北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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近所のスーパーで買った茨城県産のちんげんさいと宮城県産磯のり。
津波と原発の被害という違いはありますが、それぞれ復興するまでには長い道のりが予想されます。今後、被災地産の食物をスーパーで見つけたときは迷わず買おうと思います。
放射能汚染に対して過敏になる風潮も理解できますが、今、市場に出回っているものはほぼ安全と判断できますし、万一放射能物質が付着している場合でもよく水で洗えば全く問題ありません。
というか、今までの過去60年間、平時においても原発から放射能物質は常時垂れ流されてきたようですし、アスベストをはじめその他の発がん性物質についても相当な量をすでに摂取しているわけですから、今さら気にしすぎても仕方ないことだと思います。
ただし、乳幼児から成長期の子供たち、および妊娠中の女性についてはこの限りでは無く、最大限の注意が必要です。
放射性ヨウ素は半減期が8日と短く2週間も経てばほとんど影響が無くなるそうです。
問題は放射性セシウムのほうで、こちらは半減期が30年と長期のために一度体内に取り込まれて蓄積されると長い期間に渡って被爆の影響を受け続けてしまいます。
どちらについても体内に取り込まれた量のうちほとんどは数日以内に体外へ排出されるようなのであまり怖がりすぎることはないと思います。
ただ上でも書いたとおり、乳幼児から成長期の子供については多大な影響を受けますから最大限注意して内部被曝から守る必要があります。
放射線ヨウ素は体内に入ると甲状腺に蓄積されて甲状腺がんの発病を促進することが問題視されていますが、がんになる以前にも影響が出ます。
甲状腺は全身の臓器の代謝をコントロールするための器官で、成長期においてはその度合のバランスを保つ役割も担っているために、成長途中に何らかの甲状腺異常になると、その後長期にわたって体調の異常が続く可能性があります。
内部被曝に対して子供の場合は特に注意が必要なのはこういった理由のためです。
食べ物や飲み物だけではなく、空気中に漂う物質を吸い込むことを防ぐのも重要なことです。
外では花粉症用マスクを着用し、室内では喚起と密閉を徹底してプラズマ機能付き空気清浄機などで物質をある程度除去するなどの対策が取れればベターではないかと思います。
内部被曝についての注意と対策を簡単に並べてみましたが、個人的にはあまり気にしすぎる必要はないと思います。
人間の遺伝子には、もともと放射線に対する抵抗力が備わっていて、気の持ちようと心身の健康管理次第である程度の害は押さえられるという研究結果もあります。
広島、長崎において原爆の放射線を浴びても健康で在り続けた人も多数いますし、長寿を全うした人たちもたくさんいます。
また、そういった被爆者の子孫もほとんどの人たちは健康に育ち繁栄しているという統計もあるようです。
なので、放射能物質の影響と対策についてしっかり確認した後は、あまり恐れすぎないほうが良いと思います。
個人的には、安全が確認された食べものは何でも感謝してありがたくいただこうと思っています。
ただし判断は人それぞれ安全第一の自己責任でお願いします。
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連日TVから流れる震災関係のニュースは出来るだけ欠かさず見るようにしています。
今は何も出来ませんが、せめて今起きていることを記憶に焼き付けて、改めて世の中が落ち着いたときに問い直して後に伝えることが自分に出来るささやかな役目だと思っています。
昨日見たニュースの中で紹介されていた話ですが、茨城県大洗町で津波避難の防災無線を担当した19歳の消防士の方と上司の方の”ある機転”で、避難した人たち全員が無事に生還できたということを知りました。
その”ある機転”とは、津波がどんどん押し寄せる切羽詰まった状況を鑑みて、急遽マニュアルには無い命令形の口調で避難命令を出し続けたことです。
通常の避難指示における「高台へ避難してください」という言い回しよりも「避難命令、大至急高台に避難せよ」と強い口調で繰り返し訴え続けられるとより説得力と危機感が生まれます。
そうした強い命令に後押しされて住民の方々が高台へ避難して無事難を逃れた後、さらにもう一つ機転を利かせて、津波の第二波、第三波に警戒してそのまま高台に居続けるように繰り返しアナウンスし続けたことです。
今回の津波では第一波が襲来して引いた後、もう大きな津波は来ないだろうと一旦自宅に戻ったことで、第二波、第三波に襲われて命を落とした方たちが多数いたのだそうです。
しかし、こういったベストな対応をとることが出来て最善の結果をもたらされた事例はごくわずかでしょう。
地震当日、様々な立場で避難誘導に当たられていた方々が決してぬぐい去ることのできない悔いと自責の念に駆られて苦しまれていることをお察しします。
地震当日、南三陸町において同じように防災無線を担当されていた24歳の若い女性職員の方は、津波が目の前まで押し寄せてきていてもその場を離れず冷静なかけ声で避難指示を訴え続けました。
