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北海道の鉄道とか写真の話題など、、、日々の徒然を独り言のように細々と発信してみるブログ。小説作品執筆中。
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10月5日、6日の2日間を通して運行された団体臨時列車「ありがとう711系号」を撮影してきました。

この列車は来年春の711系電車完全引退に先駆けて残された復刻色S-110編成のラストランを行うという旭川支社の粋なはからいで実現した企画です。




711系S-110編成の最後の晴れ姿を記録することと、今シーズン集中的に取り組んできた赤い電車の様々な表情をイメージできるシーンを記録し尽くすことの締めくくりとしてプチ遠征を敢行しました。

今回は特別企画列車を記録するのはもちろん、岩見沢以北の区間で細々と運行されている普段着の711系列車の姿をどうしても撮っておきたかったのが一番の動機でした。

なので特別列車ならではの運行区間である小樽、室蘭、学園都市線入線はどれも断腸の思いでスルーすることに決めて、これまで撮影が叶った場所のシーンに対して未だ撮ることの出来ていない秋の風情を感じさせるシーンを収めることに専念しました。

結果は微妙なチョンボもありましたが全く取り返しの付かない大惨事という程のものではなく、うまくリカバリーできる範囲のものでした、、(-_-;)

特別列車はいつものごとく微妙なプレッシャーに心が揺らいだ結果を反映したものでしたが、それでも完全な失敗だけは避けられたことがここ数年間で学んだ経験のお陰だったのでしょうか。

その一方で普段着の赤い電車の方は予想していなかった収穫もあり十分納得できる成果を残せました。

本当は無理をせず足が届く範囲の近場で済ませるつもりでいましたが、先月の峰延撮影までに撮ったシーンを並べてみると秋の風情を感じさせる光景が足りない様子でどうしても中途半端な印象が拭えませんでした。

撮り続けていくうちに薄々予感はしていましたが、やはり10月の特別列車運行が天下分け目の関ヶ原となりました。(はあ?)

これまでほとんど完璧に近いくらいに撮り進めてきた一連の記録集が、この日の一枚の出来しだいで完成するか、さもなければ完全にバランスを欠いた永久に中途半端なままのお蔵入り記録集で終了するかの瀬戸際まで追い込まれていました。

もうほとんど馬鹿としか言いようのないくらいに思い悩み続けたあげくに前日はほとんど熟睡できないままハイパー早起きし禁断の移送手段を一部用いて決戦の場へ馳せ参じました。

その結果はすでにお話したとおりですが、いずれきちんと仕上げたうえで公開できたらと思っています。



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苗穂工場一般公開レポートも工場内で見られるSL関係をまとめて最後にしたいと思います。

御存知の通り苗穂工場の一般公開といえば至宝C62-3号機の構内模擬運転です。数年ぶりの公開で久しぶりにその姿を拝見出来ました。




 
もと学園都市線用キハ40-333を客車代わりに従えてさらに後ろの入換用DE10に押されて工場内を行き来しています。

全く火の入っていない模擬運転とはいえさすがに日本最大級の急行用旅客蒸気機関車の走行は迫力が違います。






停車中に各部をつぶさに観察します。

日本最大の貨物用蒸気機関車のボイラーを使用して設計されているだけあってキャブの位置が高く感じられます。数年ぶりの一般公開ということで状態が悪くなっていないか懸念していましたが、見たところしっかりと整備されてとても綺麗な状態でした。

かつて保存運転されていたころニセコ駅で停車中の姿を眺めていた光景を思い出します。



 
大人の背丈ほどもある1,750mmの大動輪が三つ並んでいます。

メインロッド類も極端に錆びていたりペンキで塗りつぶされているようなこともなく良い雰囲気を残しています。この大動輪が二組も連なって山線を闊歩していた光景は当時を知らないぼくには想像がつきません。






今でも内に秘めた輝きを湛えているご尊顔を撮影したところでカメラのバッテリーがちょうど良く切れてしまいました。

黒く光るその端整で凛々しい顔立ちを見つめていると、この機関車は再びお客を満載した客車編成を牽いて走り出したいという無言の心情が直に伝わってくるようでした。

もしも自分が生きている間にC62-3号機が復活を果たして再び煙を上げる時が来たなら今度は真剣にその姿を追いかけてみたいと思いました。






苗穂工場にはC62-3号機の他に蒸気機関車が二両?存在しています。

苗穂工場で製造されたD51-237号機とそのミニチュアレプリカのD51-239です。ミニチュアと言っても本物の石炭を燃やして走る正真正銘の蒸気機関車です。






青い14系客車編成を牽いて短い線路上を行ったり来たりしていました。

短い区間とはいえ乗客を載せた客車を煙と蒸気を吐きながけん引する姿からはSLならではの臨場感が十分に感取れました 。特に小さな来場者たちには大好評だったようです。
 
 
 
