北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
福井県の大飯原発1号機で緊急炉心冷却装置関連の機器にトラブルが起きたために手動で原子炉を停止、運転再開に向けた国の最終試験実施見送りを決めました。
一方で北海道の泊原発3号機は運転再開原発第一号に向けて国の最終試験を受ける方向で準備が進んでいます。
今日の朝刊一面に運転再開を容認する発言と共に載っていた高橋知事の自信なさげな表情を見ていると少し心配になってきます。
本音では原発の運転再開と安全保障について自信を持って決断できるトップやリーダーは現状では殆ど誰もいないと思います。(でも全責任はトップやリーダーにあることに変わりはありません)
これまで電力業界から多大な支持を受けてきた立場から容認姿勢をとらなければならないのでしょうが、それならば絶対に安全を確保できるという具体策と確信を持って約束してほしいと思います。
こういった良くも悪くも決断を下さなければならないときに、国や企業など他の誰かに判断をゆだねて避けるような曖昧な態度で臨むと往々にして良からぬ結果を招きやすいことは歴史が証明しています。
今、時代は大きく変化する方向に流れようとしています。
こういった時期に変化を拒むような方向へ働きかけると、時代の大きなうねりに逆らうことになり望まぬ結果が生じやすくなります。
それはいつの時代も変わらない歴史の法則です。
現状の社会を見渡すと、この大きく変化しようとする時代の趨勢に後押しされている動きに対して、これまで通りの現状を維持したい勢力が立ちはだかり何とかして押し返そうとしている構図が見て取れます。
その対立の最中で常に翻弄され右往左往しなければならないのがぼくたち一般庶民です。
ぼくたちフツーの庶民にとって大事なことは、そういった流れをしっかり把握しながらも、そのどちらにも肩入れしすぎずに荒波を乗り越えて無事にやり過ごすことです。
ただはっきりしていることは、時代が大きく変わろうとする流れを人間の力だけで食い止めることは決して出来ないということです。
必ず古い勢力と枠組みは去って行きます。
必ず新しい考え方と行動をとる者たちが取って代わります。
ただ一つここで注意しなければならないことは、単純に新しい者が善で古い者が悪ではないということです。
これも歴史から学び取れることですが、古い者の中にも善と悪があって、新しい者の中にも善と悪が存在するということです。(あるいは悪の中にも善、善の中にも悪があると言いかえることが出来ると思います)
当然のことながらこの先も善悪の対立は続いていくでしょうし、古くなって失われていく者の中にも新たに学び取って受け継がれていく者もあるでるしょう。
電力業界や政財界が何故これほどまでに原発を維持しようとするのかというと、原発と送電網を含めた電力供給システムが、これまでの社会経済にとって必要不可欠な電気の供給を通して、この世の中全体を一手に統率する仕組みの要だったからです。
原発事故後、自然エネルギーへの転換と発電事業と送電事業を分離して自由化をはかる動きが急速に拡まりつつありますが、こういった動きが進んで既存の電力網が解体されたとき、これまでの電力業界が担ってきた社会経済全体の一括統治という役割が終了します。
電力供給網をめぐる新旧の交代劇が進むことで、新しいテクノロジーの実用化が促されて新しい産業と雇用の創出もなされて日本経済の本格的な復興への道が開けてきます。
でもそれは同時に戦後60年間実権を維持してきた勢力がその力と手段を急速に失うことを意味します。
今はその新旧対立の真っ最中といえるわけですが、その決着がついたとき本当の意味で新しい時代に向けて一歩を踏み出すことになると思います。
それがなされたとき(自民か民主か管政権かではなく・・・)真の意味で戦後初の政権交代が実現したと言えるのではないでしょうか。
PR
危険きわまりない高速増殖炉もんじゅについて廃止を含めて検討されるというニュースが入りました。(参考リンク)
空気と触れるだけで爆発するような代物で冷却して、しかも安定した制御も不可能となれば当然の判断だと思います。
万一もんじゅで福島のような事故が起これば遙かに上回る被害が出ることは疑いようもありません。
もんじゅが立地する福井県のみならず西日本一帯が汚染され、特に水源である琵琶湖が汚染されれば京都、大阪、神戸など関西圏で人が生活できなくなります。
そういった危険性の桁外れな高さ以外にも、原子炉を安全に維持するだけで一日あたり5,500万円の費用が必要とされ、単純計算すれば年間200億円以上かかります。
それでいて実用化前の実験炉なので発電などは一切行われず、かかった費用に対してこれまでの数十年間に何のメリットも生み出していません。
多くの人々の生活と生命を脅かすうえに税金をどぶに捨てるような事業は即刻廃止されることを願います。
PS.)
