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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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最近、短時間のショートながらプチ撮影に出かけていますが、撮影のメインがデジタルからフィルムにいつのまにか逆転している状況が続いて釣果をリアルタイムでアップできないでいます。



昭和のアナクロ機械式フィルムカメラも今のところ好調なようで、2本目に装填した36枚撮りのフィルムを撮り切れるまであと少しというところです。

先週末はタイミングがよろしくなく、家で諸事をこなしながら待機中でした。






列車の走行写真も撮りたいということでISO200のフィルムを探しましたが、カラーネガフィルムはこのコダックのゴールド200しかないということでヨドバシで購入していたものです。

フジの200はとうに生産中止で、渋い色彩と描写で有名だったコニカのセンチュリアもすでに市場から消えて久しくなりました。

一番常用されるISO400のフィルムはフジとコダックの二枚看板がそれぞれ高級仕様と通常品を出していてまだ十分な選択肢があります。

ただ、ISO400のフィルムは特有の粒状感が目立ち過ぎてデジタルで読み込んだ際に画質的に良くない印象を持っていたので、できればISO100の低粒子のものか、その間を取ってISO200あたりを使いたいと思っていました。

デジタルでも使っているレンズの常用F値と動く列車を止められるシャッタスピードの組み合わせが出しやすいISO200の設定は比較的に多用してきました。

ということで、レンズは今まで使っていたものでカメラ本体だけがデジタルから機械式フィルムカメラに移行しただけで、実際の取り回しはそれほど変わらない条件となりました。

カメラ本体に内蔵されている露出計は販売が中止された水銀電池使用で代用方法はありますが、実は一度も電源を入れたことがなく、露出はもっぱら外部の簡易な判断方法によって適当な値を手探りで求めながら撮っています。

それでも大きく外すことがないのは結果がその場で分かるコンパクトデジカメのアシストと、露出がシビアなポジやモノクロでは適用されないカラーネガのオーバーよりな露出でもそれなりに写ってしまう幅のある特性によるところが大きいです。

コダックのゴールドシリーズはもともと安価で低廉な写りのシリーズで、昨今の超高精細な高級デジタルカメラの画質とはどう逆立ちしても太刀打ち出来るものではありません。

ケータイカメラから超高画素のプロ機に至るまで原理的に可視光帯域以外をスッパリ完全に切り落として記録するデジタルカメラに比べて、3つの色の感色層を異なる性質の化学薬剤の微妙な変化で記録するフィルム写真の画質は、目に見えるか見えないかの境目を越えた先も曖昧なまま記録し続けているようで、そこで写し出された被写体の複写像はどこか現実のそのものよりも独自の実在性を主張しているさまが写し出されるような気がしています。
 
時代の変化は避けようがないと今年に入ってからはなおのこと感じ入っていますが、せめて去りゆく時代の実像を写真として記録に残す際に、今の現実が過去の記憶とかした未来になって振り返った時に、その記録の中に存在する者たちの姿形から新たな意味と価値観を導ける何かを一緒に封じ込めておきたいと思うのです。

まだこれまで撮った30枚ばかりのカットの出来栄えは判明しませんが、狙い通りかそれ以上に撮れたカットもあれば手ブレやピンぼけで撃沈なカットもあるかもしれません。

それとここ最近フィルム写真に意識をフォーカスし始めたためか、より撮影においてあると便利な品々がどういうわけか手元に次々と集まりつつあります。

撮影の結果が分かるまでにはまだしばらく間がありそうですが、出来上がった写真ともどもそれらの新戦力についても少し触れる機会があるかもしれません。



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いつものリサイクルショップのジャンクワゴンで出会った懐かしい一眼レフカメラ。

