北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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先ほどNHKで放送された山田洋次監督がC61-20号機の約一年間にわたる復元の模様を追ったドキュメント番組を見ました。
鉄道好きとしては垂涎モノの内容でした(T_T)
山田洋次監督も少年時代からの鉄道愛好家ということで、どうりで映画作品中に魅力的な鉄道シーンが多数登場するわけだと合点が行きました。
これまでもSL復元のドキュメント番組をあまた見てきましたが、映画監督であり鉄道愛好家の視点から捉えた詳細な描写は他では見られない深い内容でした。
改めて考えてみると、SLを復元するということは途方もないほどの技術と行程の蓄積なんだなぁと見ていてため息が出るほど伝わってきました。
ボイラーを復元させる行程で接合部をリベットで止めるのですが、そのリベットを打つときいったん火で熱してから絶妙の加減とタイミングで打ち込んでいく行程を初めて見ました。
溶接技術が確立される以前はあらゆる部材をリベットで止めていたことは知っていましたが、リベット一本打つのにあれほど熟練した技術と手間を要するとは知りませんでした。今回のボイラーだけで700本のリベットを打ち込んだのだそうです。
そういった一つ一つの行程を経てやっと試運転が行われたシーンは感動的でした。
今回復元されたC61-20号機が、奇しくも震災に見舞われた東北地方を走っていた花形機関車だったことに、何か運命的なものを感じているのはぼくだけではないと思います。
C61-20復元作業の本編以外にも、山田監督が幼少時に過ごした中国の大連市に保存されているアジア号との再会シーンや中国大陸で今なお現役の蒸気機関車が登場するなど、鉄道好きにとっては最高のドキュメント番組でした(^^)
そして日本を代表する名映画監督が捉えたSLの美しい走行シーンは必見です。
独特で美しい遠近感の出し方やコーナーラインなど不肖ながら大変勉強になりました。
おそらく
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震災と津波で大きく被災した三陸鉄道や仙台空港鉄道、ひたちなか海浜鉄道、鹿島鉄道などの民鉄路線の復興費用と、JR東日本の各路線の線路付け替え区間の土地購入補助など国土交通省による総額数百億円規模の補助事業の実施が決まりました。
これで震災で大きく被災した三陸鉄道を初めとする東北地方の被災路線の本格的な復旧に向けて展望が見えてきました。
予算執行の状況を考えると予断を許しませんが、何とか乗り越えて完全復旧にこぎつけてほしいものです。
またJR北海道の特急列車で部品の破損による事故が発生してしまいました。
稚内から札幌へ向かっていたスーパー宗谷2号の床下エンジンに付属する発電機を回す軸の接合部が落下したようです。
落ちた部品がタンクにあたって中のオイルが漏れて緊急停止、最悪の場合火災事故の恐れもあったそうです。
事故後の報道で知って驚いたことは、当該部品を止めていたボルト4本が破断したとのことですが、なんと98年に新製されてから一度も分解整備されていなかったとのことです。
13年近くも常に回転負荷がかかり、エンジンの至近で高温と振動にさらされて、さらに真冬は氷点下30℃以下になるような過酷な環境下で一度も分解整備されずに折れずにいたこと自体、逆に奇跡的な強度と言えるかもしれません。
鉄道車両はおおよそ4年に一度、大がかりな分解検査を受けるのですが、その間も一切分解整備されていなかったとはどういうことなのでしょうか。もはや理解に苦しむレベルの問題です。
先のスーパーおおぞら脱線炎上事故の原因も、減速機を固定する吊りピンと言われるたった一本のボルトとナットを半年間にわたって一度も締め直していなかったことが原因でした。
どちらにも共通することは、走行中常に高速で回転しながら振動し大きな負荷がかかる部位を固定するボルトで、万一破断した場合致命的な故障につながる重要な部位だと言うことです。
気動車(ディーゼルカー)は電車以上に摩擦機械の部分が多いために、安全に運行するためにはよりいっそうきめ細やかなメンテナンスが求められます。特に大きな負荷がかかる駆動系や補助回転系、高温と振動にさらされるエンジンや変速機などは気動車のアキレス腱です。