全国的に脱原発の機運が高まりつつある中、地元北海道の泊原発3号機は運転再開に向けて計画を推し進めているようです。福島のように大震災や大津波が来なければ大丈夫、さらに問題を洗い出して安全性を強化すれば問題ないというのが容認論の主な根拠ですが、現実はそんなに甘いものではないでしょう。もし泊で福島級の事故が起きれば今の福島県民の不幸な現実が、ぼくたち道民にとっての現実にもなります。このまま計画が推し進められて泊3号機が再稼働したときは、ぼく自身も覚悟を決める時だと思います。今回の原発事故がこれまで人類が経験したことがないほどの被害に至ってしまったことは、人間の都合だけで押し進められてきた原発計画が、本来の自然と人間の生活にとって害悪以外の何物でもないことを自覚しなければ、この国の未来は無くなるという警告だったのだと思います。今、原発依存の根本的な過ちを認めなければ第二、第三の福島事故は必ず起こると思います。もしそうなったときは、ぼくたち一般国民全員の連帯責任にされてしまうことも覚悟しておかなければなりません。
先日の国会答弁で驚きの発言が飛び出しました。(参考動画)
発言内容の真偽はともかく、こういった情報が公の場である国会の答弁において堂々と発言されたという事実は重いですね。
ぼくたちが普段当たり前だと思っている一般常識と、この世の中の実相がある部分では大きくかけ離れているということがうかがえます。
早くも4ヶ月、まだ4ヶ月というないまぜな気持ちです。
いまだ福島原発の収束の目処も立たず、日本各地の原発の再稼働をめぐって混乱が続いていますが、震災の被害に遭われた多くの地域では予想を上回るペースで瓦礫の除去が進み復興に向けて力強く歩む姿が見られます。
出口の見えない放射能汚染や経済情勢など、これからも先行きの見えない状況が続いていくと思いますが、個人的には全く悲観していません。
これから世界の経済情勢もいよいよ混乱が本格化して大きな一波が来ると思いますが、その谷を乗り越えれば本当の意味で次の新しい世の中の展望が見えてくると思います。
欧米社会が作り上げて、長らく世界中をその枠組みの下においてきた金融経済による支配が終了して再び実体経済中心の社会に戻れば、日本を含む世界中の多くの国々が徐々に平和で落ち着いた社会を取り戻していくと思います。
それと同時に今までの社会における根本的な矛盾が明らかにされて周知の事実となります。
そのマヤカシが一たび世界中の人々に知れ渡ればもう二度と同じ手は通用しなくなります。
今日、アメリカで懸案とされている債務上限引き上げ問題について、オバマ大統領が与野党の仲裁に入り決着をつけるために動き出したというニュースが入りました。
アメリカ政府の財政は一般的に思われているよりもずっと深刻な状況が続いており、待ったなしの状況に追い込まれています。
来月の二日までに与野党が合意して債務上限を引き上られなければ、アメリカ政府は財政破綻を宣言することになり、もしそうなればリーマンショックを遙かに上回る衝撃が世界経済全体に襲いかかることになります。
常識的に考えれば、そういった深刻な事態を回避するために十中八九の割合で合意が成立するはずです。
しかし、それは巨大なダムによってせき止められている水が今まさに決壊して流れ出そうとしているときに土嚢を積み立てて防ごうとするようなもので、その巨大な水である莫大な債務そのものは、この先も時間の経過と共に膨張し続けてやがてあふれ出す運命にあります。
(※市場の中で無責任に溢れかえったドルが投機マネーとして食料や資源、エネルギー市場に流れ込み高騰を引き起こしています。特に食料の高騰は経済的に弱い国の弱者の生活を直撃し追い詰め、世界各国で起きている暴動や革命の要因になっています。また、エネルギーや資源の高騰は日本などの輸出工業国を直撃して不景気を長引かせてぼくたち一般庶民の生活と雇用が犠牲になっています。)
日本の経済も震災と原発事故の影響で今後ますます財政が逼迫してきますし、ヨーロッパ経済もギリシャに続きポルトガルや大国スペインの財政状況が悪化してこちらも待ったなしの状態です。
アメリカをはじめ日本やヨーロッパなどの先進国に市場を通して依存してきた中国などの新興経済大国も危うい状況に追い込まれつつあります。比較的に安泰を保っている大国はロシアくらいでしょうか。
まるで、どこの国が一番最初に落ちるかを争うチキンレースのような状況ですが、いずれの国で大きな変化が起きても、それはすぐに連鎖して世界中の国々の経済をリセットするくらいのインパクトがあるでしょう。
ぼくはその時こそが歴史が転換する瞬間になるのではないかと思っています。
(※こういった予想される世界同時破綻が起こるとされる背景には、ある大きな意図が込められているという説を目にしたことがありますが、それについてはほとんど理解できていないのでこの場では割愛します。)
いずれにしても、ぼくのようなフツーの庶民が調べて把握できるのはこの程度の事です。
