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それでも諦めきれずに夕方の711系を撮りに酪農学園前の跨線橋まで行ってまいりました。バスに乗る直前、雲が出てきて期待しているような夕日になりませんでしたが、そこで趣向を変えて望遠135mmで切り取ってみたのが左のカムイです。
運良くヘッドマークもバッチシ出てくれましたし、屋根に夕日の光を背負って迫ってくるようなカットになりました。また、フィルターをマルミからケンコーに換えてみましたが、こちらのほうが落ち着いた色合いになったと思います。
近々、また晴れた夕日の日に再々挑戦したいと思っています。今シーズン中にあともう一回チャンスがあると良いのですが、、、それも全て運しだいですね。
先日この厚別カーブはぼくにとって因縁の場所だということをお話しましたが、その因縁の結果一発目は他でもない1080レのDD重連列車でまだフィルムのEOSと望遠ズームで撮っていた頃の話です。秋の西日に照らされたDD51重連を絶妙な構図とタイミングでシャッターを切ったのですが、何とシャッターの動作不良で全く撮れていなかったのです(--,)
溶けたゴムダンパーがシャッターに付着して作動不良を起こすという初期EOS特有の持病が発生したためで、後にサポートセンターに粘って交渉し有償でしたが治してもらいました。これは明らかにメーカーの設計ミスでリコール対象にすべきだと思うのですが、メーカーは企業利益を優先してきちんとした対応をとらず時効解決ですましてしまいました。修理を申し込んだ時の対応も部品が無いから対応できないの一点張りで、こちらもしたくはないネチネチ攻勢で筋を主張してようやく修理センターに直接廻すことで対応してもらえました。
このときの対応も含めてキャノンは勝ち組企業特有の奢り体質が見え隠れするようになった気がします。最近でもプロ機を含めたデジタル一眼レフの新製品にありえないような初期不良が相次いでいますが、先日の派遣切りが象徴するように従業員の待遇格差や情け容赦ない取り扱いが現場レベルで深刻なほころびを生じさせているのかもしれませんね。別にキャノンに恨みがあるわけではないですが、老朽化したフィルムEOSを引退させ新たにデジタルに移行するときがひとつの潮時だなと思いました。
最後に因縁の結果2発目のカットを紹介します。
写真としてはけっこう上手くいったカットなのですが、実はこれ重連なのです。
しかも、原色重連です!!
今からちょうど一年前の二月の末に撮ったカットですが多分、ここ最近ぼくが撮ったなかでこれほど痛恨のカットはないと思います。構えている時からこの角度では後ろの機関車が隠れてしまうことは分かりきっていました、でも短焦点レンズゆえに手元で引きを取ることができず色々試行錯誤しているうちに通過時刻が来てしまい仕方なく撮ったものです。しかもそんな時に限って貴重な原色重連です、これを撮った後の落胆は思い出したくもありません、、、重連と言わなければけっこうできの良いカットだということも悔しさに拍車をかけます、おまけに力行中で黒煙を上げて臨場感も抜群です(T_T)
最初の悲劇からその構図の再現を狙っているのですが、何とか重連運行が完全に消えてしまう前に成功させたいものです。それでも執着はしないつもりです、そこにこだわり過ぎて他に撮るべきものを見失ってしまうのもイヤですし、やっぱりこういうものは縁があって初めて撮れるものだと思うのでそういうチャンスが来てくれるのをじっくり待つだけです。それで撮れなかったとしても仕方ないですね、自分が撮りたいもの全てをモノに出来るわけではないですから。あまり欲張り過ぎないように自分の心に言い聞かせているところです(笑)
余談ですが先日撮影におもむいた時のこと、まだ二月の半ばだというのに雪がすっかり溶けてしまいまるで三月のようで、足元の土が出ているところを見てみるとなんと、ふきのとうの芽がいくつも出ているではないですか。今冬、何度と無く言っていますがこんなこと生まれて初めてです。冬が厳しくないのは正直嬉しいことですが、素直に喜ぶべきではありませんね、地球温暖化も何か取り返しのつかないステージまで登ってきたような気がします。まだあまり実感は持てませんが、ぼくらが生きている今この時代は人間社会にとっても地球環境にとっても、その両方においてかつてない激動の時代に入っているような気がします、足元に生えたふきのとうを見つめながらふとそんな感慨を抱いてしまいました。
