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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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僅か数日前の夕方に自宅から見た夕焼けの異常な色の濃さに、何か心にかかるものを感じて書き始めた意味深な内容の記事を書き終えた直後に、こういった災害が起こったことに自分でも正直なところ気味の悪いシンクロ率を感じています。

今回の水害で被害に合われた方々へ心許のお悔やみを申し上げます。

いまだ被害が収まらない今の時点では仕方のない話ですが、こういった激甚な災害の現場を報道で見る度に、もっと事前に手厚い対策を施すことができなかったものか思ってしまいます。

被災された地域の状況を見ていると、大きな河川がいくつも流れる平野部に広がる田園地帯の中に多くの集落や市街地がひしめき合うように密集している様子は、ふだんから間延びした風景を見慣れている道民としては驚きさえ感じる光景です。

堤防が決壊した部分は再来月には本格的な嵩上げ補強工事が実施される予定で、さらに10年以上前の防災シュミレーションで堤防の決壊が想定されていたまさにその部分だったそうです。

水没した地域の中には最近開通したばかりと思われる高規格道路の真新しいインターチャンジがありますが、10年以上前から危険が想定されていた場所の防災工事のほうを優先すべきだったのではないかと思わずにいられません。

一刻を争う状況の中でほとんど命がけの救命にあたる自衛隊員の姿に、ただ頭がさがる思いで見守っていましたが、これが自衛隊員の本来の仕事の姿であって決して米国の戦争の手伝いをするためではないというツイッター上の意見に激しく同意します。

テロや先行きの見えない国際情勢に対応するためなど色々な大義名分があったとしても、毎年のように日本各地で激甚な災害に見まわれて、東日本大震災の完全な復興や福島の原発事故の収束の見通しすら全くたたない内に、戦争ができる国家へと急いで作り変えようとする理由が一体どこにあるのか?ごく普通の一般庶民の感覚ではまったく理解できないことです。

救出を待つ沢山の人達がいる状況で、電線や建物が込み入る市街地で不安定な低空飛行を続けながら一人づつ釣り上げるほかない様子を見ていると、素人の浅はかな考えかもしれませんが、高性能な兵器を開発配備するよりも、こういった災害の時に被災者を数人以上一度にまとめて救出できる装備や方法を開発したほうが、戦地での機雷処理や戦闘部隊の後方支援よりもよほど国際貢献に繋がるのではないかと思われます。

その他にも、幹線通り沿いに点在する日本全国どこでも見られる郊外型大型店をすべて2階建て以上屋上駐車場付きの建物で建築させて、いざという時の自動車の避難場所として活用したり、学校や役場といった公共施設以外でも、使える民間の施設は積極的に避難場所として利用するなどの官民の連携策を深めることが、なぜにいつも為されていないのか強い疑問を感じます。

こういったことを傍らから指摘したところでほとんど何の意味もありませんが、この国の20年以上に渡る迷走の末に、戦争協力と平和の祭典であるオリンピックの開催に未だ浮かれている二極分裂した矛盾状態に末期的な症状を見せられているような気がしてなりません。

今は一刻も早い排水と復旧作業が本格化することを願います。

今日から明日にかけてここ北海道でも2つ目の台風17号による大雨の警報が出ているので、対岸の出来事として油断することなく注意を怠らないでいようと思います。
        
        
      

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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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