相当こすけて薄汚れていたけれど、丁寧に磨いてやると輝きを取り戻した。

巻き上げレバーを恐る恐る引いてみると確かな手応えとともに回転した。





シャッターは小気味よい音とともに落ちた。

布幕横走りフォーカルプレーンシャッターは先幕、後幕共に元気よく問題はないようだ。

低速シャッター用のスローガバナーも若干の鳴きを伴いながらもきちんと動いている。

これは使えると踏んでごくフツーの24枚撮り一本を買ってきた。

スリットにフィルムの先端を差し込んで位置を定めてから巻き上げレバーを引いて空シャッターを切るを2度繰り返して裏蓋を閉じた。

ミラーショックを受け止めるモルトは交換してある。

アルコール清掃と簡単な補修を施しただけのこの古い機械式一眼レフカメラが無事ノートラブルで一本のフィルム分を撮りきれる保証は無い。

とにかく試し撮りあるのみ。

久しぶりのフィルムによる写真撮影の感触を楽しもうと思う。

まだ何をどう撮るかは決めていない。

カメラのフィーリングがそれを教えてくれるだろう。




 





先月までの赤電ラストウィークの撮影で活躍したリケノンレンズを解体中です。

もともとヘリコイドの具合の良くないレンズで予備機でしたが雪景色と赤電のコントラスト具合の相性を見込んで再び主力レンズとして引っ張りだして使いました。



その際に若干の応急処置を施しておいたおかげで撮影中に不具合が生じることもなく無事役目を務め上げてくれました。

ピントリングの感触が軽くなる典型的なグリスの劣化症状が出ていて、このまま無視して使い続けるとヘリコイド本体の摩耗を早めることになるので、いったんレンズユニットを除いてバラバラにしてメンテナンスをすることにしました。

上の写真の状態まで分解して古いグリスを拭き取り新しいグリスを塗って組み立てたのですが、どうもそのグリスの状態もあまり良くないらしく、以前より改善したものの納得の行く手応えを感じなかったので、再びバラしてグリスを拭き取りパーツ状態で収納箱にしまっておくことにしました。

カメラ専用のグリスはちょっと割高なため代用品があるかないかも含めて少し検討してみようと思います。

樹脂やゴムを痛めず金属部分の摩耗もしないグリスはけっこう特殊なものらしく一般のホームセンターでは入手できないものです。

普段の撮影から古いMF単焦点の28mmレンズを標準+広角兼用レンズとして常用しています。

今回オーバーホール中のリケノン28mmF2.8の他に主力として共にペンタックス(旧アサヒ光学)のSMC-M28mmF2.8、さらに古いスクリューマウントの予備2号機S-M-Cタクマー28mmF3.5を使っています。

28mmレンズはAPS-Cデジタルで43mm相当になり若干広角よりの標準レンズとなります。

また、28mmの焦点距離はAPS-C版の対角線とほぼ等しいらしく理論上の標準レンズとなることから光学的な相性も良いようです。
 
実際の撮影においては本来の意味での広角域ではないので引けの取れないイザという時には役に立ちませんが、立ち位置のスペースに余裕がある場合はポジションを選んで角度を強調するなど工夫することで擬似的な意味で広角写真を撮ることができます。

最近のデジタル専用キットレンズに比べても取り分けて画質面で有利と言えるものはありませんが、単焦点レンズの特徴である後加工に頼りきらなくても十分なコントラストの高さとヌケのいい透明感のある描写がお気に入りのわけです。

オーバーホール中の写真を見て頂くと分かり易いと思いますが、最近の高性能なデジタル用レンズに比べて構造が格段に単純な上に、オートフォーカスや電磁絞りといった制御系の電子回路が全く入っていないので、電気系統の故障による不具合がほとんど起こりえないという大きなメリットがあります。

電子部品特有のデリケートな相性問題やメーカーによる対応期間終了による修理不能も回避できることから大事にメンテナンスしながら使うことで末永い活躍が期待出来ます。

デジカメ本体は精密電子機器の消耗品として稼働期間中に良い写真を撮ることに割り切って使うしかありませんが、せめて資産と言われるレンズくらいは使い捨ての消耗品扱いしたくないものです。

ただ、いかにアナログ時代の産物であるオールドレンズといえど無敵というわけではなく、貼り合わせレンズの経年劣化など現時点ではプロの専門業者でも完全には修復できないアキレス腱を抱えています。

いずれにしても、これらの今現在以降の技術では二度と量産されることのない貴重で個性的なオールドレンズたちと付き合いながら無二の一枚を目指して写真を取り続けていこうと思います。
 
 
  
