくありきたりな出来栄えですが、自分としてはその無難さが却って普段通りのDD貨物の雰囲気を残せて良かったと思っています。

また今日は快晴の暖かい日で、この春始まってようやく訪れた屋外活動日和とあって、手前の旧千歳線跡を利用したエルフィンロードというサイクリングロードにはチャリンコ愛好家の人々やランニング愛好家などタフな活動を好む人達がひっきりなしに往来していたことから、望みうるならばDD貨物最後の花道をゆく姿をスッキリと収めたいと願いつつも、多少の人々の映り込みは仕方がないと諦めかけていました。

ところがその場に居合わせた人達の共通の思いが通じたのか、ある意味奇跡的に(また大げさな)人やチャリンコの往来が途切れて理想的な背景の中をDD重連貨物が通過していきました。

シャッターチャンスの瞬間はわずか十数秒にも満たないですが誰しもが夢中でシャッターを切り続けていたのは言うまでもありません。

本当に呆気無くその時は過ぎ去り、おおよそ48年間続いたDD牽引貨物列車の最後になるかもしれない瞬間は嘘のように静かな幕引きでした。

確かな記録を残せた手応えとともに、これまで当たり前過ぎた光景をもう二度と現生で見ることはないという事実を同時に噛み締めていた時、不意にもう一度カメラを構えなおしました。




先ほどDD貨物が通過したその場所を今度はクリスタルエクスプレス車両を使用した代走臨時特急北斗がさっそうと通過していきました。

通過後やや間をおいてから考えると少し冷や汗をかいたような気がしました。





実は今日の2082列車は少し遅めの通過で、時間にしてあと30秒ほど遅れるか反対に臨時北斗がそれだけ早めに通過していたらファインダー越しのこの地点でクロスするところでした。そうなれば手前を横切るサイクリングロードの往来の有無どころではなくある種の悲劇的結果になっていたか、あるいは運が良くてもDDとクリスタルのなかなかありえそうにないコラボレーションカット?になっていたかもしれません。

当初予想外の臨時北斗とのニアミスでしたがすんなりとやり過ごせたのでこの点でも今日の撮影はツキに恵まれていました。



さらにしばらく間をおいて立て続けにやってきたのはもうひとつのDD51重連牽引列車、8002臨時列車こと大阪行き豪華寝台特急トワイライトエクスプレスです。

北斗星、カシオペア並びに急行はまなすの道内区間を牽引する通称青ガマと称される旅客会社所属DD51はまだ暫くの間活躍が継続します。





この後すぐ足元に転がっていた自分の荷物を片付けて軽い挨拶を交わしてその場をあとにしました。

今日は久しぶりの鉄道撮影であり節目の記録活動でしたがその成果に十分満足して帰路につくことが出来ました。

思い返せば、この輸送を主目的としておおよそ半世紀前に造り出された一つの機械を、何故かその存在から発せられる魅力に惹かれ続け、これでもかというくらいに感情移入して、それでいてそのことのみに夢中になるようなことがないようあえて一定の距離を保ちながら向き合ってきました。

そのことについて不思議と強い感慨は今のところありませんが、今後ゆっくりと自分のアルバムを整理しながら、その最後の締めくくりになるであろう今日の一枚を貼り終えた時、ああ自分にとってDDを通して追い求めてきたモノの正体はこれだったんだと自然と腑に落ちる時が来るのだと思っています。






余韻に浸りながらサイクリングロードを離れた丘の道を北広島市街へ向けて一人トボトボ歩いていました。

途中、雪ノ下から芽吹いたフキノトウにカメラを向けるのは自分でも理由がわからないクセのような行動です。





行きは列車とバスを乗り継ぎながら徒歩移動の距離を縮めて余裕を持って現地へ辿り着くことが出来ましたが、帰りはそういった移動手段を利用せず気の向くまま街へ下る道を歩き始めました。

目指す北広島市街へはそこそこの距離があり、急遽引っ張り出してきた機材一式を両肩に背負いながらの歩きだったので、その余計な負荷はそれなりの筋肉疲労になって跳ね返ってきました。

丘の道を抜けた先にある大きな体育館横の谷筋へ降る緑地帯の階段小路の先にある河川敷の公園で一休みし、行きの途中のコンビニで仕入れてあったおにぎり二つを頬張りながら眼上を横切る千歳線をひっきりなしに通過する列車を眺めていました。

そうやって一休み二休みを繰り返して余計に時間をかけながら帰りの電車に乗るため北広島駅を目指しました。



河川敷を出発して間もなく通りかかった橋の上から見えた光景が魅力的だったので疲れているにもかかわらず足を止めました。

カメラを再び取り出して通り過ぎる列車を逆光の悪条件も気にせず待ち構えていると何本目かで先ほどニアミスした札幌行き臨時特急北斗が今度は函館行きとなって現れました。




写真の出来には全くこだわっていませんでしたが、帰ってからPCで現像処理を施してみると思っていたよりも表情豊かなディテールが残っていてちょっと得した気分です。

それは後のこととして北広島市街中心部の商業地域を抜けて幹線通り沿いに伸びる最後の上り坂を若干バテ気味になりながら登り切って無事?北広島駅前広場までたどり着きました。

本当に久しぶりに足を踏み入れた北広駅前広場でしたが、最初に目に入った入り口が延々と続く上り階段だったのですぐに踵を返して別の入口を目で探し始めました。

すぐに見つかったエレベーターのある入り口に直行し駅構内へ、ポケットの中からIC乗車券を取り出すとそのまま改札を通り抜けてホームへ降りました。

札幌方面へ向かうエアポートが到着するまでベンチへ腰を下ろし持っていた抹茶のキットカットをひとかじりしている間に列車が到着。

夕方の混雑する快速列車の車内へ慌ただしく乗り込んで発車すると間もなく、つい先ほどまで佇んでいた河川敷の公園やサイクリングロードを見下ろしながら、やがて今日の主目的だった撮影に勤しんだ地点を今度は車窓から眺めながらもあっという間に通り過ぎて行きました。


撮影を終えてここまで辿り着くまでの合間に新たな展望とイメージが湧いてきたので、この辺りへ再び思索も兼ねた散策に訪れる機会もそう遠い先のことではないかもしれません。
 
 
だいぶ長くなりましたので今日の小さな撮影行脚の記録はここまでとします。
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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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