そういった気動車を安全に運行するためには、常に故障の前兆を察知して早め早めに消耗部品を交換していくことが必要なはずなのですが、おそらく過剰なコストダウンを整備現場に強いたことが要因なのか、あらゆる部品を壊れるまで使い回すという悪しき習慣が根付いてしまっているのかもしれません。
ここ最近のJR北海道は新幹線の誘致や世間が目を見張るような新技術の開発が注目される一方で、本業の鉄道経営のコストをぎりぎりまで切り詰めて副業で利益を出し、ゆくゆくはJR東日本、東海、西日本のような上場企業を目指すという大きな夢を掲げてきました。
そういった大それた目標の陰で安全運行に対する信頼性が崩壊してゆくようでは本末転倒です。
人命が奪われる前に鉄道の安全運行の根本的な立て直しがなされることを切に願います。
余談)
最近こういった組織体質の弊害からくる不祥事が相次いでいますが、JR北海道以外でも空のHACや生肉中毒、政治における与野党のゴタゴタや復興大臣の暴言辞任、そして最たる例は東電による進まぬ事故対策と隠蔽工作です。取り上げ始めたらキリがありませんが、こういったことが起こる原因として考えられることは、組織の腐敗や構成人員の資質低下による機能不全云々などといった現実的な弊害以外にも、ある意味、非現実的ともとれる要因も働いています。非現実的と言ったのは一見オカルトと思われるような話だからなのですが、一言で言うと世の中に流れている目に見えぬ気の流れが大きく変わってきているということです。今この時期は地球における何らかの大きな変動期に突入している真っ最中らしく、たとえばそれが最近の頻発する地震や洪水などの天変地異の世界的な増加とも少なからず関連しているそうです。それゆえに社会活動のリズムが乱れたり、その中で生活している僕たち一人一人も何かしらの影響を知らぬ間に受けているそうです。こじつけっぽいですが、最近、運転中に居眠りしたり普段では考えられないような行動でミスをする人や事例を多く見かけますが、そういった目に見えぬ因果関係もあるかのもしれません。それについて説明を加えると、先行きの見えない状況に対する不定愁訴という解釈が一番説得力がありますが、もう少し突っ込んだ見解として上げられることは、地球に対する太陽活動の影響とそれによって引き起こされる地磁気の変動ということが上げられます。つい先頃ニュースにもなりましたが、ここ最近、太陽においてこれまでに観測されたことのないような巨大なフレアが発生して地球に向かって膨大な量の電磁波や放射線が放出されているそうです。先の3.11の大震災の前後でも最大級のフレアが数日間連続して観測され太陽活動の目安とされる黒点数ものきなみ増加していたそうです。その時同時に日本列島を中心としたアジア太平洋地域でかなりの地磁気の増加が実際に観測されています。こういった事象と地震との関連は未知数ですが、さらに飛躍した見解としてそういった地磁気や電磁波の乱れが人間一人一人の思考や生理に影響を与えるといった可能性が指摘されています。いずれにしろ今の世の中は尋常ではない空気の中にあることは疑いようがなく、かといって悲観も楽観もせずに慎重な行動を心がけることが求められているのだと思います。以上、本文とはほとんど関係ない余談でした。
今日は711系使用の団体臨時列車が走るということで、午後から撮影に出かけました。
桑園駅で後ろ狙いで待ち構えていると、背後からやってきたのは両端スラントのキハ183系・・・ちょっと肩すかしを食らった感じです、、(^^A)
気を取り直して厚別まで移動。
途中、用事を足しながら某踏切横のポイントへ到着、団臨ではない定期232Mを夏草とからめて撮影。
いまだ旧色S-110には会えず・・・orz
構図確認もかねて721+731系普通列車を撮影。
こうして見るとなかなかメリハリのある編成ですね。
それにしても準超望遠の手持ち撮影はちょっとキツイです。
そして本番!日が急激に陰り厳しい露出に、何とかiso400に押さえて撮影。キレイな編成美でしたが構図がやや右に振れて森林公園の看板が切れてしまいました(--;)
まぁ、写真は出たとこ勝負なので仕方ないですね。
今日は撮影ついでに街の中をけっこうな距離を歩き回りました。
とても良い運動になりました(^^)
歩くと血流が良くなり脳にも血が巡りますから、ふだん停滞しがちな思考も動き出して良いアイディアが浮かびそうな気がします。
写真は野幌駅高架駅工事の様子です。
今日は土曜日なので工事自体はお休みです。
ご覧の通り、高架駅並びに高架橋区間のほぼ全ての構造体が完成しています。高架駅開業予定日は今年の10月23日です。
ところが工事の進展具合は年度が変わった3月以降、目に見えてスローペースになってきました。
