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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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先日、夕方以降に札幌まで出かける機会があったのでその行き掛けの途中、野幌駅にて赤い電車の時刻に合わせて撮影しました。




手稲発岩見沢行き普通列車が静かに野幌駅へ進入してきました。

日没直後で露出はギリギリでしたが、どうにか止まってくれました。

以前から何気なくイメージしていたカットが撮れて良かったです。





振り返ってホーム寄りの一枚。

夕方のラッシュ時間帯の赤電車の様子を収めました。

何気ない日常の光景ですが、その静かな雰囲気をわずかでも残せたような気がします。






札幌では買い物など所用を済ませましたが久しぶりの準大都会の喧騒に触れると、その気ぜわしさに少し翻弄され気味だったのか若干の疲労感を覚えました。

それでも、せっかく準田舎から準大都会まではるばる足を運んできたわけですから、駅前の紀の国の大型書店に寄ってちょっとディープでマニアックな一冊を探してみました。

いつも拝見しているブロガーさんの記事で紹介されているのを見て興味がわき、その同じ一冊を探しましたが残念ながら在庫なし。

それでもシュタイナー関連の書籍だけでほぼ1コーナーを占めているほどで、その中からバランスよく編集された入門編と思わしき「ベーシック・シュタイナー 人智学エッセンス」を手に取り購入しました。

ルドルフ・シュタイナーは19世紀のオーストリア出身の哲学者、医学者、教育学者で、人智学=アントロポゾフィーと呼ばれる独特な精神科学論を世に残した人です。

その内容は深く幅広く、まだその触りの触りしか把握できていませんが、その印象を大雑把に言うと、一見するとオカルティックなようでいて実際はとても合理的で、日本人的に言うととても仏教的なニュアンスが多く、そこに西洋のキリスト教的、旧約聖書的、古代インド哲学的ニュアンスが融合した東西哲学を統合したような内容に感じます。

今日のニューエイジチックな思想の基板となっているような宇宙的観念と仏教的輪廻転生論が融合された独特な論理が展開される一方で、今日の精神医療にも通じるような心身の健康に関する実践論や人間の根本的な性質に基づいた教育論、他にも音楽や色彩、造形、建築などの芸術性が人間の精神にどういった作用を及ぼすかなどの幅広い理論が統合的に述べられている点が今までに触れたことのない新鮮さでとても魅力的に感じます。

これ以上深い解説は他にお任せするとして、自分的には直感的に”探し求めていたのはまさにコレだったんだ!”的な静かな衝撃感を受けました。

自分の描く創作的世界観にシンプルだけど確かな一貫性が是非とも欲しいと考え日々腐心して来ましたが、そのダメ押しの一発をこの一連のシュタイナー理論から授けられそうでやや興奮気味で読み進めています。

これまではこういった精神的分野はあまり世間一般から注目されることは稀でしたし、それどころか押し付けがましい宗教的ニュアンスと混同されがちで、それゆえ理由の有無にかかわらず毛嫌いされる傾向さえあったと思います。

これからも小難しい観念的理論は多くの人から好まれるようなことはまずないと思いますが、一方でその大昔から洋の東西にまたがって言われてきた観念的哲学論から正しく導かれた知恵や知識が最も必要とされる時代に入ってきているのも、昨今ますます混沌として先行き不透明になりつつある世の中の有り様を見れば頷ける事実のように思えます。


今日は少しの合間を見つけて鉄活動をしたことから哲学談に話が大きく転びました。

去りゆく鉄道情景に一つ一つ別れを告げる毎に来たる時代に向けて描く小説作品の醸成が進んでいくようです。

明日からもしがない野良鉄の姿に身をやつしながらも淡々と創作活動に勤しむ日々がもうしばらくの間続きそうです。

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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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