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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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苗穂工場一般公開レポートも工場内で見られるSL関係をまとめて最後にしたいと思います。

御存知の通り苗穂工場の一般公開といえば至宝C62-3号機の構内模擬運転です。数年ぶりの公開で久しぶりにその姿を拝見出来ました。




 
もと学園都市線用キハ40-333を客車代わりに従えてさらに後ろの入換用DE10に押されて工場内を行き来しています。

全く火の入っていない模擬運転とはいえさすがに日本最大級の急行用旅客蒸気機関車の走行は迫力が違います。






停車中に各部をつぶさに観察します。

日本最大の貨物用蒸気機関車のボイラーを使用して設計されているだけあってキャブの位置が高く感じられます。数年ぶりの一般公開ということで状態が悪くなっていないか懸念していましたが、見たところしっかりと整備されてとても綺麗な状態でした。

かつて保存運転されていたころニセコ駅で停車中の姿を眺めていた光景を思い出します。



 
大人の背丈ほどもある1,750mmの大動輪が三つ並んでいます。

メインロッド類も極端に錆びていたりペンキで塗りつぶされているようなこともなく良い雰囲気を残しています。この大動輪が二組も連なって山線を闊歩していた光景は当時を知らないぼくには想像がつきません。






今でも内に秘めた輝きを湛えているご尊顔を撮影したところでカメラのバッテリーがちょうど良く切れてしまいました。

黒く光るその端整で凛々しい顔立ちを見つめていると、この機関車は再びお客を満載した客車編成を牽いて走り出したいという無言の心情が直に伝わってくるようでした。

もしも自分が生きている間にC62-3号機が復活を果たして再び煙を上げる時が来たなら今度は真剣にその姿を追いかけてみたいと思いました。






苗穂工場にはC62-3号機の他に蒸気機関車が二両?存在しています。

苗穂工場で製造されたD51-237号機とそのミニチュアレプリカのD51-239です。ミニチュアと言っても本物の石炭を燃やして走る正真正銘の蒸気機関車です。






青い14系客車編成を牽いて短い線路上を行ったり来たりしていました。

短い区間とはいえ乗客を載せた客車を煙と蒸気を吐きながけん引する姿からはSLならではの臨場感が十分に感取れました 。特に小さな来場者たちには大好評だったようです。
 
 
 
 
今日は午前中に来場して一通り見学したあとすぐに帰る予定でしたが、各所で行われる熱のこもった実演作業の数々をじっくり見学できたり、工場内の見どころをくまなく巡っているうちに時間があっという間に過ぎてしまい気が付くと終了に近い時間まで滞在していました。

訪れる前は昨今の複雑な社内事情からあまり良い雰囲気は期待していませんでしたが、いざ実際に来てみると親子連れからシニア層まで一般の来場者の姿が多くとても活気に満ちたイベントでした。

難しい情勢の中でも一般の人たちが鉄道の現場に触れることの出来る一年に一度の貴重な機会が継続してほしいなと思いました。

今日は途中に雨が降って足止めされたりもしましたが概ね秋晴れの気持ちの良い天気のなかイベントを楽しむことが出来ました。

4回に分けてお伝えした苗工レポートもここで終了となります。

最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m




苗穂工場をあとにしてから書店に寄る目的でアリオに向かいました。お目当ての本を購入して苗穂駅に向かう途中やや遠回りですが一台のSLの前を通りました。D51よりも古い大正時代に製造された貨物用機関車9600型9643号です。

ややサビが目立ち始めていますがショッピングモールの敷地内に保存されているので冬以外はいつでも目にすることの出来るSLです。札幌市内では数少ない保存SLの一両ですが今日はそのうちの3両を目にすることが出来ました。
  
  
 
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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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