約1年ぶりにDD51重連の貨物列車を撮影しました。
結果は見たとおりですが微妙に失敗しました、電車を撮るときのクセがでるのか上空きの構図になっています。
先日紹介したリケノン135mmの試写もかねて森林公園~厚別間のカーブまで行ってきたのですが結果はどれもかんばしくありませんでした。実はここのカーブはぼくにとって少々因縁の場所でして、今までに再三チャレンジしているのですがイメージどおりの納得のいくカットはいまだに撮れていません。それもただ単に上手くいかないだけでなくほとんど悲劇というか皮肉としか言いようのない散々な結果で終わっているのです。
それは後に記すとして、今回は本来お見せできるようなまともなカットはほとんど撮れていないのですがレンズのテストとしてはまあまあ手応えを感じることが出来ました。やはり初めて使ったレンズですので持った時のバランス感や画角の使い方などまだ把握できていないという感じです。写りは思っていたよりもずっとニュートラルな感じで◎です、135mmと兄弟関係にある200mmがけっこうクセのある描写で被写体や条件との相性で出来不出来に差がつく神経質なレンズという印象を持っていましたが、135mmは反対に非常に安定した印象だったのでちょっと意外でした。
1080レの前に来る下りオホーツクです。もろ逆光なのでコントラストはがっつりと落ち込みます。あと構図も左が開きすぎていてツメが甘いですね。
コントラストに関しては古いレンズなのでこれでも十分頑張っているほうだと思います。デジタルはある程度の劣化を無視すれば、いくらでも補正が効くのでぼくとしては無問題です。
今回は久しぶりに1080レがDD重連で運行するという噂を目にして因縁の厚別カーブまで出っ張ってきましたが残念ながら白星とはいきませんでした、今後も重連があるのか不透明ですが休日のみ重連運行が続くという期待もできるので今度こそはちゃんとしたカットをモノにしたいです。
天気が良さそうだったので、また夕方に酪農学園前の跨線橋まで行ってきました。
でも着いた時には曇り始め目的の711系の通過まで持ちそうもありませんでした。こだわっても仕方ないのでいくつかアングルを変えて撮ってみました。
カムイに続いて721系6連の普通列車も、前回はたてアングルでしたが今回は横アングルで狙ってみました。
それにしても前回の785系離合のカットはわれながら快心の作でした。まず天候が良く西日の角度が絶妙で決して作ったわけでもないのにあのような深い青の色合いがでるような日は、恐らくこの季節に限って年に数回あるかないかでしょう。そこにふだんこの場所ではすれ違わないカムイが785系どうしで、それも50mmレンズの画角にドンピシャの位置ですれ違ってくれたわけですからもう運が良いと言うしかありません。
そういうカットが取れたときは率直に神様へ感謝ですね、それはもはや自分の技術とか実力のゆえではないですから。そういった計算や技術だけでは割り切れないところが写真を撮ることの醍醐味だと思います。
それで撮れたカットが左のそれですが、場所に着いた直後に来たカムイを露出テストのつもりで撮っただけのモノだったのですが、ちょうど785系どうし上下で離合し絞り込んで撮っていたため独特な色合いの写真となりました。
露出は空に合わせていたのでアンダー目でしたが、あとからカメラ付属のRAW現像ソフトについている簡便なシャドー補正機能を使ってみたところ、深いシャドー部の中からブルーの785系の姿が浮かび上がってきました。まぐれとデジタルの賜物といったカットですが、お手軽派のぼくはそれで万事OKで~す(^_^)
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発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」