世界の舞台裏で実際に何が起きているのかを正確に理解して把握するのは至難の業です。
大事なことは起きたことを冷静に受け止めて淡々と対処できるように心の準備をしておくことだと思います。
そしていつの時代もそうでしたが、実際にことが起きてしまえばフツーの庶民はただそれを黙って受け止めて乗り越えていくしかすべは無いのです。
それでもぼくは多少の不安はあっても悲観はしません。
なぜなら、そういった時代の山谷を乗り越えた先に必ず今よりもはるかに良い時代が待っているからです。
その時を何とかして迎えることが出来れば、ぼくたちはみな今よりも幸せな人生を送っているはずです。
ぼくはそれが出来ることを、震災後のあれだけの困難な状況に負けずに今まさに乗り越えようとしている東北の人たちの姿を見て確信しています。
震災から4ヶ月、あらためて合掌します。
もういい加減にしてくれ!という声がそこかしこから聞こえてきそうな気がしますが、この原発問題について見て見ぬふりして通り過ぎることはできませんね。
ネット上でも数週間前から懸念されている福島原発4号機の燃料プールの状態についてですが、どうもかんばしくない模様ですね。
14日、19日、21日の深夜にそれぞれ大量の水蒸気のような気体を放出していた様子がライブカメラで捉えられていました。(参考サイトはこちら)
これが一体何なのか素人では判断がつきませんが、今までの成り行きから考えるとあまり良いモノではないことは確かです。
一進一退が続く汚染水浄化作戦の可否も気になるところですが、福島原発事故においてはまだまだ明らかにされていない部分も多く、4号機の白煙と再臨界疑惑も含めて説明が待たれます。
福島第一原発事故について集中的に報道されている一方で、西の福井県にある高速増殖炉もんじゅについては新聞やテレビなどでほとんど目にすることがありません。
報道されていないから安全ということではなく、むしろもんじゅの方が場合によっては福島よりも深刻な状況になりかねない危険性が以前から指摘されています。
それがもんじゅの構造が普通の原発と違い特殊で、冷却剤として使われている高温の液体ナトリウムが万一空気に触れると爆発、炎上するという危険な性質があるためです。
ただでさえ危険きわまりないもんじゅですが、昨年の8月に燃料交換用装置(3.3t)が原子炉内に落下する事故が発生。復旧作業をするも24回連続して失敗したあげくに責任者が自殺するというような状況に追い込まれています。(参考記事)
この装置が原子炉内で宙づり状態になっていることで、燃料の出し入れが出来ないために安全な運転も停止もできない状態だそうです。
万一、この状態で大きな地震が発生した場合、原子炉内で3.3tの構造物が揺れ動くことで内部の原子炉や配管を破損させ想定外の大惨事につながる可能性が指摘されています。
実はその落下装置の取り外し作業が明日にも実施される予定とのことです。
これまでの失敗を踏まえてかなり大規模な工事になるようですが、その作業内容について早くも疑念の声が上がっています。(参考記事)
こんなことは考えたくありませんが、もしこの作業中に不測の事態が発生してナトリウムが漏れるようなことが起これば即、大惨事につながることは想像に難くありません。
そうなれば今まで比較的安全だった西日本の大部分が広範囲に汚染されるばかりでなく、海を挟んだ韓国、中国、北朝鮮、ロシアなどにも被害を及ぼしてしまいます。
なので明日の作業は何としても安全にやり遂げてもらわなければなりません。
こういった重大事案にも関わらず大手マスコミからは全く報じられていない状況はどう考えてみても不自然なことですね。
でもそれだけ情報規制をかけなければならないほど今が非常事態なわけですから致し方ないことかもしれません。
太平洋をまたいだわが国の盟友(親分)であるアメリカでも原発が水没して非常事態宣言が出されています。(参考動画)
こちらでも安全報道が繰り返されて正確な情報が規制されているようです。
安全・安心神話はどこの国においても幻想にすぎないことがうかがえます。
カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
ご来客数
ブログ内検索
プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
最新記事
(02/22)
(07/28)
(07/22)
(01/01)
(12/30)
(12/15)
(10/10)
(10/08)
カテゴリー
最新CM
[03/29 鈍行翼]
[03/29 北海道鉄道観光資源研究会 永山]
[07/14 鈍行翼]
[07/13 Mori]
[09/17 鈍行翼]
[09/13 神山卓也(リンク先は「美唄鉄道旧東明駅訪問記」)]
[10/15 鈍行翼]
[10/07 チョッパ]
アーカイブ
アクセス解析
フリーエリア
最新トラックバック