北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
写真は、先日、東追分の交換の後に追分で撮った一枚です。この光景もすでに過去のものになってしまいました。
この場所は近場ながら今まで足を運んだことがありませんでしたが、「とかち」の最後を記録しようと行ってみました。初めての場所ですが、晴天のコンディションと合わせてベストカットを撮れました。
ちょうど後ろをスーパーおおぞら9号が通過しました。
他の注目列車の陰に隠れて、ついつい撮ることを怠りがちな「とかち」でしたが、最後に出来る限りカメラに収めることが出来てよかったです。
この東明駅から終点の常盤台方面へ廃線跡がサイクリングロードになっていますが、現役時代の賑わいを想像させるものはことごとく風化して、もはや自然に還ろうとしています。
今となっては想像するほか術はありませんが、Eタンク機が石炭車や客車を連ねた混合列車が谷間を行き交う光景を、是非この目で見てみたかったものです。
追分から夕張方面に一つ目の駅、田園地帯の中にポツンとあるだけの無人駅です。その駅にわざわざ朝早く来たわけは、今この時期を逃すと見られなくなる光景を写すためです。
今月一杯でキハ183系は撤退、キハ261-1000系に置き換えられてしまいます。この交換風景はおろか、石勝線内からキハ183系の定期列車は全く見られなくなってしまいます。道内の長距離特急といえばキハ183!と刷り込まれてきた世代のぼくにとっては、俄かに信じがたい現実です。確実に一つの時代が過ぎ去ろうとしていることを実感します。
この日も、朝から数人の同業者の方々が集まり記録に勤しんでいました。ぼくも、この貴重な瞬間をカメラに収めることが出来て良かったです。
東追分は優等列車の待避のための駅といった感じで、旅客はおまけというほど利用者は少ないです。キハ40を見送った後、追分に移動して折り返しの「とかち」も撮影しました。
本当は、明後日の網走から来る本運転を撮りたかったのですが、さすがにそこまで遠くまでは駆けつけられませんでした。あの懐かしい絵入りのオホーツクマークは見物だったのですが・・・、来月に予定されている道内一周運転の時は出撃して本運転をモノにしたいです。
今日は本当に良い天気でした、臨時幕とはいえシンボルマークがちゃんとついた姿を記録に収められて満足です。出来上がった写真を眺めていると、往年の特急列車というよりは田舎をのんびり走る余生の姿といったほうがしっくりくるような気がします。
午後のSLを撮影した後、石炭の歴史村SL館に向かいましたが、夕張駅から出ている無料の連絡バスには間に合わず、仕方なく夕鉄バスの路線バスに乗ることにしました。終点の社光まで乗り、そこから花畑牧場の施設を抜けて歩きました。思ったよりも距離があり、しかも想定外の上り勾配とあってかなりシンドイ移動となってしまいました(^^A)
とはいえ、一般的な客車とは一線を画す夕鉄独自仕様の客車の貴重な保存例です。
もう1両の大夕張No.4も炭鉱鉄道ではポピュラーだった国鉄9600型のコピーながら、C56タイプのサイドが欠き取られたスローピングバックテンダー(!)を装備した、いわば大夕張カスタムと呼べるような機関車です。
このように、SL館に保存されている実物車両は三車三様の個性を持った魅力的な車両ですが、狭い建物に収納されて全体像が見られないことが残念です。
訪れた来館者一人一人に無料で配られましたが、今回の特別公開を実施された三菱大夕張鉄道保存会の方々のSL館を何とか残したいという切なる思いが、この粋な入館券の発行からも感じられます。一般の方々からすれば、どこにでもある古いSLと客車でしかないように思われるかもしれませんが、夕張独自のここにしかない貴重な鉄道遺産です。その価値を何とか一般の方々にも理解してもらい、SL館存続の道につながってほしいと願ってやみません。
現在SL館がある場所は遊園地の跡地で、夕張全体でも最奥地にあたる場所です。遊園地がなくなってしまった今となっては、もはや一般の観光客が足を向けるような場所ではありません。しかし、夕張石炭の歴史村自体はまだまだ健在で、周囲には映画「北の零年」のロケセットや新たに花畑牧場の工場やカフェが進出するなど、これから観光客を呼び込もうという動きが活発化しています。多額の費用がかかるのは重々承知してますが、もしSL館を新たに石炭の歴史村博物館付近に移設することが出来たら、展示の仕方次第で歴史村の集客力アップに少なからず貢献するのではと思います。お金が無ければ夢物語でしかありませんが、SL館に明るい展望が見えてくることを期待しています。
カレンダー
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
ご来客数
ブログ内検索
プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。
写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s
「目指す場所があるからいつだって頑張れる!」
最新記事
(02/22)
(07/28)
(07/22)
(01/01)
(12/30)
(12/15)
(10/10)
(10/08)
カテゴリー
最新CM
[03/29 鈍行翼]
[03/29 北海道鉄道観光資源研究会 永山]
[07/14 鈍行翼]
[07/13 Mori]
[09/17 鈍行翼]
[09/13 神山卓也(リンク先は「美唄鉄道旧東明駅訪問記」)]
[10/15 鈍行翼]
[10/07 チョッパ]
アーカイブ
アクセス解析
フリーエリア
最新トラックバック