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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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最近、更新が滞っていました、、、


特に調子が悪かったというわけでもなく、プチ撮影に出かけたりとわりと活動的に過ごしていたのですが、書くべきことが思いつかないというか、何となくモヤモヤとした感じで頭の中の整理が付かないまま日にちばかり経ってしまいました。


そんな今日も特にとりとめもない話題しか思いつかないので、今日入った鉄道関係のニュースからいくつかピックアップしようと思います。


   ◎学園都市線電化関係


意外にも電化工事が完了する来年3月末で完全電車化されず、随時これまでの気動車から電車へと移行し、来年の6月ごろに7割の列車を電車化して10月ダイヤ改正を実施して完全電化となるようです。

これで今しばらくは学園都市線名物とも言える大都市圏を走る気動車列車を見たり乗ったりすることが出来そうです。


   ◎グリーン車のリニューアル


道内都市間を結ぶ特急列車に使用されているキハ283系、キハ281系、キハ183系(北斗用)のグリーン車の座席等をリニューアルされるようです。

注目すべきは製造後30年近くにもなる北斗用キハ183系のグリーン車も対象に含まれていることで、これによって同系が今しばらくは使用され続けることが確定したと言えそうです。

それも北海道新幹線が函館まで開業するまでと思われますが、昨今の国の財政状況を見ていると予定が大幅にずれ込むこともあり得そうです。

その時を目処に投入されると予告されていた新型ハイブリッド振り子特急も最近はあまり音沙汰が聞こえませんから、こちらの計画も微妙なところです。


   ◎十和田観光電鉄廃止へ


嗚呼、とうとうその時が来てしまったかという感じです。

数年前に東急から中古のステンレス・インバータ車を導入したばかりで、これでこの先も安泰かと思われていたのですが、東北新幹線が青森まで開業したことで接続する旧東北本線の青い森鉄道三沢駅に特急が停車しなくなり、その結果、定期利用客以外の乗客が激減して収支の改善も見込まれないことから廃止決定へと至ってしまったようです。

毎年日本中のどこかで櫛の歯が欠けるように地方私鉄が廃止されていく厳しいご時世ですが、田舎へ行けば行くほど自動車への依存度が高く、もはや鉄道やバスなどの公共交通機関を主にした生活が一部のお年寄りや学生以外に成り立たない時代になってしまったということなのでしょう。

それでも鉄道は叙情的な魅力を除いてしまえば、その存在が全く無意味になるかといえばそうではなく、環境負荷の低さや自動車を所有しなくとも成り立つ生活が確保できるならば、まだまだ利用価値があり魅力的な交通手段になり得ると思います。

そうなるためには、赤字削減やコストダウンなどの必要に駆られた引き算の政策だけに偏らず、たとえば富山のLRTのように利用客にとってより便利で魅力的な交通機関になるように再生させる積極的な投資と活動が必要だと思います。

道内ではふるさと銀河線が記憶に新しいですが、これまでに存続に対して奮闘しても力及ばず廃止された鉄道や路線に共通する点は、赤字を抱えながら維持存続させることだけで精一杯で、より時代のニーズに即した進化と成長を促すような、もっと泥臭く言えば、多くの沿線住民から支持されるような要因を是が非でも産み出してアピールするような活動が見られなかったことです。

銚子電鉄の濡れせんべいを例に出すまでもありませんが、こういったグッズやキャラクター、イベントだけで経営が成り立つほど状況は甘くはないでしょうが、たとえば閑散時間帯に自転車を積載可能にしたり、バスやタクシーなどその他の公共交通機関との連携を密にして利用客にとって分かりやすく便利な交通ネットワークを築くなど、ソフト面から地道に活性化させる手段はまだいくつも見いだす事が出来るのではないかと思われます。


最後に必要なのはやはり国や地方の行政との予算の兼ね合いですね。


国鉄の赤字以来、鉄道は儲からない時代遅れのお荷物だという認識が定着していますが、諸外国を見てみますと意外にもそうとは限らないようなのです。

というのも、鉄道自体やはり維持費がかさみ重い負担をしいる一面は否めない事実なのですが、それ自体決して大きな利益を産み出さない鉄道も、地域社会にとって雇用や経済の活性化に貢献する度合は決して小さなものではなく、社会にとって必要なインフラだという認識を持つ国々が世界では多いのです。

そのため、鉄道に対して道路や電気、上下水道などと同等の公共インフラと見なして手厚い保護と予算が講じられる一方で、列車の運行とサービスは民間会社に委託させることで厳しく無駄を省き赤字を極力出さないような経営策を講じています。

そういった単にコストを削ったり赤字路線を簡単に切り捨てるようなことをしないで、官民のイイところ取りをして双方からメリットを引き出し鉄道を有効活用することで地域経済の活性化につなげています。

こうした鉄道に対する積極的な活用策を講じているおかげで、そういった国々の沿線地域では日本ほど過疎化が進んでいません。

これまで鉄道が廃止された地域は特に北海道では多く存在しますが、その維持費の負担が減ったにも関わらず、その地域や街の活気は目に見えて落ちていることがはっきり見て取れます。

鉄道の直接の収支だけでは判断できない地域における大きな存在感と価値にそろそろ目を向けるべき時代に入っているような気がしてなりません。

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HN:
鈍行翼
年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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