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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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今日は男子フィギュアスケートのフリー演技がありましたね。結果は日本中のみなさんが御存知の通り、高橋大輔が見事に銅メダルを獲得しました。テレビで演技を固唾を飲みながら見ていましたが、いやぁ~本当に感動しましたね~。オリンピックを毎回見ていて思うことですが、それぞれの選手がプレッシャーをかき分けながら必死で演技しているオーラが画面を通して伝わってくるような気がします。小塚は4回転を決めるなど、初めてのオリンピックとは思えない見事な滑りでした、次のソチ五輪で日本のエースに成長しているのでしょうね。織田は靴ヒモが切れるというまさかのアクシデントで気の毒でした、それでも観客の声援に励まされながら最後まで演技をやりぬいた姿は感動的でした。オリンピックには魔物が潜むと言われますが、今回のアクシデントがそれなのでしょうね。オリンピックはまさに筋書きの無いドラマです。

魔物といえば、金メダルを取ったアメリカのライサチェックはモンスターのような強さでしたね。その演技は完全に勝ち行ったと思えるようなものでした。勝利に対する執念が剥き出しになっていたというか、何かアメリカという国の素の表情を垣間見た気がしました。ライサチェックのあとに演技した全ての選手は、おそらく例外なく、彼がリンク上に残して行った黒いプレッシャーと戦うことを余儀なくされたと思います。直後の織田もそのプレッシャーに飲まれてしまったのかもしれません。最後に滑った、あの王者プルシェンコでさえも緊張に揺らいでいる様がはっきり分かるほどでした。

高橋は演技序盤、かかんに4回転に挑戦しました。転倒してしまいましたが、それすらも演技の筋書きであったがのごとく立ち直り、以降は本当にすばらしい演技を見せてくれました。右膝の大怪我から復活しての快挙は本当にスゴイことですね。以前、リハビリに打ち込む姿を追ったドキュメントを見ましたが、その時はオリンピックに出られるかどうかすら五分五分だと感じるほどでした。あの時の苦痛をたたえた姿を覚えているので、今日の結果には感無量なものがあります。高橋選手は自身をアスリートとして申し訳ないほど弱い人間と評していましたが、むしろ自分の弱さに苦しむことが出来るほどの精神だったからこそ、そして絶望的な怪我を負っても諦めずに信じ抜く強さがあったからこそ、最後にあれだけの輝きを見せることができたのだと思います。


ライサチェックは4回転は捨てて勝利を確実にする滑りで金メダルをモノにしました。王者プルシェンコは自身の8年間ジャンプで転倒したことが無いというプライドをかけて全てのジャンプを成功させました。日本の三選手は、そういった強豪相手に一歩も引くことなくベストを尽くしました。高橋が史上初の銅メダルを獲得して、織田、小塚が入賞をはたしたことはすばらしい快挙です。まさかのアクシデントに見舞われた織田選手は本当に気の毒ですが、胸を張って帰ってきてほしいですね。

メダル争いを演じた上位選手もさることながら、日本の小塚選手と同世代の若手選手の活躍が相次ぎました。アメリカのちょっとオカマっぽいウィア(19)は、リンクに上がると一変してライサチェックに迫るほどの完璧な演技を見せましたし、カザフスタンの七三分けがチャームポイントのデニス・テン(16)も驚くほどうまい演技を見せてくれました。また、各国のベテラン選手が最後の大舞台として今回のオリンピックに望む姿も多く見られました。アスリートのピークは短いものですね、そういった選手の多くがぼくと同世代だったことも別な意味で感慨深いものがあります(^^A)


早くもオリンピックは後半戦に入りますが、男子に引き続いて女子フィギュアも本当に楽しみですね。結果がどうなるかよりも、三者三様のベストな演技が出来ることを一観客として祈っています。

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HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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