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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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IMGP1544.jpg昨日、今日と711系原型非冷房車を使用した団臨「旭川電化40周年号」が運転されました。

いつもは走らない線区に入線したり、昼間は走らない小樽方面に顔を出すなど、3連ながら貴重なシーンを提供してくれる列車でした。懐かしい形のヘッドマークもつけて、パッと見にはかつてのマリンライナーを思い起こさせます。


それらの貴重なシーンを出来る限り追いかけて記録したいと思っていたのですが、体調が思わしくなく、手軽にいける大麻でのカットのみ撮影できました。そろそろ選手交代が噂される711系ですが、ヘッドマーク+団臨幕の姿を記録できて良かったです。
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IMGP1129.jpg本日を持って、キハ183系による特急「とかち」が運行を終えました。これで、石勝線開通時からエースとして活躍してきたキハ183系が、同線の定期列車から完全に撤退となります。

写真は、先日、東追分の交換の後に追分で撮った一枚です。この光景もすでに過去のものになってしまいました。



IMGP1325.jpg上野幌付近の橋上を行く「とかち6号」

この場所は近場ながら今まで足を運んだことがありませんでしたが、「とかち」の最後を記録しようと行ってみました。初めての場所ですが、晴天のコンディションと合わせてベストカットを撮れました。

ちょうど後ろをスーパーおおぞら9号が通過しました。



IMGP1393.jpg苗穂のストレートにて、これがぼくにとっての「とかち」撮り収めになりました。ちょっとシャッターが遅れてしまい詰まってしまいました、トリミングしてあります(^^A)

他の注目列車の陰に隠れて、ついつい撮ることを怠りがちな「とかち」でしたが、最後に出来る限りカメラに収めることが出来てよかったです。



IMGP1148.jpgかつて美唄駅から三菱鉱業美唄鉄道が分岐していました。その名のとおり、終点の常盤台や沿線に点在した炭鉱から石炭を運び出すことを目的とした鉄道でした。炭鉱の閉山と共に昭和47年に廃止されましたが、途中の東明駅が駅舎、ホーム、レールなどを含めて保存されています。そして、ここでしかお目にかかれない国鉄4110型Eタンク機関車と同型の美唄鉄道2号も保存されています。



IMGP1173.jpg美唄鉄道は急勾配が連続するために、全国でも珍しいEタンク機を最盛期には自社発注機、国鉄払い下げ機を含めて7両も擁していました。2号機は自社発注機で、Eタンク機の実質トップナンバーです。本家、国鉄4110型は川崎造船製、美唄鉄道自社発注機は三菱造船製で性能や外観に細かな違いがあるそうです。





IMGP1158.jpgさすがにEタンク機なだけあって見上げるほどの大きさですが、丸型のナンバープレートやシリンダー上部のなで肩のシルエットから、どことなく愛嬌のある面持ちをしています。

この東明駅から終点の常盤台方面へ廃線跡がサイクリングロードになっていますが、現役時代の賑わいを想像させるものはことごとく風化して、もはや自然に還ろうとしています。

今となっては想像するほか術はありませんが、Eタンク機が石炭車や客車を連ねた混合列車が谷間を行き交う光景を、是非この目で見てみたかったものです。


IMGP1086.jpg今日は朝早起きして、親父に車を出してもらい東追分まで行きました。

追分から夕張方面に一つ目の駅、田園地帯の中にポツンとあるだけの無人駅です。その駅にわざわざ朝早く来たわけは、今この時期を逃すと見られなくなる光景を写すためです。




IMGP1081.jpgその結果がこちら、キハ183系「とかち」と新鋭キハ261-1000系「スーパーとかち」の交換風景です。

今月一杯でキハ183系は撤退、キハ261-1000系に置き換えられてしまいます。この交換風景はおろか、石勝線内からキハ183系の定期列車は全く見られなくなってしまいます。道内の長距離特急といえばキハ183!と刷り込まれてきた世代のぼくにとっては、俄かに信じがたい現実です。確実に一つの時代が過ぎ去ろうとしていることを実感します。

この日も、朝から数人の同業者の方々が集まり記録に勤しんでいました。ぼくも、この貴重な瞬間をカメラに収めることが出来て良かったです。



IMGP1101.jpgこのあと、しばらくしてやってきたキハ40単行ローカルです。

東追分は優等列車の待避のための駅といった感じで、旅客はおまけというほど利用者は少ないです。キハ40を見送った後、追分に移動して折り返しの「とかち」も撮影しました。





IMGP0982.jpg今日は、明日、明後日に石北本線で運行されるオホーツク50周年記念号の送り込み回送を撮影してきました。向かった先は、志文~岩見沢間の旧バイパス線の区間、回送列車は午後に室蘭本線を北上してきます。この時間帯は晴れるとどこも逆光になってしまいますが、上記の区間は大きく方向を変えてくれるため何とか正面まで日が当ってくれました。

本当は、明後日の網走から来る本運転を撮りたかったのですが、さすがにそこまで遠くまでは駆けつけられませんでした。あの懐かしい絵入りのオホーツクマークは見物だったのですが・・・、来月に予定されている道内一周運転の時は出撃して本運転をモノにしたいです。




