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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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IMGP0129.jpg今日は約8年ぶりに三笠鉄道村まで行ってきました。近場なのでいつでも行けるような場所なのですが、自分でも意外なくらいに足が遠のいていました。まずは幌内の本村に行くまえに、旧三笠駅エリアへ寄ってみます。この瀟洒な駅舎は廃止後に建てられたもので、もともと線路が通っていた場所に建っています。





IMGP0125.jpg駅舎の改札を通り抜けると、旧駅以来の跨線橋とホームの一部が残されていて、目の前にDD51が牽く貨物編成が置かれています。このDD51-548は同型のなかでもっとも一般的な重連型500番台の初期のグループで国鉄時代に廃車になりました。現在、貨物やブルトレを牽引しているDD51は、どれもこの500番台の後期に生産されたグループです。




IMGP0095.jpgそして奥に行くとキハ82-100を先頭にした編成が見えてきます。ご存知のとおり日本で唯一キハ80系が食堂車とグリーン車も含めて基本形式が全て揃った状態で保存されています。ぼくは同車の現役末期の姿をかろうじて実見し記憶に留めている世代ですが、やはりこの形は特急らしくていいですね。一時期、鼻先のシンボルマークが盗まれて無くなっていましたが、レプリカなのか前後とも新たに取り付けられていました。




IMGP0083.jpg中間車のキハ80-150です。再塗装されてから10年近く経ちますがさすがに痛みが目立ってきています。それでも潮風に晒される小樽よりは痛みの進行がまだ遅いようです。何の変哲もない中間車ですが、各地に保存されている先頭車に比べて保存されるものは少なく、まともな形で残っているのは貴重な存在です。





IMGP0086.jpg食堂車のキシ80-27です、食堂車は5両現存していますが全て北海道内にあります。うち一両は廃車体なのできちんと保存されているのは4両だけです。小樽の2両はあろうことか内装が休憩室化されて原型を留めていなく、三笠の本村の1両はレストラン化されて奇妙な外装にアレンジされているので、原型を保っているのはこの1両だけとなります。なので少々くたびれているとはいえ貴重な存在です。



IMGP0088.jpgグリーン車のキロ80-52です。こちらも現存しているのはJR東海が保存している1両とあわせて2両だけと貴重な存在です。ずらりと並んだ狭窓とドア横のマークがアクセントになっていて、これぞグリーン車といった井出達です。こういったDNAは現在のグリーン車にもちゃんと引き継がれていますね。





IMGP0041.jpgもう一両の中間車キハ80-145です。キハ80-150と製造時期もほとんど一緒で同一形態のようですが、150の方は保全工事が施工されているようで非常扉が埋められていたりトイレが改修されているなど外観に違いが見られます。一方、145の方は保全工事が未施工でオリジナルの姿を保っています。





IMGP0043.jpg公園の外れに位置する反対側の先頭車キハ82-87です。こちらの方が目に付かない位置にあるせいか、ヘッド、テールライトのレンズが無くなっているなど荒廃が目立ちます。それにしても6両編成というのは圧巻ですね、ただ置いてあるだけですが全部見てまわるとその存在感の大きさがひしひしと伝わってきます。




こうして21世紀までキハ80系が現役時代そのままの姿で残っているのは奇跡に近いことかもしれません。個人的には三笠鉄道村の展示物の中で最も貴重な存在がこのキハ80系編成だと思うのですが、このまま財政難を理由に朽ちさせてしまうのは何とも忍びない心境です。内外装とも何とかキレイな状態を維持して、同車の現役時代の歴史を伝える企画展を催すなどして多くの人達に同車の魅力を伝える術は無いものでしょうか。何とか有効活用して、最悪このまま撤去ということにならないことを願ってやみません。


IMGP0146.jpg旧三笠駅を後にしてちょうど昼時なので昼食にしようと近くでやっているはずの洋食レストランに行こうと思いましたが、残念ながら数年前に廃業したそうで、かわりに旧駅を管理しているおばちゃんに教えてもらった美味しい蕎麦が食べられる店に行きました。天狗寿司という店で旧駅から市街に向かい幾春別川を渡ってすぐの三叉路を右折したところの右にあります。



超有名店というわけではありませんが、さすがに地元の人が奨めてくれるだけのことはあって、蕎麦、寿司ともに美味しかったですね(*^^*)

写真のざる蕎麦寿司セットで950円です、この他にも寿司を一人前頼んでつつきあいましたのでお腹一杯です。いつもつまんでいるスーパーの半額寿司と違って本当に美味しかったです、久しぶりに本物の寿司を口にしたという感じです(笑)

ちょっと贅沢な昼食になってしまいましたが大満足です。腹ごしらえを済ませたところで三笠鉄道村本村へ向かいました。

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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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