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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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今日は江別やきもの市へ行ってきました。

それにしても今日は暑かったです、、。

今年はじめての30度超えでした、、(*_*;

今でもまだ頭がのぼせ気味です。

月はじめには短時間とはいえ寒くてストーブを焚いていたことが信じられないです。




 
一応、コンパクトデジカメを持参しましたが、暑すぎてまともに撮る気になれず写真はこれだけです。

人出は例年並かそれ以上で、プロ、アマチュア、それぞれ盛況でブースは常に人混みが絶えませんでした。人の流れにもまれながらも力作が並ぶ各ブースをくまなく見てきました。






全体的な印象から言うと、今年の作風は例年と比べてみると大きく変化しているように感じました。

あくまで一般目線ですが、プロとアマの差をあまり感じなくなったというか、より商品性を意識したような趣で、個人の手作り作品というよりもお店で売られている商品として買いたくなるようなデザイン性の高い陶器が多かったです。

より具体的に言うと、草花や動物、星空のモチーフなどが鮮明に描かれた作品が目立っていました。

デパートや雑貨屋さんの店頭やお洒落な通販カタログに掲載されていても全く違和感はありません。

以前は売るためのデザインというよりは、古くからある伝統的な文様パターンや、よりアマチュア的な方向性によった陶芸家の主張がより強く前面に出された個性的な作品が多かった気がします。

それが今年はデザインの主流が新しい感性にシフトしながら世代交代を始めているように感じました。

今日はあれこれ気にいったものを、あくまで今必要と思われる器に限定していくつか購入してきました。

事前に決めていくわけではないのですが、毎年プロ・アマ含めて数百店のブースがひしめき合うように出店していても、ここ数年で購入するお店はほぼ決まっています。

その内の主な二つは目の見えない身障者が作っている窯と高齢者の施設で作っている窯の作品で、サイズや焼き加減などはプロブースの作品のように常に一定ではありませんが、素朴な味わいの深い焼き物ばかりで、毎日の生活で使い続けていても不思議と飽きが来なくて、わが家の日々の食卓にも違和感なく自然に溶け込んでいます。




 うちに帰って並べてみたらこんな感じでした。

何だかんだ言っても今年は結構な数を買ってしまったようです。

食器棚の余剰スペースを捻出するのが大変そうです。




この中に自分用として買い求めた器が2つほどあります。

結局のところ自分用に3つ割り当てられました。

何かの懸賞で貰ってきた某アニメキャラクターのキャンペーングッズのマグカップで毎日飲んでいる青汁を専用の器で頂けるようになりました。

もう一つは冷たい炭酸水用の可愛らしいネコ印のストレートなカップです。




こうして飲み物毎にカップを使い分けていると、とても贅沢をしている気分になれます。

まるで安土桃山時代の由緒正しい茶の湯の器のような上質な椀でいただく青汁は一段と格別なものに感じます。笹の葉と大麦若葉と有機の抹茶を混ぜたオリジナルブレンドは本当に美味しくいただきました。




毎年、この季節の催しであるやきもの市へ足を運ぶことで色々な刺激を受けて発見することがあります。

長く足を運び通い続けることでそれぞれの窯の作風の違いが自然とわかってきますし、作品のデザイン性の変化や調子の浮き沈みでさえも何となく見えてきます。

個性的で独特な自己主張を伴った作風が印象的だった窯の作品が近年はどことなくおとなしめの作品ばかりが並ぶようになったり、近隣では比較的有名な老舗の窯元の作品が世代交代で印象が様変わりしていて驚きましたが、先代までの作風を継承しながら独自の作品価値を確立するまでの試行錯誤の過程の最中にあっても完成度の高さが伺える作品でした。

縁あってほぼ毎年に近いくらいお邪魔している窯元の作品で日々愛用している独創的なマグカップも今年はさらに魅力的で斬新なデザインのものが並んでおり思わず追加で購入する運びとなりました。

背景にはどこの窯元にも日進月歩の進化を求めて成長する切磋琢磨の厳しい競争環境が存在することを感じました。

今日は近年ないほどの晴天と暑さに見まわれましたが、汗だくになって人混みの中でのぼせ上がりながらでもとても見応えのある充実した一日でした。

今年はデジカメで撮った写真は僅かでしたが、並行してフィルムカメラで印象的に感じた場面を4枚ほどシャッターを切ってあるので仕上がりが楽しみです。


昨年のやきもの市の記事を開くと、朝から買い出しへ出かけた後に昼から出かけた今年のパターンとは逆に、午前中のうちに家を出て野幌駅から僅か二駅区間ながら旭川行き711系6連の普通列車に乗車しています。

あずき一色塗りの復刻色全2編成を連結した通称”ゴールデンコンビ”にあたって幸先が良いと思っていたことを覚えています。

ほんの束の間の乗車の後で江別駅に到着後、やきもの市の会場へ向かう道すがら何気なく一緒に歩いていた両親に赤電のことを話していると、最後に小樽から旭川まで乗ってこいと思ってもいなかったありがたい機会をもらえたりしました。

そして、その日の午後の回送を撮影できる機会にも恵まれ近場ながら”ゴールデンコンビ”の勇姿を自らの手で記録に収めることができました。




地元で最も象徴的な風景である夕張川橋梁と元祖赤電カラーを収めた一枚です。

この日の午後の回送列車が自分にとって撮影可能な最後のゴールデンコンビとなりました。たしかこの数日後にコンビが解消されてからもう二度と両編成が手を結ぶことは無かったと記憶しています。まさに一期一会の一枚となりました。





後ろ半分のS-114編成3両は今年3月の最終運行よりも前に運用を離脱し苗穂工場でひっそりと解体されその使命を終えました。

先頭のS-110編成は検査期限の短さやコンディションの状況から早期の離脱が予想されていましたが、昨年10月の「ありがとう号」団体臨時運転後も予備車として残り、年が明けて今年になってから一般運用に復帰し劇的な復活を果たしてからは定期運行最終日一日前までそのまま走り通しました。

多くの人々の様々な思い出と共に注目を集めながら走ったS-110編成も最後まで残った他の編成と一緒に室蘭の陣屋町貨物駅まで運ばれ最後の時を待っていましたが、つい先週から解体が着手されもう間もなく完了しているところです。

その存在を通して最後まで何かを問いかけ続けたように色々な人たちに悲喜こもごもの感情を抱かせたS-110編成と他の編成たちに最後のお別れのあいさつをしたいと思います。


長いあいだのご活躍、本当にお疲れ様でした。

そして沢山の旅の思い出と素敵な出会いを心からありがとう。

線路端からあなたへの熱い語らいは一生忘れることはありません。
 



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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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