震災の影響で資材の確保に支障が出たためか、または予算の執行が遅れていたのかは定かではありませんが、多かれ少なかれ影響が出ていたようです。
今月の14日に鉄道建設・運輸施設整備支援機構の利益剰余金(埋蔵金)を活用して、経営が苦しいJR離島3社と貨物、並行在来線第三セクターに向けて融資を行う法案が参院で可決されました。
これとタイミングを合わせたかのように、野幌駅高架工事も再び全盛期と同じように活気づいてきましたが、しばらくしてまた元のように平日でも工事が休みであることが多くなり、駅舎の内装など一部で細々と工事が続けられるようになっています。
これは一部の工事区域の一週間の予定表ですが、見事に全部空白です。
駅舎内装の工事や一部区間の軌道敷設など、全体的に工事が止まっているわけではないのですが、開業まであと4ヶ月を切っていることを考えると微妙なところです。
国会では未だに菅総理の退陣問題でモメ続けて震災復興、原発収束のスケジュールにも影響を及ぼしていますが、他方でその他の公共事業の予算執行にも影響が出始めているのかもしれません。
原発事故を除く震災の復興費用だけで少なく見積もっても25兆円かかるといわれ、本格的な復興予算となる2次補正は最低でも10兆円規模になると予測されていました。
ところが、最近になって2次補正予算は2兆円規模に止めて、3次、4次、と小出しににして本格的な復興予算の策定を先送りにする動きが表面化してきています。
本格的な復興予算を計上するためには新たな借金に頼らざる負えないことが明白ですが、おりしも日本政府の財政がさらに悪化する懸念から海外の格付け会社から国債の格付けを下げられるようになり、おいそれと新たな借金が出来にくい状況になっています。
そうなれば増税か執行済みの予算を返上して財源を確保するしか道が無くなります。
増税すれば国民の反感を買い選挙に負ける、かといって各省庁に予算の返上を要求すれば官僚と利権団体から抵抗にあう、といった構図で政治家にとってはどちらも進みたくない道だと思います。
マスコミは連日のように菅内閣の退陣時期をめぐる与野党の小競り合いばかり報じていますが、水面下では政治家や官僚が自分たちの利権保持をめぐって熾烈な足の引っ張り合いが続いているのでしょう。
全体の8割ほどが完成して工事ペースが鈍ったままの野幌駅高架化事業ですが、日本全国を見渡せば同じような状況にある公共事業はヤマほどあるはずです。
野幌駅高架工事が計画通り進んで予定通り開業できるかどうかで今後の日本全国の進むべき状況を占うことが出来るかもしれません。
そういった意味で今目の前で行われている高架工事は世の中全体のバロメーターと言えるのではないでしょうか。
久しぶりにカメラを持ち出して撮影に行ってきました。
ママチャリで向かった場所は一番町のルピナス畑。
毎年6月は恒例となった感がありますが、やはり一度は足を運んでおかないと落ち着きません(^_^;
いざ行ってみると、あれだけ茂っていたルピナスの群生も半分以上伐採された模様で、猫の額ほどの広さしか残っていませんでした、、orz
それでも気を取り直して撮影開始。
望遠効果を使って何とかまとめたものが左の一枚。いくら工夫してもこれ以上の作は期待できそうもありませんでした。
残念ですが仕方ありませんね。
予定を変更して場所を移動。思ったよりも体調が良かったので美原大橋を俯瞰できるポイントまで足を運びました。
赤熊1080レを撮ってオホーツク5号を撮影、今日はキハ183系初期車オールスターといった編成でした。
まだ帰るには早かったので防災STカーブまで再び移動。
江別発232Mになる回送711系を狙いました。話題の復元色S-110が来ないかな~と淡い期待をするも、やってきたのはこれまた貴重な非冷房S-114でした。
帰り際、再び一番町のルピナス畑に立ち寄りました。
232Mも狙いましたが不発。
夕日にたなびくルピナスの花々を眺めて、しばしまどろんできました。
もはや上のタイトルカットのような列車とルピナスのキレイなコラボは望めなくなりましたが、行き交う列車を遠目に見ながらルピナス鑑賞を楽しむのもオツなものです。
また来年の再会を楽しみにしています。
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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
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