 
今日は午前中に来場して一通り見学したあとすぐに帰る予定でしたが、各所で行われる熱のこもった実演作業の数々をじっくり見学できたり、工場内の見どころをくまなく巡っているうちに時間があっという間に過ぎてしまい気が付くと終了に近い時間まで滞在していました。

訪れる前は昨今の複雑な社内事情からあまり良い雰囲気は期待していませんでしたが、いざ実際に来てみると親子連れからシニア層まで一般の来場者の姿が多くとても活気に満ちたイベントでした。

難しい情勢の中でも一般の人たちが鉄道の現場に触れることの出来る一年に一度の貴重な機会が継続してほしいなと思いました。

今日は途中に雨が降って足止めされたりもしましたが概ね秋晴れの気持ちの良い天気のなかイベントを楽しむことが出来ました。

4回に分けてお伝えした苗工レポートもここで終了となります。

最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m






午後から機関車検修場を再び訪れ入場中の赤熊さんをつぶさに観察するなどして時間を過ごしていました。

すると場内に次の実演イベントが開かれる旨のアナウンスが流れて、それはどうやらこの場所で行われるとのことでした。





整備上の天井の両端にまたがった巨大なクレーン装置2台が前後して轟音を立てながら奥から近づいてきました。

今眼の前で見ている赤熊さんトップナンバーのDF200-1号機をこれからクレーンで車体を吊り上げるようです。周囲に規制線が貼られるとギャラリーが沢山詰めかけてきました。






後ろのギャラリー特に背の低い子どもたちを遮らないように低い姿勢でしゃがみながら見ていましたが下から見上げるととますます迫力があります。

天井の巨大なクレーンが赤熊さんの前後に配置されると、その下に吊り下げられたアタッチメントを作業員の方々が息のあった連携で手際よく手繰り寄せていきます。

見守る小さなギャラリーたちは夢中で作業の進展を追いかけていました。




 

赤熊さんの車体側面下4か所に空いた穴にクレーンのアタッチメントから伸びたロープの先の爪を順番に差し込んでいきます。

現場監督さんがそれぞれの爪がロックしたことを確認して廻ります。





前後のアタッチメントが揃い爪がロックした赤熊さんの車体が軽く持ち上げられました。

緩みなどの異常が無いことが確認されると今度は一気に車体が持ち上がり地面の線路に置かれたままの台車から分離しました。宙に浮いた赤熊さんの姿に歓声が湧きカメラのシャッター音が鳴り響いていました。





しばらく空中で静止していたという間もなく急激に平行移動を始め元の位置から離れて行きました。

さらに間を置かずに移動を開始すると整備場奥の方へ向かってそのまま後退し始めました。






この間の作業がとても素早いものでした。

予想以上のスピードで遠ざかる赤熊さん車体をカメラで追いかける間もありませんでした。呆気にとられているとすぐに目の前の規制線が解かれ一人のオジサンが猛然とダッシュして追いかけていく姿が見えました。少し遅れてギャラリーの集団も移動し始め自分もその流れについて行きました。





今度は先程とは反対の手順で赤熊さんの車体をゆっくりと仮台の上に降ろしていきます。

慎重に下降と停止を繰り返しながら無事仮台に接地したことを確認するとクレーンに吊るされたアタッチメントが外されていきました。まもなく実演の終了がアナウンスされるとギャラリーから惜しみない拍手が送られました。




車体と分離された状態でピット上に残されたDF200-1号機の台車です。

この後、別々の整備上に送られエンジンやモーターなど主要な機器すべてを分解整備した上で組み立て直されます。数カ月後には検査が終了し本線上で再び貨物列車の先頭に立つ姿が見られるでしょう。(つづきは後半で)




  