PS)
MFレンズ一辺倒というわけではなく時と場合によってAFレンズなどを使い分けています。MF単焦点レンズは撮影に独特な緊張感が伴いきちっとした写真が撮れやすいですが、その反面、気軽に思った通りシャッターを切りたい時に距離感やピント合わせに手間がかかる分リズムよく撮れない時が多いです。最近ではお散歩用お手軽AFレンズもちらほら目につきますが、デジタル世代のレンズに手を出すのはまだ気が引けます。最近の新製品の中にはこれまでにないほど飛躍的に高画質な製品も見受けられますが、一方でカメラの高画素化が進みそれに対応するためレンズも解像度優先のますます硬い描写の製品ばかりになってきました。デジタル専用化以前のきっちり写りながらもどこか余韻の残る古めのレンズをまだしばらく手放せなさそうです。






これといった話題が思い浮かばない時の小ネタ記事として、今日もデジタル写真に関するうんちく記事を書いていこうと思います。これまでは主にデジカメ本体について触れてきましたが、今回からはいよいよデジタル・フィルム問わず写真撮影システムにおける核心中の核心であるレンズについて解き明かしていこうと思います。


  
  
  
ところがです。
 
なんといっても写真撮影用レンズの歴史は深くて長くてさらに奥深いことこの上ないものです。

それは一種の小宇宙を形成していると言っても決して言い過ぎではなく、その歴史を遡るとゆうに100年を超えてその間に数々のエポックメイキングな発明がなされて、同時にそれら写真機とレンズを手にした数々の有名無名の撮影者たちが歴史上の決定的な瞬間から何気ない日常の記憶までを切り取り多くの記録や作品として後世に残してきました。
 
写真の世界には伝説につぐ伝説が地層のように積み重なり一つの神話の体型をなすほど魅力的なエピソードが多く話題にことかくことがありませんが、そういった物語に彩られながらも一方では地道な技術開発の積み重ねによって今日まで進化し続けてきたものがカメラでありその眼となるレンズなのです。

そんな奥深い世界をたかだかにわか者の浅学な知識だけで語りつくせるはずもありませんが、その世界の基本中の基本におけるほんの触りの表面だけでも分かりやすく説明できたらいいなと思います。

何よりもこれから写真撮影を本格的に始めようとか、すでに写真にどっぷりハマっているけどもっとカメラやレンズ機材の仕組みを理解してみようという人にとって至極簡単な豆知識集のようになればいいなと思います。


まずはどこから手を付けてよいものか迷ってしまいますが、当たり前すぎて今さら言うに及ばずというところから触れていこうと思います。

そういう基本中の基本、イロハのイの部分をスルーしないほうが後々の込み入った部分を説明するときに分かりやすくまとめることが出来ると思います。


特別な図解はしませんが、写真撮影用レンズには大雑把に人の視野とほぼ同じ範囲が写る標準レンズと、実際にその場で見える視野以上にワイドに幅広く写る広角レンズ、普通の視野では小さく見える対象物を実際よりも大きく拡大したように写せる望遠レンズの三種類に分類されます。

さらに広角レンズには人間の視野を大きく越えた範囲を写せる魚眼レンズや背の高い建物を写す際に垂直と水平を揃えることが出来るシフトレンズ、主に標準から望遠レンズに属する虫や花などの細部を実物と同じ大きさ=等倍で緻密に撮影できるマクロレンズなど特殊な種類のレンズもありますが、まずは標準レンズ、広角レンズ、望遠レンズの三つがあることを念頭に話を進めていきます。

これら三種類のレンズをどこで判別するかといえば「焦点距離=レンズ中心点から撮像面までの距離(mm)」で表される数値の大小で区別されます。

焦点距離の値がより小さくなると広角、より大きくなると望遠よりということになります。

最も普及した135フィルムフォーマット=普通のフィルムのサイズにおいては標準レンズが50mm前後でそれより小さい35mmや28mmなどが広角レンズ、100mm、200mm、300mm、と大きいものが望遠レンズとなります。