その女性職員の方は津波に巻き込まれ今でも行方不明のままです。
防災無線を聞いて、ただならぬ事態で在ることを察して高台に避難し間一髪で津波を免れた高齢者の住民は、女性職員の命がけの無線によって命を救われたと涙ながらに語っていました。
こういった数々の体験に触れても、感無量で言葉にならないという月並みな表現で結ぶほかありませんが、犠牲になった方々の命を無駄にしないためにも、教訓として心底考えて伝えていかなければならないと思いました。
蒸留水器という機械で水を沸騰させて水蒸気を取り出して元の水と分けることである程度放射性物質を取り除くことが出来るそうです。
これは原子力発電所の冷却水を処理して海に放出する際に行われているプロセスと同じ方法だそうで、かなりの効果が期待できるそうです。
この方法だけで完全に放射性物質を除去することはできませんが、水を沸騰させて出た水蒸気を別の容器に移せる理科の実験器具のような装置があればすぐにできる方法です。
また、効果のほどは保証できませんがこういった製品がネット通販で販売されています。
ご参考までに。
3.11を境に日本全体の意識は大きく変わってしまいました。
それは不可逆変化のごとく、決してそれ以前の同じ意識、価値観、社会構造には戻らない変化だと思います。
一方で、今回の震災を目の当たりにして、今なお放射線問題や今後の先行きについて、多くの人たちが心揺さぶられながらも、どうにか3.11以前の日常を回復しようと努力していることも事実だと思います。
この先どうしようもなく続く変化に対応しながら、それらの壁を乗り越えて新しい基盤を築き上げる力と、一方で以前の日常生活と社会構造を取り戻そうとする意識が、時に結びつき、時に反目しながらせめぎ合うように事態が進行していく様子が想像されます。
2つの意識のせめぎ合いの狭間で、今後、世の中の様々な分野や組織、その中で生きる個々人一人一人の心理にいたるまで、あらゆるかたちで揺さぶられ様々な葛藤が生じてくると思います。
そういった混乱と変化のさなかで行くべき方向を見失わないためには、常に東北の人たちの復興への歩みの中からその道筋を見いだすことにあると思います。
今まで以上に安全で豊かな地域社会を復活させるためには、今まで以上に進化した地域社会を構築しなければならないのが道理です。
日本全体に目を向けてみると、ショックの反動からこれまでの状態に無理矢理にでも帰ろうとする意識や勢力が強まるように思います。
ところが、この無理にでも戻ろうとする意識がかえって混乱を深めてしまうこともあります。
今後、どんなに状況が混迷しても、今日本中で一番困窮している東北地方にとって何が最も必要とされ、何が一番優先されるべきことなのかという視点を外れなければ方向性を大きく間違えることはありません。
これは社会や組織など大きな視野においてのみでなく、一人一人の意識と選択、人生の方向性にも当てはまります。
どんな過酷な状況においても忍耐する東北の人々の姿から学びたいと思います。
この先、どんな困難な状況が待ち構えていようとも、いざとなれば東北の人たちと同じように助け合い冷静に対処すれば全て大丈夫だと思います。
いまだ過酷な状況から脱していない地域や避難所も多いと聞いています。
それらの方々へ必要な物資が行き渡り少しでも早く快適な環境が整備されることを願います。
放射性ヨウ素についてはすぐに拡散されて毒性が無くなるそうですが、放射性セシウムについては魚や貝、海草類などに蓄積されて、それらを食す人たちの健康にも影響を与える可能性があるため注意が必要とのことです。
食物連鎖によって生じるぼくたちへの影響を恐れる前に考えなければならないことは、見方を変えれば海の無数の生物たちが人間の不手際から生じた放射能汚染を肩代わりして浄化してくれているということです。
人間には本来、自分たちの生活と文明だけではなく、この地球上で暮らす全ての生物とあらゆる物質からなる自然に対して調和した状態を維持する責任がありました。
ところが、そういった地球と自然に対する共生から離れて、人間以外の生物、物質、環境の全てを単に利用するだけの対象と見なすようになりました。
この人と地球と自然に対する意識の乖離が全ての災いの元凶となっています。
これまでの人間の利益中心の意識を転換できない限り災いは繰り返され続けます。
今回の原発災害はその象徴です。
原発は自然と共に共生することの出来ない人工の産物です。
今すぐに全廃は難しくとも、粘り強く原発廃止を目指すことで、その最後の火が静かに落とされるその日が来れば、人間の社会はより良い進化した姿に変容しているはずです。
まずは、人間の行き起こした放射能汚染によって深く傷つけられた海とそこに住む生物たちにお詫びと感謝の念を捧げます。
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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
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