 
前回の記事に引き続いて苗工一般公開の様子です。付近を歩いているとトラバーサーによる移動実演が始まるというアナウンスが聞こえたので見学して見ることにしました。実演が始まり左の棟から出てきたのは車両移動用特殊車両のアントです。ちなみにアント一台新築の家一軒分の値段だそうです(汗)





奥に見える屋根付き橋のような構造物がトラバーサーと呼ばれる装置です。工場内で車両を異なる線路へ移動する際に複雑な前後切り替えを繰り返さなくても済むよう、車両を載せた橋桁ごと平行移動して転線出来る鉄道の工場を代表する装置の一つです。中央の銘板に国鉄浜松工場昭和44年製とあります。先ほど登場したアントがタイヤモードでトラバーサーのある線路まで移動していきます。



 
トラバーサーの前まで来るとタイヤを引っ込めて90度ずらして取り付けられた車輪を使いそのまま対岸の整備棟までレール上を移動します。

もうネタバレですが、対岸の棟のシャッターが開くと元学園都市線用PDCが姿を表しました。







PDCをアントに連結するとそのままトラバーサー内に引き込みこちら側の岸に出たところで一旦アントを切り離します。

アントが再びタイヤモードで移動を始めると車両を載せたトラバーサーも移動を始め思ったよりも素早くこちらに向かって接近し目の前で停止しました。

ゆっくり移動してきたアントが到着すると再び車輪で線路上に乗りPDCを連結しました。ここまでリズミカルな笛の合図によるとても素早い連携作業でした。




 
そのままアントに引かれたPDCは最初に開いた整備棟の中へ吸い込まれていきました。PDCの姿が整備棟内に完全に取り込まれシャッターが閉じたとところで実演終了。拍手の解散となりギャラリーはそれぞれの向かう先へ去って行きました。

実演終了後もしばらく留まり辺りを観察してから次の場所へ向かいました。(後半に続きます)
 
  





今日は苗穂工場の一般公開日でした。

当初は足を運ばないつもりでいましたが気分転換と運動を兼ねて出かけることにしました。

ここ数年の間に相次いだ不祥事の影響で一年に一度の公開が中止されていましたが久しぶりに再開されたかっこうです。




以前は苗穂駅ホームから直通する業務用通路から出入りできて便利でしたが、近年は駅から遠く離れた裏手にある工場正門からのみ入場できます。

札幌よりのおなじみの歩道橋を渡って工場正門を目指します。

ちょうど入換DEに牽かれたC62-3体験列車がやってきました。


 
歩いて正門まで辿り着き受付でパンフをもらうと早速構内を見学です。

工場詰所前の広場では展示コーナーやフリマなどイベントスペースとなっており、そのすぐ後ろの引込線に例年通り休憩スペース用の車両が留置されています。今年はダイヤ改正後に運用を離脱した711系S-102編成でした。

方向幕類が撤去されていることから、どうやら廃車前提の留置のようです。




 
広場を挟んで反対側の外れからトレイン・オン・トレインの模擬列車に目を向けると、その横の側線にS-101編成も留置されていました。

こちらも方向幕類が撤去されていることから同じように廃車前提の留置と思われます。非冷房の3ドア車や復刻編成よりも先に冷房改造車が廃車候補になっていることが意外でした。


 

工場内の奥へ向かって 散策を開始すると、まずはJR貨物と共用となっている機関車検修棟へ向かいました。

安全政策の影響で廃止に揺れるSL列車の牽引機の一台C11-171号が検査中でした。こちらはかろうじて存続する湿原号用として残るようです。






続いて訪れた整備棟の中にキハ282-2001が仮台車を履いた状態で留置されていました。

ちなみにこの車両は苗穂工場で試験的にノックダウン製造された珍しい車両です。普段は中間に隠れた平面顔の回送運転台が見られるのも一般公開ならではです。






広い工場構内を正門から端まで抜けると隣接する苗穂運転所の構内が見渡せる場所へ出ます。ここも普段は見られないアングルから車両を観察出来ますが、苗穂運転所といえば札沼線用をはじめ一般形気動車の根城として長年君臨してきましたが、今では特急形キハ183系の総本山に様変わりしています。今回は撮ってきた枚数が多いので複数回に分けて紹介したいと思います。(つづく)