(※フィルムが主流だった時代は使い捨てカメラから本格派の一眼レフカメラまでフォーマットのサイズが同じでしたが、現在のデジタル時代では前回のカメラネタ記事で少し触れましたが、デジタル一眼標準のAPS-Cサイズからコンデジ用の1/2.3インチサイズまで、さらに小さなスマホケータイカメラ用まで135フォーマットよりも小さなサイズが主流となっているので、それぞれに独自の焦点距離の基準があり一様ではありません。また135フォーマットよりも大きな中判カメラや大判カメラのフォーマットの場合も同じで、それぞれの比率の違いを掛けて135フォーマットの焦点距離に換算して表示されます。)

フォーマットの違いによるレンズ焦点距離の違いは後々の章の説明で必要になってくるのでここで触れておきました。

広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズそれぞれの場合において、一つの焦点距離で固定されたレンズを単焦点レンズ、広角~標準~望遠まで焦点距離が無断階に可変できるレンズをズームレンズといいます。


後半は単焦点レンズとズームレンズの性質の違いについて書いていこうと思います。





ひょんなことで手に入った新しいコンパクトデジカメを紹介します。

新しいと言ってもチャキチャキの新製品ではなく地元のハードボイルドなリサイクルショップで見つけた中古品です。





リコーのR10という機種で2010年頃の製品です。

右は同じリコーの先代サブ機GX-8でデジタル一眼を導入するまでは限りなくメイン機に近い使い方をしていました。今となっては骨董品クラスのデジカメですが専用ワイコンによる22mm相当の広角は未だ現役です。



 
背面の比較ですが一番目につく差は液晶画面の大きさです。先代は画面が小さいだけでなくコントラスト、表示解像度ともに低いため、屋外ではほとんど影しか映らなくピントや露出はあて感で構図だけ確認しながらシャッターを切っていました。R10はずいぶん改善され液晶の見やすさAFともまずまず信頼できるものです。




R10よりやや古い世代のメイン機ペンタックスK-10Dとの対比です。

今では両者は一つの会社の2つのブランドとなっています。サイズは違いますが両方ともソニー製1,000万画素CCDセンサーを搭載していることにも機縁を感じますね。




センサーサイズの違いについて簡単な対比図を作ってみました。デジタル一眼でもっとも普及しているAPS-Cサイズと一般的なコンデジ用1/2.3センサーではこれほどの大きさの違いになります。その間はGX-8も搭載しているやや大きめの1/1.7サイズです。同じ1,000万画素でも表面積が大きくなることでダイナミックレンジが飛躍的に向上し本質的に高画質になります。



コンピュター上の画像サイズの大きさは画素数で決まり1,000万画素ならほぼ同じ大きさと解像度のデータとして扱われますが、センサーの物理的なサイズの違いにより同じ画素数なら一つの画素あたりの受光面積が大きくなることでより効率よくレンズから入射した光を取り込めるので、センサー内で光を電気信号に変換する際により豊富な情報とディテールをデータとして記録することができます。

デジタルカメラがより高級なクラスほど搭載する画像センサーのサイズが大きくなっていく理由がここにあります。

センサーサイズが大きくなることでレンズから取り込まれた光の情報を余裕を持って取り込めるので深い色合いや立体感のある画像を生成することができます。

また物理的な集光率が高いので高感度域を用いた暗部の撮影でもディテールが失われず鮮明な画質を維持できます。

一方でコンデジなどで使用される小型センサーはレンズが小型化できることで低コスト化できるという理由だけでなく高倍率の超望遠レンズをコンパクトに設計できるというメリットがあります。

最近の光学50倍を上回るような超望遠をコンパクトカメラで実現しているのは小型センサーの高性能化によるところが大きいです。

高画質を極める大型センサー搭載高級機とコンパクトで手軽な利便性を追求した高倍率ズーム機の二極化が最近のデジカメ市場のトレンドです。

さらにそのデジカメ市場を本格的に侵食し始めたスマホ内蔵カメラについてですが、製品の性格上カメラ機能にのみ高いコストを割くことは出来ないので、コンデジ用を更に下回る極小サイズのセンサーとプラスチックレンズによる安いカメラユニットで済ませています。