IMGP0997.jpg回送列車通過後、ほどなくしてやってきたキハ40単行ローカルです。

今日は本当に良い天気でした、臨時幕とはいえシンボルマークがちゃんとついた姿を記録に収められて満足です。出来上がった写真を眺めていると、往年の特急列車というよりは田舎をのんびり走る余生の姿といったほうがしっくりくるような気がします。



午後のSLを撮影した後、石炭の歴史村SL館に向かいましたが、夕張駅から出ている無料の連絡バスには間に合わず、仕方なく夕鉄バスの路線バスに乗ることにしました。終点の社光まで乗り、そこから花畑牧場の施設を抜けて歩きました。思ったよりも距離があり、しかも想定外の上り勾配とあってかなりシンドイ移動となってしまいました(^^A)


IMGP0834-1.jpgそれでも、どうにかたどり着き入口を目指します。遊園地はすでに閉園されているので、旧北ゲートまで大きく迂回してようやくSL館までたどり着きました。普段は閉鎖されているSL館ですが、今日と明日の二日間は地元保存会の手によって特別に公開されています。先行きが全く見えないSL館ですが、現状のままの公開は今回が最後ということで今後が気がかりです。




IMGP0844.jpg内部は発電機による仮設の照明が灯るだけで薄暗く、細部の様子を観察できる状態ではありませんでした。今回が現状での最後の公開ということでしたので、細部までじっくり観察したいと思っていましたが、この状況では無理なので手早くメモ程度の撮影で済ませました。三年前の通常営業終了直前に訪問した時の方が詳しく観察していたので、その様子を以下に紹介します。




d4078e51.jpeg2006年に訪れた時の夕鉄14号です。この写真でも左に傾いているのが分かりますが、これは地盤沈下によるもので今年はもっと傾いていました。地盤沈下が今後も進行すれば、建物全体を倒壊させる恐れもあり、何らかの対策を打つ必要性に迫られています。この問題があるせいで現状のままでの保存が難しくなっています。





0fe4c49d.jpegかなりシュールな光景ですが、客車ナハニフ151の車内はこのようになっています。当然、今も車内には彼らが鎮座してます、照明が全く点いていないので不気味さ倍増でした(゚д゚;)

とはいえ、一般的な客車とは一線を画す夕鉄独自仕様の客車の貴重な保存例です。




30eefc06.jpegSL館にある2両のSLのうち、夕鉄14号は言わずと知れた夕張鉄道による完全オーダーメイドの機関車で、産業用でも国鉄型のコピーでもない唯一の大型SL新製例として大変に貴重なものです。

もう1両の大夕張No.4も炭鉱鉄道ではポピュラーだった国鉄9600型のコピーながら、C56タイプのサイドが欠き取られたスローピングバックテンダー(!)を装備した、いわば大夕張カスタムと呼べるような機関車です。

このように、SL館に保存されている実物車両は三車三様の個性を持った魅力的な車両ですが、狭い建物に収納されて全体像が見られないことが残念です。




f6563d99.jpeg実物車両以外にも、写真のHOゲージ大レイアウトや、かつて夕張に走っていた炭鉱鉄道の写真などの貴重な資料が多数収載されています。規模は小さいながらも内容が充実しているので、三笠や手宮にも劣らないほどの見応えがあります。今後SL館が最悪の場合、解体撤去されてしまうようなことになると、これら貴重な収載物は散逸して車両は未来永劫その姿に触れることが出来なくなってしまいます。



bd735e41.jpeg最後に紹介するのは、SL館に入場する際に保存会のスタッフの方々が配っていた入館券です。入場券風の立派なもので、夕鉄14号と大夕張No.4の現役時代の写真をあしらったデザインです。


訪れた来館者一人一人に無料で配られましたが、今回の特別公開を実施された三菱大夕張鉄道保存会の方々のSL館を何とか残したいという切なる思いが、この粋な入館券の発行からも感じられます。一般の方々からすれば、どこにでもある古いSLと客車でしかないように思われるかもしれませんが、夕張独自のここにしかない貴重な鉄道遺産です。その価値を何とか一般の方々にも理解してもらい、SL館存続の道につながってほしいと願ってやみません。

現在SL館がある場所は遊園地の跡地で、夕張全体でも最奥地にあたる場所です。遊園地がなくなってしまった今となっては、もはや一般の観光客が足を向けるような場所ではありません。しかし、夕張石炭の歴史村自体はまだまだ健在で、周囲には映画「北の零年」のロケセットや新たに花畑牧場の工場やカフェが進出するなど、これから観光客を呼び込もうという動きが活発化しています。多額の費用がかかるのは重々承知してますが、もしSL館を新たに石炭の歴史村博物館付近に移設することが出来たら、展示の仕方次第で歴史村の集客力アップに少なからず貢献するのではと思います。お金が無ければ夢物語でしかありませんが、SL館に明るい展望が見えてくることを期待しています。
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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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