 
前回の記事までの場所から農道2~3本分峰延よりのあぜ道へ移動しました。

続いてやってきたのは再び721系の下り普通列車ですが、やはり被写体としてのインパクトは若干弱まりますね。





一時間ほど休憩を挟んで再び同じポジションから本命の列車を待っていると予期せぬ列車が通過していきました。一見するとオホーツク編成ですがヘッドマークは臨時で時刻表にはない時間帯を札幌方面へ向かって行きました。グリーン車無し両端スラントのオホーツクを見かけていましたが、何らかの要因で車両繰りに影響が出ていたのかもしれません。




レンズを交換し構図を整え直して本命の赤電を捉えました。

山と田んぼの風景を走る赤電という何の捻りもない極めて単純な構図ですが、自分的には本日一番のお気にい入りの一枚です。




夕方の帰り際、再び場所を移動し今度は田んぼから離れた場所で撮影しました。

電車に混じってキハ40系の普通列車が頻繁に運転されていますが、電車に比べ効率の悪い気動車の方が置き換えられずに残るところが謎です。





本当の帰路につく間際、峰延駅の手前で旭山動物園号をキャッチしました。

休日限定の観光特急ですがニューバージョンになってから駅撮り以外で撮ったのはこれが初めてです。





夕暮れ時の撮影可能時間ギリギリに通過する下り普通列車の後ろ姿を見送って今日の撮影は終了となりました。最後のシメも田んぼと赤い電車の組み合わせでした。列車が来る直前になってカメラのバッテリー表示が残り一本になり焦りましたが無事に最後のシーンを収めることが出来ました。






先月末のダイヤ改正から約半月たって再びカメラを手にして出かけましたが、今回は送迎付きということで体力的にだいぶ楽をさせてもらいました。

午後から夕方の間に効率的に撮影出来たおかげで今回の撮影だけでこの場所におけるイメージしていたカットのほぼ全てを撮ることができました。

本当なら数回に分けてじっくりとこの場所の雰囲気を味わいながら構図を練って撮影に臨みたかったのですが、そうするには時間的にも体力的にも余裕が無い身なのでいつもながらの早廻り行程でした。

それでも事前にゴーグル地球儀などを参照しながらよくイメージを練っておいたおかげか、現地についてアングルを決める時もスムーズに構図が決まりいざ本番の際も慌てることなく落ち着いてシャッターを切ることが出来ました。

主題の赤い電車こと711系については前回のダイヤ改正による減便前までに撮ることが出来ていなかったシーンを念頭に撮影しました。

今シーズンに入ってから積極的に撮り進めていた711系の個人的記録収集もようやく佳境を迎えつつあります。



PS)
本音を言えば今回の撮影した峰延界隈の田園地帯だけでも四季を通して複数回訪れて、そのたびに現地の様子をつぶさに観察しイメージを深めた上で構図を練り、それだけの時間と手間をかけなければ出会うことの出来ない瞬間をカメラに収めたいという欲求もありました。しかし、そういった被写体やテーマに対してガチで向き合い続けるスタンスはにわかの範疇を越えたもので、もしそれをしたいなら本当にその道を志さなければ実現できないものだと思います。所詮にわかの身ですが、それでもライフワークとしてカメラを手にし主に鉄道風景をテーマに記録撮影する者として可能な範囲でベストを尽くすようにしています。撮影に臨むスタンスは浅いですが、その場で出会った光景に対して常に明確であり情緒的であるカットを一枚づつ丁寧に切り撮っていくことがモットーです。愛着ある赤電のラストシーズンがおそらく自分にとっての記録撮影行における最後のメインテーマになるかもしれません。この先に好きな鉄道にカメラを向けることを一切しなくなるというわけではありませんが、今後の自分の行く先の方向性を考えて意識と行動の主軸を自身で選択した創作活動の道へ徐々に移行していこうと思っています。
 
 

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プロフィール
HN:
鈍行翼
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1982/05/07
職業:
エア作家/にわか写真家
趣味:
鉄道と写真ともろもろ・・・
自己紹介:
バセドウ病罹患者(勝手に寛解中)。

発病から10年以上経ちましたがようやく沈静化へ向かいつつある今日この頃。同時に人生の在り方を模索し続け小説という創作物に結晶化することを日々の生業とする。写真撮影は豊かな創造性とニュアンスの源泉です。

写真撮影の友:PENTAX K10Dと愉快なオールドレンズたち。
コンパクトはRICOH GX-8、R10、ケータイカメラCA006
フィルムカメラはPENTAX SPF、RICOH R1s、GR1s

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