にもかかわらず撮った画像は見た目の上では非常に高画質で手軽に写真撮影を楽しむ層の人たちを十分満足させる出来栄えです。

これは貧弱なカメラユニットから出力されたディテールの乏しい白ちゃけた元画像をスマホの高性能なCPUを用いて自動的に画像処理を施すことで高精彩な画質を演出しているのです。

スマホのCPUはデジカメの画像処理エンジンよりもはるかに処理能力が高いことから、まるでPCのレタッチソフトによる高度な自動補正をシャッターを切った直後の一瞬でかけることが可能なのです。

これはスマホ内蔵カメラにしか出来ない芸当ですが、言うなればインスタント食品やレトルト食品のようなもので、それが即席で調理された料理でも味わう人が美味しいと感じればよいという発想です。

一方でより本格的なデジタルカメラによる撮影は食材からしっかりとしたものを用意し時間と手間をかけて調理した料理に例えられます。

デジタル画像とはいえ、しっかりとした造りのレンズを通した光を変換して生成された画像と、ほとんど合成に近いくらいの強い後処理を施されて出てきた画像とでは色合いの自然さや深みなど本質的な画質の違いは明白に出てきます。

なのでお手軽なメモ程度の撮影ならスマホカメラでもよいですが、より大切な思い出や作品などかけがえのない瞬間を記録するときはやはりちゃんとした造りのカメラやレンズを用いて撮影するに越したことはないと思います。

世界的にスマホカメラに侵食されがちなデジカメ市場ですが、日本のカメラ・レンズメーカーはもっとデジタル写真の本質的な違いと良さを一般の人たちにも分りやすくアピールすべきだと思います。


デジカメのセンサーサイズの違いによるうんちくやレクチャーに話がそれてしまいましたが”新しいけど新しくないコンデジ”の導入直後の一悶着や使用感について後半に記そうと思います。



前回の記事に引き続いてカメラ関係の話を書きます。

RAWとJPEGの話からデジタル画像とフィルム銀塩写真の比較について話が飛びました。

以前フィルム写真をやっていました~とちょい自慢気に言ってみたところで当時はほぼそれ以外に写真を撮るすべが無かっただけで、プロ・アマの人たちがやっていたような高度な知識やテクニックなど持ち合わせていないただの撮りっぱなしカメラ小僧でした。(←今もたいして変わってないorz

それでも当時まさかデジカメなんてものが登場してこれほど急速に普及するとは思っても見なかったですね。

ましてインターネットやスマホの時代になるなどとは想像もつきませんでした。

ただ通話するだけのケータイ電話だって数えるほどの人しか持っていませんでしたし。

それでも何というか全体的に今よりもゆる~い空気で、ただ単純に先の未来は明るいと思っていられる気楽さがありました。

そんな1990年代後半の古き善き?アナクロな時代に撮ったサンプルを張っておきます。




普段ほとんど開けることのないネガBoxから取り出した中から久しぶりにスキャンしてみました。

朝里付近の海岸線を行く711系S-111編成3ドア車ですが風景も車両も今とあんまり変わっていませんね。





アングルも今よりは比較的自由でした。

多少線路に近くても怒られることはありませんでした。

というかこの辺りの海岸線は線路が地元住民の生活通路の一部をなしていました。



 

合間に防波堤越しの海に浮かぶ漁船のカットもありました。

ただボケェーっと海を眺めながら時間を潰して列車が来たらカメラを向けるを繰り返していたようです。





待っているとこんな列車も姿を見せました。

キハ150系2連のニセコライナー札幌行きです。

車両自体は今も健在ですが同系の山線直通快速列車はすでに見られません。






今と決定的に違うカットが出てきました。

721系6連の快速エアポート ですが立派なヘッドマークが付いています。当時の快速電車にはもれなくヘッドマークが付いてきましたが、当たり前すぎて熱心に記録しようとは思いませんでした。



一応、フィルム写真の性質を説明するためのサンプルとして張ってみましたが、この程度の画質では思い出話のネタにしかなりませんね。

デジタル写真を本質的にはるかに上回るとされるフィルム銀塩写真の持つ底力の片鱗だけでも感じて貰えればと思います。

後半は懐かしのフィルム写真の持つ潜在的画質力についてうんちくを並べてみようと思います。
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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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